ハイパー無計画脱サラ備忘録 03

【あらすじ】
「24年の夏に会社を辞めちゃうぞ~ん」と23年12月に決めたはいいものの、「いつ『辞める』って会社に言おうかな~」と考えながらテキトーに生きていたよ

以下、続き。

年度が変わる前には言っておこうかな

と、考えたのが、2月の半ばごろ。
「夏が退職希望とはいえ、こういうのって年度変わる前に早めに言っといた方がまあ、いいかしらん」くらいの考えです。

まずは直属の上司に話を……と思ったが、上司の予定は「外出! 会議! 外出! 会議! エッサホイサッサ!」つ、捕まらねえ~~~~~~!!!!!!!!!

そんなこんなが1週間ほど続いた2月下旬の某日。
ぱやぱやと業務に勤しんでいた昼下がり。
社内の偉い人が、ツツツ……と私に歩み寄ってきました。

偉い人「ちょっと時間いい?」

ヒッ!

当時「3人チームで行っている業務がドタバタしている最中に離席するのは悪である」とパワハラモドキの主犯殿に刷り込まれていた私は、とっさにやや逡巡してしまったものの、「いや優先順位~! 急ぐ業務でもないんだから上司からの呼び出し優先~!」とコンマ2秒で考え直し、「アッス、ハ、ッすぐ行きますハイ!」とドタバタオフィスを出ました。

小部屋で偉い人と膝を突き合わせ、「エェ……何……あたくし……わるいことはしてないです……」と思うような間もなく、偉い人はスッパリ一言。

「異動が決まりました」

今~~~~~~~~~~~~~~!?

※補足事項
・私は「引っ越しせずに済む範疇だったら異動あるかもだよ~」という雇用形態。
・入社時はA事業所とB事業所のちょうど真ん中に住んでおり、採用面接時に私は「どちらでも通えます」と言っていた。
公共交通機関で通えるうえ街中への定期券を入手できるAへの配属が希望だったが、B(田舎)配属になった場合は車通勤になるため、個人用の車を一台買わなきゃね~と両親と話していた。
・入社直前に父が急逝。A事業所に配属後、ややA寄りのマンションへ転居。
超ド田舎でもあるまいし、母との二人暮らしで車二台持ちする必要はない+そもそも金銭的に車を買い足す余裕はない+かといって私が一家に一台の車で通勤していたら母の外出に不便+ていうかA寄りに引っ越したんだからBへの移動はないっしょ? と思っていた。

ここでの異動発令は、完全に想定外だったわけです。

辞めたいですって、今言うしかねえ! 乗るしかねえ、このビッグウェーブ!
今ここで言わなきゃ、「異動が嫌すぎて辞めるって言い出した」と思われる! それは釈然としねえ!

「あの、すみ、すみません、ちょっと、こんなタイミングで申し上げるのも……申し訳ないのですが……退職を検討……してまして……」
「えっ!? あっ、そう……そうなのぉ!?」
「今週中に、まずは〇〇さん(直属の上司)にご相談してみようと、ちょうど考えていたところで……。来年度の夏の退職希望なので、Bへの異動は、ちょっと……すぐに辞める人間にあれこれ教えていただくのは、Bの皆さんに申し訳ないですし……」

※私がAでやっていた業務はBではまったくやらないため、Bで働くとなれば、実質新入社員レベルで一から教えてもらう必要があることが目に見えていました。

「そう……そっか……でもねえ、手続きが……」
「手続き?」
「社内での経理関係とか諸々の手続きがもう、君をB事業所に異動させる前提で済んじゃってて」

ンェ~~~~~~~~????????????
全部終わった後で言うてはりますの~~~~~ん?????

「んまあ、とりあえず本社には伝えてみるから」
「はい、すみませんご迷惑をお掛けして、お騒がせして……宜しくお願いします……」
「転職先って決まってるの?」
「いえ、転職ではないです。やってみたいことがあるので、しばらくそっちに集中してみようと思いまして。いわゆる……フリーランス的な……(精一杯のオブラート)」
「そっかあ、夢を追うってことかあ。応援してるよ」
「エヘ……すみません本当に……ありがとうございます」
「まあでも異動については本社がなんて言うかは分からないから、そのつもりでいてね」
「ッス……ハイ……スマセン……」

というようなやり取りの末、すごすごとオフィスに戻り、ぱやぱやと業務に戻ったものの。

「2,3か月だけB(田舎)に通う可能性がある? 今の家から? どうやって?」
「異動せず済むように、出社が3月末までになるように退職希望日を前倒しする?」

と、ぐるぐるぐるぐる……。

なお、Bへの公共交通機関での通勤方法を調べてみたところ、本当~に酷かった。
Aへの通勤ですら乗り換え2回・片道1時間以上かけていた私だが、それをはるかに超える酷さだった。
(あんまり言うと特定にも繋がるので、インターネット玄人として詳細は伏せます)

ただ、特に酷かったのは、
・Bは最寄り駅までが遠く、バスで行く必要がある。
・しかしバスの時刻表を見ると、30~40分に1本とかなんとか……。
→17時にすっぱり定時退勤しても、バスを30分近く待たないといけない。

通えるわけあるかい!!!!!!!!!!!!

どう考えても車通勤前提の立地なわけです。

確かにね!? 採用面接のときはBにも行けるって言ったけどね!? 6年も前なんだよね!? あの後、引っ越しもしてるんだよね!? 喜んで車通勤できる生活状況かと聞かれると、今はそうでもないんだよね!?

異動を回避せねばなるまい

一晩、二晩ほど悩みに悩んで悩み散らかした末、そう結論付けました。

・金銭的に、できれば夏までは勤めていたい。
・しかし春から異動となると、業務的に私は「すぐ辞めるのに新しいことをさせられる」周囲は「すぐ辞めるやつに教えないといけない」となる。誰も幸せになれないね!
・なのでAにもう少しだけ残らせてほしい。それでもどうしても異動せえと言うなら、もう4月末辺りを退職日にして、出社は3月までにする。
・が、それは最終手段。第一希望はやはり「Aに夏まで残らせてもらうこと」。

と、いうところに落ち着きました。

その主張をすべく、本社の人事担当者にアポを取り、お話をすることに。


つづくよ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?