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BTS釜山コンに参加して感じた私の整理できない気持ち

初めてBTSのライブに参加して感じているただの私の気持ち。
※ライブレポではなく自分の感情整理用

釜山コンからこの複雑で初めての感情をどう言葉にしたらいいのかずっと考えていた。
自分にとってこれほどまでに大切な出来事は良い意味で昇華させたい。
文章にしていくうちに答えが見えてきたらと願い、ソウルから帰る飛行機の中で書き始めた。

10代の頃からライブが大好きで、40代になった今でも、仕事もプライベートも含めて人よりも多くのコンサートに足を運んできたほうだと思う。
これまで20年以上に渡って推し続けてきたアーティストも複数いる。
やはり推しのライブというのは特別なもので、何十回観に行って、何度も何度も聴いてきた曲でも、まるで初めて聴いたかのような感動を与えてくれる。私は思い入れのあるアーティストのライブは多少の無理をしてでも必ず行くようにしている。
その一回一回がアーティストのコンディションや活動背景、聴く側のタイミングによって奇跡の1回にもなるし、最後の1回にもなるかもしれないことをたくさん経験してきた。魂を込めて演奏してくれている彼らの一瞬を残さず共感したいと強く思う。
自分にとって思い入れの強い曲ほど、一生であと何回この曲聴けるんだろうと毎回思い、何十回聴いた定番曲でもいつもこれが最後になるかもしれない、と思いながら全力で感じ、全力で聴き入っている。

長年推しているアーティストの最初のライブを観た時の自分を思い出してみた。
本物に会えたこと、ラジオで聴いてたあの曲を生で聴けたこと、MCで話す一字一句に感激したこと、照明や演奏のすべてにドキドキしたこと、何よりただただ初ライブへの感動でいっぱいでただやばくて、やばい以外の単語しか出てこなかった。その感動が2回目、3回目と繋がり私のこれまでの長いライブ人生に続いていった。

そうか、私はただただ初めての感動を味わいたかったのかも。

この曲をあと何回聴けるのかとか、このダンスを見逃したらもう二度と観れないかもとか、メンバー1人1人の一挙手をすべて見逃したくないとか、そんなことがたくさん頭をよぎっていた。
しかし、それはこれから2回目3回目と足を運ぶ中で味わいたかったのかもしれない。
初めてのその瞬間は、ただそこに初めての感動を感じたかったのか。
やばい以外の言葉が出てこなくて、何がなんだかわかんないけどやばいうちに終わっちゃって最高に感動してとにかくやばかった涙!!って言いたかったのかもしれない。

私にとってBTSのライブは今回が初めてで、何も考えずにただのキラキラした純粋な感動を味わいたかったのか。
振り返ってみると、すべてを目に留めたくて記憶に残したくて、ただただ全力でその空間を楽しむことより、記憶に残し忘れない努力をしていた気がした。

兵役前に7人揃って見れる最後のライブかもしれない、
次はチケットが手に入らないかもしれない、
これが最後のライブじゃないのはわかっているけど、次の公演では自分のタイミングが合わないかもしれない、
そんなたくさんのことばかり考えて、一番大切なことを忘れていたのかもしれない。
それから、私自身がたくさんのライブを経験して歳を重ねてきたこともあるかもしれない。

BTSが自分の人生の中でこれほどまでに大きな存在になるとは本当に想像していなかった。
こんなに大きく大切で愛おしい存在だからこそ、初めて彼らと会う瞬間を私はあまりにも頭で考えすぎていたのかな。

この年齢になると初めてのことが本当になくなる。何が起きてもある程度想像がつく。
そんな今、人生を変えるような出会いに感謝しかない。彼らの存在は間違いなく私自身に深く影響を与えて深く関与している。
そんなことが起こるんだな。

ただただキラキラした気持ちだけで受け止められなかった自分も含めて、昇華していこうと思う。

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