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2024年度最低賃金改定は過去最大!?いつから変更?

2024年度最低賃金改定に関する情報が注目されていますが、変更はいったいいつからなのか?企業として準備しておくべきことは?

本記事では、最低賃金改定の背景や具体的な変更内容について詳しく解説します。

2024年度は10月より全国一律「50円」UP!

令和6年7月25日(木)第69回中央最低賃金審議会で、地域別最低賃金額改定の目安について答申が取りまとめられました。

最低賃金引き上げ額の目安は、都道府県の経済実態に応じて分けられたABCDの4ランクの地域ごとに分かれますが、2024年度はすべてのランクで一律50円の引き上げ金額で昨年度の43円から50年へと過去最高金額を更新中です。全国平均時給は1,054円となる予定です。

2024年10月改定の全国都道府県金額一覧(予想)

都道府県答申の目安額一覧
北海道1010円
青森県948円
岩手県943円
宮城県973円
秋田県947円
山形県950円
福島県950円
茨城県1003円
栃木県1004円
群馬県985円
埼玉県1078円
千葉県1076円
東京都1163円
神奈川県1162円
新潟県981円
富山県998円
石川県983円
福井県981円
山梨県988円
長野県998円
岐阜県1000円
静岡県1034円
愛知県1077円
三重県1023円
滋賀県1017円
京都府1058円
大阪府1114円
兵庫県1051円
奈良県986円
和歌山県979円
鳥取県950円
島根県954円
岡山県982円
広島県1020円
山口県978円
徳島県946円
香川県968円
愛媛県947円
高知県947円
福岡県991円
佐賀県950円
長崎県948円
熊本県948円
大分県949円
宮崎県947円
鹿児島県947円
沖縄県946円

10月賃金改定のために企業が準備すべきこと

①従業員の賃金額確認・見直し

現状、最低賃金を基準に時給設定している企業は、2024年10月以降に最低賃金を下回らないよう、「試用期間中の条件」も含めて最低賃金を下回らない時給の設定を変更しましょう。


②求人票・求人掲載ページの変更

よくあるのがハローワークを含めた求人票の変更や求人掲載ページの変更がされてないケースがあります。採用担当者は必ず10月までに求人票及び、求人掲載ページを変更する準備をしておきましょう。

まとめ

最低賃金の最終確定は毎年8月~9月頃各都道府県ごとに発表されるため、企業の採用担当者は都道府県労働局や都道府県労働組合のプレスリリースをチェックしましょう。
場合によっては、毎年賃金が物価に伴い上昇している背景も含めて、事業所全体の賃金を見直すがあるかもしれません。

また、働き手としても自分のキャリアアップやワークライフバランスなどを見直すきっかけになるため、情報収集しておくことをおすすめします。


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