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DEAR Dear BEATLES


2023年 3月12日
Dear  BEATLES 2023


⚠️ライブレポもどきのオタクの感想


 東京会場の昭和女子大学人見記念講堂での公演に参加しました。
 自分はTHE ALFEEのファンであり坂崎幸之助さんのラジオ番組のリスナーであり、Dear Beatlesの存在も坂崎さんのラジオから知りました。
 去年の六月にALFEEのファンになり坂崎さんのラジオ番組を聴き始め、それ以前はThe BeatlesにもDear Beatlesの参加メンバーにもほとんど触れてこなかったので坂崎さんのラジオで言われたことを参考に予習としてアルバム『Beatles For Sale』や『Revolver』等を聴きこんで臨みました。


 

 楽しかった~!!!
 セトリは探せばあると思うので二か月半経った今でも特に印象に残っているものにのみ言及します。
 (THE ALFEEでアコースティックギターを弾いている)坂崎さんがエレクトリックギターを弾くって本当~!? という気持ちが大きい状態で会場に向かって開幕からかっこいいおじさんたち(本人たちが言うので敬意をもっておじさんと言う)を見て心臓止まっちゃったな……。一曲目からブチ飛ばしていて『A Hard Day’s Night』で始まった。この曲は予習するまでもなく知っていた(某日本テレビの番組で使われている)くらい有名で聞き馴染みがある曲なので開幕に相応しく気分を上げに来られたように感じた。開幕テンション爆上がりです。自分のようにあまりBeatlesに詳しくない参加者もいるだろうという考えがあってのセトリだろうな~と思った。
 密かに聴きたいと思っていた『Taxman』が聴けて良かった。たぶん最初に予習として坂崎さんのラジオK’s TRANSMISSIONで流された曲なのでまあ聴けるだろうとは思っていたけど目の前で演奏されるとやはり衝撃が大きかった。曲自体はかなり平坦な構成なんだろうけどとても好きなのでテンションが上がる曲です。ありがとう。


 めちゃめちゃびっくりしたんですけど伊豆田洋之さんめちゃめちゃ声が美しい人ですね!?!?!?! 冒頭に書いた通り自分は出演者の皆さんに関してほとんど知識がなかったので、申し訳ないことにほとんどの人の声を知りませんでした。でも伊豆田さんが歌い始めた瞬間に物凄い衝撃を感じた。高音がものすごく綺麗で良い声だと感じた。休憩前の『Let It Be』では本当に伊豆田さんしか見えなくなっちゃったもんな(双眼鏡)。
 実は今回両親とともに参加したのですが、あまりミュージシャンに興味のない母が休憩に入った瞬間に「いまLet It Be歌ってた人誰? とても声が綺麗だった」って聞いてきた。初見で親子そろって魅了されてしまうほど魅力的な歌唱をされていた。初めて聞いたけど本当に良かった……。

 ゲストの足立佳奈さんの歌唱もすごく良かった。ハスキーではない女声で力強い歌声だった。『Yesterday』では楽器が少なかったので綺麗な声がよく聞こえて声綺麗~って思っていたんだけどバンドでの『Hello, Goodbye』でさらにぐっと引き込まれるように感じた。声に張りがある感じというのだろうか、原曲の印象とは違うんだけど明るくて楽しい気持ちになるような歌唱だった。原曲より格段に明るくて力強い雰囲気でかなり好きだった。歌詞の発音もはっきりしていて聴いていて心地よかった。

 KANさんずっと一般ファン(語弊)で良かった。かなりマニアックな選曲らしく後日坂崎さんが選曲に言及していた。自分も聞いたことがなかったんだけどMVのネタを持ってきたり歌い方の面で本家に寄せていたり(しかも全部自分で解説する)とBeatlesへの愛を感じるな〜というのをパフォーマンスからもMCからも感じた。『I Am The Walrus』も『Happiness Is A Warm Gun』もバンド映えする感じの曲でDear BEATLESでやりたい曲なんだろうな〜! と感じた。
 ご自身で仰っていたように念願のDear BEATLESということでとても楽しそうで良かったし、今回でまた新たに面白おじさんを知ってしまった。

 予習していた『Beatles For Sale』の全曲演奏はとても楽しむことができた。やっぱり曲を知っていると知っているから楽しむことができるという部分があるよな〜と思った。
 リッキーさん声量すごくてびっくりした。発声が声デカい人のそれ。とても良い。めちゃめちゃかっこよかったな……。
 『No Reply』『Mr. Moonlight』『Kansas City/Hey, Hey, Hey, Hey』リードボーカル取ってる曲全部かっこいいの塊か……??? 声質が曲に合っているというか本家から離れてないけど声しっかり張ってる感じのする歌い方でとても良かった。かっこよかったな……(二回目)。

 杉真理さんは艶があって伸びやかな声をしていらっしゃるな〜と思った。だんだんエンジンがかかっていく感じで、時間が経つごとに最初よりもどんどん声が出るようになっていたような気がする。『Eight Days A Week』の杉さんがめちゃめちゃ良くて双眼鏡をどこに向ければ良いか迷った。目が足りない。

 終演後真っ先に出てきた感想は『Honey Don’t』での上田雅利さんめちゃめちゃかっこよかったな……。でした。ドラムを叩きながら歌うのって大変だと思ウワッかっこよ。原曲よりもロックっぽい感じの、荒々しさすら感じさせるような強めの歌声ですっかり好きになってしまった。リズム系の楽器のドラムを叩いている人が急にものすごい存在感を放ち始めてとても驚きました。目を離せないほどの存在感を放つかっこよさでした。

 坂崎幸之助……(フルネーム呼び限界オタク)。もうなんかわかんないんだよな……かっこよすぎて……。
 『I’m A Loser』『Rock And Roll Music』は坂崎さんリードボーカルだとわかった瞬間に卒倒しちゃったもんな。歌い方の使い分けが多様な坂崎さんが喉で歌っている感じというか今回に関してはジョン・レノンに寄せている歌い方だったのかもしれない。あと『I’m A Loser』でいうと何より坂崎さんが突然ハーモニカを吹き始めたのでオタク(一人称)は大爆発しました……。二つ隣の席に座っていた父が双眼鏡を構えたのが見えました……そりゃ見るしかない……歌がかっこいいだけではない色々できる坂崎幸之助さん……。
 あととても印象に残っているのが『She Loves You』での坂崎さん。すごいノリノリで頭を振って歌っていらっしゃった。二十歳くらい若返った? そんなことはない。髪色が薄くて金縁(銀かも)の薄く色が入ったサングラスをお召しでおしゃれだった。ウッかっこいい……。

 『Everybody’s Trying To Be My Baby』スイッチで爆イケおじさんたちだった。歌詞が歌詞なので順番にサビを歌うのを聴いてこんなん恋しちゃうじゃん……になっていた。全員めちゃめちゃかっこいいの最高すぎないか??? ふ〜んそういうことするんだ……ウッ好きです……。


 MCはメンバーみんなが気心知れた感じでとても楽しかった。Dear BEATLESだけでも二十年やってたらまあそうか……。
 初手で(確か)杉さんが「皆さん今日は……WBCですよ」って言ったのを聞いて一瞬で杉さんのこと好きになってしまった。World Beatles Concertだそうです。
 年齢の話でずっと坂崎さんがラジオで言っていた「杉さんとは誕生日は一ヶ月しか違わないけど~」というのを聞けてよかった。誕生日は一ヶ月差だけど学年が違うので「杉さん」「坂崎くん」の二人。名古屋でも同じくだりをやったらしい二人。絶対ずっと言ってるじゃん。
 年長さん年中さん年少さんのくだりかわいすぎて狂ってしまった。何だあのかわいいおじさんたちは……。
 演奏中もたまにだったんだけど坂崎さんとリッキーさんがにこにこし合ってひそひそ話していたのが見えて良かった。縦縞ジャケットのお二人とても仲よさそうで嬉しい。この二人はアンコールでTシャツ姿で再登場された際に二人だけ缶バッジをつけていた。
 KANさんが出てきたときのMCも面白かった。この中で最年少という話から始まってチューリップのファンとして上田さんにアピールしに行ったりジョン・レノンを意識した眼鏡を見せたりと面白おじさんっぷりを遺憾なく発揮していた。上田さんがKANさんにチューリップの話をされて喜んでいたのか照れていたのかどう反応すればいいかわからなかったのか苦笑いされていたのが良かった。こんなにもかっこよくてかわいいおじさん……。終演後にKANさんはTwitterで『TAKE OFF』のCDにサインをもらったと報告していました。一般ファンの方? 


 坂崎さんが「Dear BEATLES初めて来た人?」って呼びかけてくれたのも嬉しかった。THE ALFEEのコンサートで恒例のやりとりなので、またこうして手を挙げられる機会が来るとは思っていなくて嬉しかった。
 そして最も好きだったやり取りが『Revolver』の楽曲に入るところで杉さんが「お好きでしょ? 『Revolver』」って言って坂崎さんが「好きですけど……ウイスキーも好きですけど(笑)」って返したやり取り。作曲者本人~~~~~!!!!!!!!! 神々の遊びか? ここで拍手が起こっていたのも良かった。謎に訓練されている客席。


 今回Dear BEATLESに参加することを決めてからThe Beatlesの曲を改めてちゃんと聴いた。改めてというか冒頭に書いた通りほとんど触れてこなかったのでちゃんと聴いたのは初めてかもしれない。

 坂崎さんがラジオで流す予習の曲と『Beatles For Sale』の曲を中心に聴いていて、「なんか聞いたことある」曲の多さに驚いた。テレビのBGMだったり街中で流れていたりとどこで聞いたかは様々だと思うが、Beatlesの楽曲というのは意識しないでも耳に入ってきているものが多い。一曲や二曲ではなく、多くの楽曲がそう。それはBeatlesのファンになった人やBeatlesの曲を好きになった人がそれだけ多いということを表しているのだと思う。
 坂崎さんのラジオ番組を聴くようになってから、よくBeatlesに影響を受けたミュージシャンや他のジャンルの有名人についての話を耳にした。Beatlesを好きな人や影響を受けた人は多く、それだけ魅力的なグループだったのだろう。
 Beatlesが解散して五十年以上経った今でも自身への影響を語るミュージシャンは多いし、新しくファンになる人も多い。個人的な範囲では先日約四年ぶりに会った友人がBeatlesにハマっていてウケました。Dear BEATLESの出演者ももちろん大きく影響された人たちだろうし、Beatlesのことが大好きなのだろうと思う。みんな自分とBeatlesの思い出について楽しそうに話す。


 Dear BEATLESは、自分がBeatlesの楽曲に触れるきっかけになった。それだけでなく、とても魅力的な日本のミュージシャンたちを知るきっかけにもなった。この機会を得ることができて良かったと感じている。

 結論として一言で言うなら坂崎幸之助を目当てに参加してゲスト含めた全員を好きになって帰ってきた。出演者全員と関わった全ての人にありがとう。
 おじさんたちは自分で年齢をネタにしてたけど年齢関係なくかっこよかった。愛してるぞ。


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