コーヒーとたばこ、それと雨

そのままの自分を見せられるのはいつも家族と友達で、過去の恋人たちにはそのままの自分を見せるのがずっと怖くて、避けてきていたとここ最近ふと気がついた。

言い訳にはなるけど、「好きだから嫌われたくない」とかありきたりな感情と言葉を並べて、相手に嫌われないように気を遣って、それから自分に言い訳をつけてできるだけ傷つくことを避けて付き合っていた。(でも結局、我慢ができなくなると爆発してしまうから本当にこれは誰にもお勧めしたくない。)
今思うと本当に馬鹿だなあと声に出てしまうくらいには呆れるし、もっと早くそれに気がつけばよかったなとも思う。
その反面気が付いたのが今でよかったなとも思う。
この先ではなく、今気がついただけでもかなり十分だろう。
これから付き合う人とはちゃんと「自分を好きでいられる」人と一緒にいようと思えたから。

〜〜

夏の終わり、1人の人とデートをしていた。
(記事に書いたので、分かる人には分かると思う👵🏻)
恋愛的な感情で少し好きになっていたと思う。
でもなんとなく、直感で「この人ではない」と思い、ある日を境に連絡を取るのをやめてみた。そうすると、なぜかその日の前からの数週間ずっとモヤモヤしていた気持ちがすっきりと抜け落ち、気持ちが楽になり、自分の心が元に戻ってきた。

少し自分語りになるが、今のわたしは数年前では考えられないほど自分のことを大切にできるようになったし、友人や関わる人も選べるようになった。(心をつかう相手や物事を選べるようになったという感じだろうか。)
だからこそ、パートナーもちゃんと選べるようになろうと決めていた。

多分本当に合うパートナーやちゃんと話を広げられる人と出会えたり、見つけられる確率はごくわずかだろう。
付き合っても、ちゃんと歩み寄る努力は必要だし、完全に理解してると天狗になってもいけないと思う。

「たばこを減らすから、コーヒーを減らしてね」と約束する人ができた。

前よりずっと本当の意味のパートナーは近くかもしれない、と思った。