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壊れた心に効く薬草茶

失恋に効く薬が、買えるらしい

世界各国、それぞれ伝統医療の不思議な薬局は都心部にも残っています。

ヨーロッパ最古の薬局の一つ、エストニアの首都タリンにある「Raeapteek」は、ロシア皇帝にも薬を届けた由緒正しき薬局。

ここでは、なんと失恋に効く薬が売られているとのこと。
マジパンのようなもので、アーモンドプードルなどを使って作られているそうなのですが、他の材料は秘密。笑
えーー食べてみたい!
けれど、都合よく落ち込んだり失恋したタイミングでエストニアにいるなんて、できるのだろうか。

それならば、日本の薬草で作ってみましょう◎

壊れたこころを癒すブレンドティを作る

傷ついて、ひりひりした心を癒す、スペシャルブレンド薬草茶を作る方法。

心が傷ついてしまった時に合う薬効は、
・血の巡りを良くする(気持ちが安定する)
・リラックスできる
・活動的になれる(前向きになる)
・気の巡りを良くする(落ち込んだ気持ちを救ってくれる)

…あたりに焦点を絞ると良さそうです。
そんな効果のある素材を選びます。

例えば、当帰、ジャスミン、シナモン、バラ、ナツメ、ローズマリー、みかんの皮、サンザシ
できれば色は赤やピンクの愛らしいものが、色彩心理学的にも良い。

今回は、当帰とバラで。

早速、実践編!
過度のストレスがかかってしまった時、
頭はがんばって理解しようとしているのに、心がついてきてくれない時、
涙が止まらなかったり、落ち込む系の感情が暴走してしまった時にやさしく包み込んでくれるブレンドティのレシピをどうぞ。

当帰もバラも、血流を良くしてくれてぽかぽかあたたまるハーブ。
少しスパイシーさのあるセロリっぽい味わいの当帰(セリ科)に、ピンクローズの華やかな香りが気分をほぐしてくれます。

【壊れたこころを癒す、当帰&バラブレンド】・大和当帰茶葉 大さじ山盛り1杯 ・バラのつぼみ 大さじ山盛り 1/2杯

お水300ccと茶葉を小鍋で沸かし、5分ほど煮出す。
(ティポットで5分抽出するのでもokです)
お好みで蜂蜜を添えて召し上がれ。

今回はさらにサンザシのドライフルーツをお茶請けにしました。

ちょうど落ち込んで涙があふれる朝があったので、ここぞとばかりに作ってみたレシピ。笑
「植物たち、助けて!」

飲んでみると、当帰の力でぽかぽか。
バラの華やかな香りと味わいで肩の力が抜けて、
心臓がドクドクあたたまる。
だんだん血流が良くなると、脳もうまく動き始めるので、意識がシャンとして、心の芯が通った。
ふぅっと、柔らかいため息が出たら、涙も止まっていました。
(お茶を淹れるなど、何かに集中すると気持ちも落ち着く)

当帰は手に入りにくいと思いますが、tabelのものか、、
ローズマリーなどの手に入りやすいもので代用してください。

薬膳の世界では、落ち込みやすいとか、感情の浮き沈みが激しい時は、
貧血の可能性も考えます。
血液をしっかり補い、循環を良くして、からだをあたためると、心も温まってきます。
あたたかいお茶を飲むだけでも、ほっこり癒される。

悲しみの癒し方

悲しみとの向き合い方は、また別の記事を書こうと思いますが、
心が壊れてしまった時はゆっくり眠って、
(夜は不安になりやすいので、思いきって寝ちゃいましょう)
太陽を浴びて、
窓から新しい風を入れて、
ゆっくり時間をかけて、(焦りや急ぎは毒物)
しっかり感情も開放してあげてくださいね◎

いいんですよ。
そういう感情的でわがままな自分がいたり、
落ち込んで動けない時間があっても。
心がバランスを取ろうと働いてくれている、健全な反応です。

今日もがんばってくれているこころとからだのために、
まぁ、一杯お茶でも。


ちなみに、そのエストニアの薬局では、不老不死のワインも売られているそうです。
誰か買ってきてくれないかしらー。
いや、むしろ行きたいな、、、!

サポートいただいた分は、ローカルの素敵な薬草の作り手さんのものの購入に充て、そこから学んだことをnoteへ還元させていただきます◎