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有馬記念をタブレット競馬新聞で見ると

今年記録した指数ではイクイノックスとタイトルホルダーの2強の様相。次点はジェラルディーナ、ヴェラアズール、ディープボンドの古馬勢となる。菊花賞組は斤量差と成長分で上昇可能。

前走で11月のGⅠを好走した馬は疲労が不安となるが、3枠2頭は厩舎評価(芝)が優秀な厩舎×ノーザンFしがらき帰り。成長があるかは不明も、力を出せないことはなさそうだ。

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◎9イクイノックス
○16ディープボンド
▲13タイトルホルダー
☆10ジャスティンパレス
△6ヴェラアズール

◎9イクイノックス

キャリア5戦でIDM79を記録したのは驚異的

有馬記念で重視するデータは①同年の皐月賞、菊花賞好走馬を狙え②凱旋門賞組を割り引く必要はないの2つ。前走菊花賞組が優秀とはよく言われるが皐月賞好走馬も好相性で、近10年の有馬記念において同年の皐月賞3着以内の馬は【3212】で3着内率は75%もある。また、③キタサンブラックの引退後はノーザンF系が圧倒的な成績で、18年から馬券に絡んだ12頭のうちディープボンドを除く11頭は同牧場の育成馬だった。

イクイノックスはノーザンF天栄の育成馬で、今年の皐月賞2着馬。ダービー→天皇賞・秋→有馬記念のローテは昨年のエフフォーリアと同じ。秋2走目ゆえ余力十分で大一番に臨めるのが魅力で、実にノーザンF天栄育成馬らしいレース選択といえる。東京で見せた末脚の鋭さから中山適性を疑問視されているが、「年明け初戦」「キャリア3走目」「大外枠」「初めての右回り」の4重苦があった皐月賞で器用に立ち回れていたので心配は無用。

以前グランアレグリアやクロノジェネシスを本命にした際に説明した(はずだ)が、IDM(能力指数)80ポイントは名馬の域となる。それが、イクイノックスは僅かキャリア5戦でIDM79に到達。天皇賞秋はギリギリの仕上げではなく、まだ成長ができるように映ったので、中山で指数を落とさないなら今回はIDM80以上を出せる。加えて斤量2キロのアドバンテージがあるので、不利なく運べればタイトルホルダー以外には負けないはず。

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○16ディープボンド

厩舎評価(芝)は35と低め

タフな流れに強い個性の持ち主で、これまで中山と阪神の2400m以上なら馬券圏内を外していない。宝塚記念では不得手なはずの2200m戦でIDM75を記録。阪神大賞典と天皇賞春はそこまでの指数ではないが、昨年から能力は全く衰えていない。

大外枠に入ったことで好走率は下がったものの、妙味度は増しているように思える。昨年は2キロの斤量差があったエフフォーリアから0秒1差の2着。凱旋門賞後は全国屈指の育成力を誇る大山ヒルズでリフレッシュと状態も万全だ。

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▲タイトルホルダー

着実に成長して宝塚記念でIDM82を記録

日経賞は個人的に状態イマイチとみていたが勝負根性を発揮。長距離戦での指数はアテにならないが、宝塚記念で勝っている価値は高い。繰り返すがIDM80超えは名馬の証なので、変に絡まれない限りは他馬につかまることはない。気になるのは大外枠だったとはいえ去年負けていることだけ。

以下は実績上位の、ノーザンF育成の菊花賞組☆10ジャスティンパレスと勢いに乗っている△6ヴェラアズールを押さえる。ボルドグフーシュ、ジェラルディーナは厩舎評価(芝)が高いので押さえたいところだが配当面の理由から無印評価に。


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