Chapter2 旅が私にくれたもの
Chapter1 自己紹介より、私がカナダ留学をきっかけに世界を旅するようになったことを書きました。
旅は、大学でくすぶっていた私に一歩前に踏み出す勇気をくれました。新しい居場所をくれました。
当初の私は旅というよりも旅行が好きでした。
教科書やガイドブックに載っている有名なところを見れたら満足。旅の行程はギチギチに詰め込み、行くことだけで十分だと思っていました。
でも、あるとき私は海外に行って何を学んだんだろう…という疑問を持ちました。
旅行先での現地人との交流は、ショッピングの時に会計で言葉を交わすか、街中の勧誘で声をかけられるかくらいしかありません。
こちらからその国について知る努力をしていないなぁと思ってしまいました。
そのきっかけとなったのが、大学の友人と2人で行ったセブ島旅行です。
ジンベイザメと一緒に泳ぐツアーに参加したかったのですが、どうも日本の旅行会社で申し込むと、自力で行くよりも3倍近い値段がかかることが分かりました。
そこで、私たちは高速バスを使って現地の方も乗る一般的な高速バスで目的地オスロブまで向かうことにしました。
道中、急にバスが止まり物売りの人が乗ってきて果物などを買わないかと勧めてきます。セブ島では日常茶飯事のようで、皆平然としていました。こんなこと日本のツアーでは絶対に経験できません。
私たちがいかに表面的に海外の国を見ていたのか、そのとき初めて気づき恥ずかしくなりまし
た。
セブ島の話は一例でしかありませんが、私はこの頃から旅行ではなく旅がしたい!と思いました。現地の人がどんな生活を送っているのかとても興味が湧きました。
国が違えば文化も違うし分かり合えないことばかりなんだろうな…偏見ばかりだった私は、旅を通じて現地人の生活を観察することで、みんな同じ人間なんだ、国籍も宗教も関係ないないんだよ、ということを学びました。
こんな当たり前で簡単なこと、わかってて当然じゃないか。そう思う人もいるかもしれません。でも私は旅がなければ知ることができなかったんです。
私の中で旅というのは学びの一手段であり、目的ではありません。
ただ、旅は私たちに必ず学びを与えてくれるものだと信じています。
以上の想いから、
私はこれから社会に出て行く学生に、学びの場を提供するため「自分だけの旅」をプレゼントすることにしました!
つきましては、私のように未来のありすぎる学生を応援したい!という方々へ。
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