幸せになるために「もったいない」は捨てる。
わたしは「もったいない」という感情を発見することが好き。
理由は、「もったいない」と感じるものを手放したら幸せになれると信じてるから。
わたしにとって「もったいない」という感情は、不幸にならないための選択。
私が「もったいない」と思ってなかなか一番手放せなかったものが国家資格。
「安定」のために手に入れた看護師の国家資格は、なかなか手放すのに時間がかかった。
「せっかく取った資格なのに(もったいない)」
「安定して給料がもらえるのに(もったいない)」
もしかしたら後悔するんじゃないか。
お金がなくなった時どうしよう。
「もったいない」という感情がずっとあって、
なかなか手放すことを選択できなかった。
わたしが看護師になった理由は、安定のため。
わたしは幼い頃、裕福な暮らしではなかった。
友達に家をバレたくないような暮らしだった。
それを救ってくれたのが、母の看護師の国家資格だった。
10年のブランクがありながら看護師として復帰した母は、一人で兄と私を安定に導いてくれた。
母の姿を見て、「安定が欲しい」「安定があれば一生食べていける」と強く思うようになった。
でも、今は国家資格は手放した。
(実際にはあるけど、もう復帰しないと決めたという意味)
私にとって看護師の国家資格は、
未来への不安を解消するための手段でしかなかった。
「いざという時に働ける」
「比較的安定している」
「高齢化がすすみ、これからの時代も仕事はあるだろう」
この私の考えは、もったいない精神から来ていて、マイナスをゼロにするための手段だった。
「幸せになるため」ではなく、
「不幸にならないため」の選択だった。
幸せになる。
不幸にならない。
この2つは似ているように見えて全く違う。
未来への希望を大きくしようと考える「幸せになる」に対して、
未来への失望をできるだけ小さくしようと考える「不幸にならない」。
不幸にならないための選択を続けていても、不幸にはならないけど
決して、幸せに近づいているわけではない。
そう思えるようになった。
だから、
看護師という私の中での安定を手放して
看護師のときより不安定で
時給に換算するとめっちゃ安いけど
いまとっても幸せ。
不幸にならないためではなく、
自分の幸せのために自分で選択した道を歩いているから、迷いがない。
不安はある。怖さもある。
でも、安定のためにやりたくないことを選択するより
不安定でもやりたいことを選択するほうがしっかりと歩ける。
手放すのを怖くさせる
「もったいない」という感情。
でも、この「もったいない」を手放すことの意味を知ったから
これからも「もったいない」をどんどん手放していきたい。
涼 🌱.*
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