ヘッダ03

破棄型造兵デッキ考察3-創界神編-

 こんにちは。たべものです。
 破棄型造兵デッキ考察、今回は創界神編ということで、破棄型造兵における創界神について考察していきたいと思います。なお、今回も私の所感なので異なる意見が多々あると思いますが、参考にしていただけると幸いです。(考察部常体)

デッキ

目的

 今回の考察では、創界神への依存度が高い破棄型造兵デッキにおいて、ヘファイストス以外のデッキを採用すべきか否か、また採用するとして何を選択するべきかを超煌臨編4章の環境にあわせて考えていく。

そもそも

 まず、このデッキにヘファイストス以外の創界神ネクサスを採用する理由を考えてみると、以下の理由が挙げられる。

・神話ブレイヴの置き場所がない
・グレートオーシャンの【界放】に使うコアが必要
・アビスアポカリプスの【神域】維持のためのコアが必要

 このデッキの神話ブレイヴは、耐性付与・ドロソ・レベル最高化・アタック制限など多岐にわたる効果を持っており、置き場所は必須と言える。
 また、グレートオーシャンは破棄メタに対する唯一の対策なため、いつでも【界放】ができるコアがあった方がいい。よって、今回はヘファイストス以外の創界神ネクサスを採用する方向で検討する。
 もちろん創界神ネクサスをヘファイストスだけにした構築が全くの論外と言うわけではない。

前提

 まず、今回の考察において対象とするカードの条件を以下の通り設定した。

・このデッキで採用率の高い、系統造兵か天渡、または青のスピリットが【神託】対象であること
・青のネクサスであること(青一色でなくてもよい)
・効果のシナジーがあること

候補

 以上の条件に合致するカードとして、以下の4種類のカードが挙げられた。

・紺碧のゼロ
・硯秀斗
・スサノヲ
・アレックス=ロロ

 ここでは、主にこれらのカードについて考察していく。
 また、その他の創界神ネクサスについても、軽く触れるので、最後まで読んでいただけると幸いだ。

紺碧のゼロ

画像2

青一色でまともに使える創界神。

 対象が青のスピリット/アルティメットと、非常に広範囲だが、【神託】にターン制限のある創界神ネクサス。

 【神技】は5コス以下破壊&コアブと、中盤の盤面取りに有用な効果。【神域】は青のシンボルを追加する効果。創界神にありがちな「~色のシンボルとして扱う」ではないので、1ターン目から2コスで2軽減を満たすことも可能。
 そして、このデッキに最もマッチした点が、青一色である点。アックスアームズやディアマントゴレムのサーチ効果で引っ張ってこれる中では、おそらく一番使い道のあるカードだろう。

 問題点としては、そもそも【神技】を使うタイミングがそこまでないこと、他のスピリット/アルティメットを主体としたデッキと比べてブレイヴの比率が高く【神託】がしにくいことが挙げられる。

 ただ、他の青一色の創界神ネクサスと比べればまだ使い道がある分ましなので、サーチ効果で引っ張ってきたいという人は採用するべきだ。

硯 秀斗

硯秀斗

造兵と言えばこの人、青の光主。

 【神託】は造兵/化神/ネクサスと、このデッキにマッチした対象になっている。ネクサスも対象なため、スピリットを召喚できなくとも【神託】が可能。しかし、ターン制限はあるためコアは乗りにくい。

 【神域】【神技】ともに名称:強襲を含む効果のサポートであり、それらを採用しない場合効果を活かしづらい。しかし、青一色の創界神ネクサスの中ではそれなりに使い道のある効果をしている。
 特に【神技】は、アックスアームズの効果とあわせることができれば、名称:強襲を含むスピリットを採用していなくとも使用することができる。

 そして、この創界神最大の利点は効果にデッキ破棄を持っていることだ。疲労させることさえできれば、足りない最後の詰めに使うことも可能となる。
 疲労させる方法としては、【強襲】以外にも前述したアックスアームズの【神域】や、アレクサンダースピアの【神域】があるが、そちらの効果に関しては今回は割愛する。

 総じて【強襲】による連続アタックのデッキ破棄に合わせた効果を持っており、特にオリハルコンゴレムとは非常に相性の良いものとなっている。それらが入ってるのならば採用すべきだろう。

スサノヲ

スサノヲ

最近出張が多い次男。

 【神託】は天渡と化身のコスト3以上で、このデッキのほぼすべてのスピリットが対象になっている。また、ターン制限もないためコアが乗りやすいのが利点。

 【神技】は紺碧のゼロと同じコスト破壊効果。だがこちらはブレイヴのコストを無視でき、さらに1コスト上を対象に取れる代わりにコアブーストはない。
 【神域】は無条件のアタックステップ終了メタと地竜/海首のバトル終了時ライフバーン。ライフバーン効果はこのデッキでは活かせない。

 自身のシンボルを赤/青として扱うことができるので、アラナミの軽減にも使うことができる。ただし、自身の色に赤を含んでいるため、サーチ効果で回収しづらいのが難点。

 アレックスやアルテミックシールドなどのアタックステップ終了効果を重く見るのならば採用すべき。

アレックス=ロロ

アレックス=ロロ

ロロとの合体創界神2人目。

 【神託】対象はコスト3以上のスピリットと、このデッキのスピリットすべてが該当する範囲を持っている。
 また、【神託】でトラッシュに置かれたカードの中から1枚を手札に加えることができるので、疑似的なドローソースとしても活用できるが、3コストと若干重いか。

 【神技】は、トラッシュの創界神ネクサスをノーコストで配置するというもの。ヘファイストスに依存しがちな造兵デッキにはありがたい効果だが、このデッキではそもそもヘファイストスがトラッシュに落ちること自体が少なく、神技を使う必要がないことが多々ある。

 【神域】はシンボル全色+金化効果。このデッキではアラナミや白晶防壁の軽減になれるため、全くの無駄というわけではない。

 今までの創界神と比べるとドローソースとしての役割が強いが、その役割を活かす機会が少ないという点で採用は憚られる。また、自身がオープンされても回収できない点で素引きする必要があることから配置が難しい。ヘファイストスの配置を急ぎたい場合に採用すべき。

その他

 上で考察した創界神ネクサス以外にも、採用できるものがあるので、ここではそれらを簡単に紹介する。

・幼き創界神ロロ
 主な用途は手札保護。このデッキには鍛冶神殿を採用しているため不要だが、古代戦艦・帆を採用する場合に視野に入るだろう。それ以外はアレックス=ロロと同じ。

・創界神ロロ
 手札保護がなくなる代わりにドローと全色シンボル化が可能になった大人ロロ。これだったらアレックス=ロロの方が使い道がある。

総評

 今回のデッキでは紺碧のゼロを採用してますが、用途や環境によってどの創界神を採用するか左右されます。自分のプレイスタイルやしたいことに合わせて選べるといいでしょう。

 以上、創界神考察編でした。ここまで読んでくださりありがとうございます。またね。