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とっておきの感謝を込めて


退職を決めてから、あっという間でした

2月20日に退職することを決めてから、ものすごいスピードで時間が過ぎ、まもなく3/29が最終出社日です。
この1か月は本当にあっという間で、直接会えてない方もいるし、そもそも自分は、自分の言葉で話すのが苦手なので、今の自分の気持ちの忘備録としても、文字に残せたらと思いまして、退職エントリ的なものを書くことにしました。
この文章を通じて、感謝を、少しでも伝えられたらと思っています。

と、まじめな文章を書いてしまいましたが、せっかくなので(?)、辛かった記憶と、嬉しかったこと、Best3を書いたので、まずは、あぁそんなこともあったなぁ、と一緒に楽しんでいただけたらと思います。

辛かった記憶Best3

  1. 入社初日2014/4/1にクレームの電話で泣いたこと。
    今でもお客様の名前覚えているけど、まっとうなクレームで、話しているうちに涙が出てきて、最後はなぜか応援されて大泣き。当時のコールセンター長もタジタジ、誰もがそんな私が10年働き続けられると予想しなかったと思う。
    ちなみに、その後に自分の商品のクレームを自分で受けなくちゃいけない時の方が辛いということをこの時はまだ知らなかった…。

  2. 社員の1人がフロアで倒れ(その日のうち亡くなっ)たこと
    これも忘れられない出来事です。
    その後、何もわからない中での業務引継も相当辛く、そればかり考える状況じゃなかったことで心を痛めつけすぎることなく時間が過ぎたけれど、ライフセービングを経験していたのに何もできなかった自分をかなり恥じ、悔いました。
    皆さんに覚えておいていただきたいのは、人が倒れたら多くの人と協力し、AEDをすぐ探すこと。これはAED不要なのでは?と考える前に、AEDを探して欲しい(本当に必要なかったら作動しないから)し、日常的に会社や自分の家の周りのどこにAEDがあるか、知っておいてほしいです!

  3. 3年分くらいの書類を徹夜で…
    なんかこれはほぼ記憶がなくなったけれども、軽井沢のバス事故が起こったとき、まだ法整備が緩く、書類をしっかり保存できていなくて、家に帰ることを一旦忘れて、Kさんと2人でほぼ無言で作業しましたね…。
    その2日後くらいに、想定通り監査が来たけど何事もなく終わり、会社を守れた…と感極まった(気がする)。

辛かったBest3というより、覚えている範囲で印象的なつらかったこと、ですかね・・。次はうれしかったこと!

嬉しかったことBest3

  1. コロナ禍に取引先に感謝されたこと
    コロナ禍でいきなり始まったキャンペーンの時に、事業者の皆さんがすぐに協力体制になってくれたことがとても感慨深かったです。
    そして、コロナ禍でお客様が少ない時期で一緒に頑張ろうという時期だったし、自分自身がコロナで一時的に業務を離れていたからというのもあると思うのですが、感謝されることがとてもうれしかったです。
    (まるで小学生の作文のような稚拙な感想ですみません。。)
    コロナ禍は思うように旅行の仕事もできず辛かったはずなのに、嬉しいことのほうにランクインしてるなんて我ながら感慨深い。。。

  2. 友達が自分の作った商品に参加したこと
    入社したころ、自分の友達や周りの人に、胸を張って薦められるサービスにできたらいいな~と思い、獅子奮迅してきたので、自分で薦めたわけでもなく、さらっと自分の中学のときの男友達が参加しているのを見つけたときは、とてもうれしかったです。
    その後も、親、親友、同期の元社員など、これは私から参加しない?と薦めたのもあるけど、身近な人が参加してくれる回数が増えて、とてもうれしかったです。

  3. 私の商品が好きと言ってもらえること
    一緒に働いているメンバーや、昔在籍していたメンバー、お取引先、お客様から、私の作った商品が好きと言われたり、私の作った商品を当ててもらえるのが本当に嬉しかった。
    こだわった商品が売れたり、特定のお客様を思い浮かべ絶対申し込むと思った人が申し込んだりするのも嬉しかった。
    とてもとても励みになっていました。
    私の商品を好きと言ってくれて、販売してくれて、参加してくれて、関わってくれた、すべての方に心から感謝です。

感謝したいことがありすぎる

ここまで書いて、感謝という言葉ばかり出てきて、私ってどれだけ恵まれてたんだろうと改めて気づかされます。
2024年に入るまで、会社を辞めたいと考えたことがほとんどなく、勝手に、会社=自分くらいの気持ちで、取引先や友達にも会社のことを話していたし、疲れるなぁしんどいなぁと思うことは数えきれないほどあったけど、
会社のことを嫌いになったことは本当に一度もありません。

上司やメンバー、取引先にも恵まれ、10年間下を向くことなく歩んでこれたことを、すべての人に感謝したいです。こんなにも女性の多い小さな会社で、会社の人間関係に悩まず、コロナ禍でも仕事にまい進できるって、本当に奇跡です。私に「下を向かせない」環境を作ってくださった、すべての方に感謝です。

そしてたくさん下駄をはかせてもらってきたなぁというのにも感謝。
裁量が大きいという理由で新卒で入社し、やりたいことはほとんどと言っていいほど、やらせていただきました。正直自分では経験不足な案件もあったと思うし、能天気で無責任な発言や、非常識な新卒の生意気発言、この小娘が!と怒りたくなる言い回しも、多々あったと思います。
(本当にすみません。)
私自身気づかないところでフォローしてもらったことも、一度や二度ではなく、あるのではないかと想像しています。
そんな中でも、信じてくれて、任せてくれて、一緒にくたくたになるまで働いてくれて、困ったら助けてくれる、そんな素晴らしい仲間に恵まれた環境に10年もいさせてもらったことを、心の底から感謝しています。

これからのこと

文章長くなってしまいました、すみません。あと少しだけ。
自分は「地域課題の解決」に興味があり、特に地域周遊に対して課題感を持ち続けています。
鎌倉の鶴岡八幡宮の隣の小学校に通っていて、鶴岡八幡宮だけを見て鎌倉に来た、といって帰っていく人を見て、鎌倉にはもっとほかにもいいところがあるのに、と思っていたことが、原体験です。
10年間を経て、さらに、地域の魅力発掘や、地域の魅力を後世へ残していくことへの思いは強くなりました。
将来的には、自分の育ってきた地域に腰を下ろし、地域課題に対し、多くの引き出しをもって解決できる人間になりたいと思っています。
そのための引き出しを増やすために、自分のまだ知らない経験を積んでいくために、今回新たな道を進みたいというわがままを受け入れてくれた会社に、会社のメンバーに、本当に感謝しています。

この1年間は、日常生活で「ここいいな!」と思う観光地を見つけては、いやいや今は違う…集中集中…と思って歯を食いしばったりした場面もあったので、また仕事を通じて地域に向き合えることは、素直にうれしいです。

でももう、仕事が好き、地元が好き、とか言ってチヤホヤされる年齢は、とっくに過ぎてしまったと思っていますし、地域に向き合うって本当に難しいことだと思っているので、これからも歯を食いしばりながら、様々なことに立ち向かっていきたいと思います。

最後に

今回退職するにあたり、途中で抜けることになってしまった案件や、仕事を引継ぎさせていただいた方、そもそも会社の人数が少なくなって新たな負荷をかけることになってしまった方、本当にすみません。
そして嫌な顔せず送り出してくださることに感謝しきれません。
かつて退職後も私のことを心配し、助けてくれた、先輩方のように、
私も、微力すぎますが、これからも皆さんの力になれることがもしあれば、力になれたらと思っています。
そして、会社のさらなる繁栄と、皆さんのさらなる活躍と健康を、切に願っています。本当にありがとうございました。


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