ビ・ハイア清水氏のブログをじっくり読もうとしたら二行目で既にイジメにしか見えなくなった件


ビハイア問題のあらましはまた改めて語るとして。(時間がない)


ヒムコさんがむちゃくちゃ精力を注いで動画の内容確認と問題提起をしてくださっており、これを「受け付けなくて確認ができないから」とかいう理由で触らずにおくのも失礼だなと思って、開いてみたんだが。

ふつうに、イジメにしか見えない箇所だらけである。

なんでこれが定期的に放映されて視聴されていたのかすらわからない。

YouTuberって、こんななのか……?
アウトドア、DIY、サバイバル系のしか見た事がないから全然知らなかったけど、バラエティ系(?)はこういうのがふつうなの?ウケちゃうの?

と、またすぐ困惑してしまった。


改めて、最初から。


まずここからという事で。リンク先を開いてみる。
リンク先は清水氏のブログである。


これが書き出しなんだが。↓

そんな親なら捨ててしまおう!というわけで日本一醜い親への手紙を応援するために追加で買った10冊が届きました。毒親に育てられた大山に親を憎む顔をしろ!と言って撮影したのがこの写真です。親に愛されてない子供時代を過ごすとどうなるかというと、いつまでも親から愛されたい愛されたいという欲求が残ります。愛されもしないけどね。そうすると何が起きるかというと愛されてもいないのに自分は親に愛されているはずだ・・・という嘘のストーリーを作り上げてそれを信じて調整をしようとします。

早くも二行目、「毒親に育てられた大山に親を憎む顔をしろ!と言って撮影したのがこの写真です」というのを読むと、人が「毒親に育てられた」という事をオモチャにして遊んでいるようにしか見えず、猛烈な違和感が生じる。
猛烈な違和感は、この文章が作り出そうとしているノリの流れを完全に凍らせて殺す。


まず。
一般常識としては。

深く個人のプライバシーに関わるような問題に関して本人から話されたりしたら、それについては「相当の必要性・正当性がない限り他言しない」もんだろう。

友人だったとしても、それをやったら信頼関係が崩れる。
自分にとってはとても深刻な問題を、当然常識的な配慮をしてくれるだろうと思って隠さずにいた相手が、自分のいないところでそれを人にべらべら喋っていたり、それをネタにして笑っていたりした事を知って(「ああそんなに嫌われてたのか」と初めて思い至り)結局その人との関係が切れるに至ったという経験を持っている人は少なくないのではないだろうか。

上司部下や師弟関係ならば尚更だ。業務連絡上の必要事項であったとしても、プライバシーには相当配慮するのが「常識」だろう。

上司部下や師弟関係で生じる権力勾配を盾に他者の尊厳を踏みにじる真似をしながら己の無神経さを正当化する事例というのは、現実には腐るほどあるわけだが、だからこそ昨今の世の中ではそれらが「パワハラ」という名を与えられて問題視されているわけである。

社内の同僚相手のみだったとしても、人前で、本人もいるところで、そんな話をばんばんする会社があると聞いたら「それ頭おかしいだろ?」とまず怪訝に思う。

それを、動画やブログで全世界に向けて発信?

自分が好きな本の宣伝のために、「親を憎む顔をしろ!」ってコミカルな表情を作らせた写真を撮って公開?


もしそこで、毒親問題に関して悩みながら「親を憎む顔をしろ!」と言われたのがわたしだったら、そこで向けられたカメラは確実に潰していただろうと思う。本人を殴らずにいられるかどうか自信はないが、器物破損までは我慢しきれない自信なら逆にある。カメラだけじゃ止まらんだろな。とりあえず家具全部ひっくり返すぐらいはするわ。



と、たった二行でもう既に、グロテスクで。



これを、人一人死ぬまで誰も止めなかったのか?




これに、モラハラうんたらと本まで出してる安冨さんが、平気で関わって行ったわけだ……。

「ガンジーとかキングとかの解釈がぶっ飛び杉」遥か遥か遥か以前の話だわな、こりゃ……。

(たぶん続く)


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