あなたにお手紙書きましょう

 これは2月に出したお手紙の続きのようなもので本人に届かなくていいからここに投函します。

 3月に横アリに行ってまず「ああやっぱり君たちと見たかったな」って思いました。思うだろうなと思ったけど案の定でした。
 色とりどりのペンライト、スタトロ、トロッコ、よくわからない装置。長い花道。どんな顔をしてここにいただろう。嬉しそうにしたのかなそれとももっと違うかな。
 わたしにはわかりません。だってわたしは終ぞ、ステージに立つ君たちを知らない。

 もうほとんどの人が門出を迎える中、こんなことを書くのは未練たらしくて情けないとわかってます。わかってる。もう来週の今頃にはあなただっていなくなるのに。
 でも、ここまできてもあんな現状を見てても、やっぱりわたしはすごく寂しいです。
 本当は門出を祝いたいのに「いなくならないで」って縋ってしまう。

 見たい景色がたくさんあった。どんな顔で笑って歌って叫ぶのか。歌って欲しい曲もたくさんあった。もう全部叶わないのにわたしは未だにどこにもこの「欲しかった」を置いていけません。本当にやだなぁ。
 
 4月になって新しい場所にいるあなたをわたしは応援できるか自信がないです。でも幸せではいて欲しい。今までよりずっと幸せでいてほしい。それだけは確かです。嘘じゃない。幸せでいてください。できれば笑った顔をどこかで見れたらなとも思う。思うけど、同じぐらいどこかで笑うあなたを見たくない気もします。

 でもこんなに未練がましくても、わたしはあなたのことが本当に大好きでした。できるなら担当と呼んでみたかったぐらいに。

 本当に大好きです。ありがとう。Jrの世界まで手を引っ張ってくれたのはあなたです。
 どうかあなたの門出が良きものでありますように。

 わたしの大好きなアイドル。安井さんへ。

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