見出し画像

【ピーマンってなに?】アラサー(ほぼ)ニートの国際交流

オーストラリア人の友達がいます。名前はRくん。
彼は日本に興味津々で、オーストラリアで日本語を勉強しています。


初めてビデオ通話をしたとき、Rくんが昼食作りを始めて、野菜の話になりました。

R:I'm washing the vegetables now. You doesn't like vegetables, right?
  You always eat chocolate.
Me:No way, I like vegetables. Especially summer vegetables. Tomatoes,
   cucumbers, eggplants, ピーマン… hmm? Do you know ピーマン?
R:I don't know. I've never heard it.
Me:Maybe Professor Google knows. Wait, I'll ask.
R:Professor Google knows everything.
Me:well, green pepper.
R:Green pepper ?
Me:Its form looks like paprika and is green in color. Paprika is red or yellow,
    but this is green.
R:I guess you talk about capsicum.
Me:Eh?

R:今野菜を洗っているよ。野菜嫌いでしょ?いつもチョコレートを
  食べている
私:いやいやいや、野菜好きだよ、特に夏野菜。トマトとかキュウリとかナ
  スとかピーマンとか…、ん?ピーマン?ピーマンって知ってる?
R:知らない。聞いたことがないよ
私:たぶんGoogle教授は知ってる、待ってね、聞いてみる
R:Google教授はなんでも知っているね
私:ええと、グリーンペッパー
R:グリーンペッパー?
私:パプリカみたいな形で、色は緑。パプリカは赤とか黄色だけど、これは
  緑。
R:Capsicumのことかな?
私:え?



Capsicumってなんぞ?



Google教授が見せてくれた写真を見てびっくり!

ピーマンだ!

でも、 capsicum はピーマンではないらしい。
大きさは日本のピーマンの3~4倍!大きい。

味も、日本のものより甘くてジューシーなんだとか。
ほほう、苦くないのかな。食べてみたい。

よくよく調べてみると、どうやら日本でいうパプリカのことをcapsicumと呼んでいるみたい。

ニュージーランドやオーストラリアで使われている呼び方で、本来の意味は「トウガラシ属」。

ピーマンもパプリカもナス科トウガラシ属の野菜で、要するに属名で呼んでいるらしい。

ピーマンやパプリカがナスの仲間とは。人も野菜も見かけによらない。


Google教授にピーマンを翻訳してくださいとお願いしたら、green pepper と回答をもらったけど、bell pepper という呼び方もあるとのこと。

今まで気にも留めてなかったピーマンだけど、呼び方一つとってもこんなにいろいろあるなんて。

じゃあ、日本語のピーマンはどこから来たのかしら。気になる。

日本は昔オランダと仲良しだったから、オランダ語かな。
なんて検討をつけていたけど、残念、違いました。

Wikipedia先生が教えてくれたことには、日本のピーマンの語源はフランス語の piment (ピメン) あるいはスペイン語の pimiento (ピメント)。

ほほう!フランス語またはスペイン語とな!これはおしゃれな感じがしますね。今度から鼻高々にピーマンの語源ってさぁ~と話そうそうしよう。


興味深げにピーマンについて調べていたら、Rくんが遠慮がちに衝撃的なことを教えてくれました。

R:By the way, do you know the meaning of 'pee man' ?
Me:Yes?
R:It's about toilet.
Me:What's!?
R:Please search.


「ピーマン」の発音は「pee man」に聞こえてしまう。

意味は「おしっこをする男」。

なんてこった。気をつけよう。