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p80:『きゅうりと桃の甘酒のスープ』
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Spin Out Works
from
『ささたくやサラダの本』
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本誌に掲載しきれず、我が制作ノートに眠っていた、キューブたちの紹介です。
『サラダの本』を片手に、ご堪能ください。
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p80:『きゅうりと桃の甘酒のスープ』
【キューブのイメージ】
* 2016年のオリジナル原稿に、現在の感覚も加味して、加筆しています。
甘酒に昆布だしを加えたことで、さらさらとしたお汁。甘酒の甘さに、昆布のやさしい出汁がグラデーションを重ね深みをつける。これだけで、キューブを完成させる素養(満足感)が生まれた。「出汁=満足度」である。塩麹をほんの少し入れることで、少しだけ濃度を上げる。
ここで、、密度とは別の階層で、キューブに旋律を入れてみよう。キュウリ、ショウガ、桃を、サイの目に切る。軽快なリズムのサイズをイメージして。キュウリの「塩味」、ショウガの「辛み」、桃の「甘さ」で異なる響きのリズム。甘酒のほのかな空間に、食感のリズムが踊り出したであろうか。ひとすすりごとの、脳への刺激が心地よい。
感謝!