ハイパー無計画脱サラ備忘録 02

現在2024年7月、退職日は8月末日、退職を決意したのは遡って2023年12月であります。

12月時点で、「来年の6月くらいまでは会社にいようかな。そのためには有給消化期間を加味して、退職日は8月末日くらいがいいかしらん」と考えておりました。

「辞めるぞ!」と決めた日から「この日に辞める!」という日取りまで、なんと8か月もあったわけです。

理由はふたつ。

ひとつめは、人事異動や新入社員の入社などで事務所内がバタつく春先の時期から少しズラしてさしあげたかったからです。
つまり会社への恩情です。優しいですねえ!

ふたつめは、色々な準備が整っていなかったからです。
主にお金の準備と、心の準備です。
自分の気持ちを少しずつ「脱サラ」へ向かわせながら、薄給ながらも安定した収入を得ながら、しばらくは節制をする。
そういう期間が、ある程度欲しかったのです。

さて、ここでひとつ問題が発生します。

「辞めま~す」って、会社にいつ言うの?

就業規則には「退職したい日の30日前に言えばいいよ~ん(意訳)」と記載がありました。

つまり、24年の8月末日付で辞めたいのなら、7月末くらいに言えばいい、というわけです。
しかし、「辞めちゃうぞい」と決めたのは23年12月、「退職希望日」の8か月前。

い、いや、もう辞めるって決めたのに、そんなギリギリまで言わないのってアリ!?
早めに言ってあげた方が人員の補充なりなんなり、会社も動きやすいんじゃないのぉ!?
で、でも、は、早すぎる!? 早すぎるんかな、今言うのって!?

考え考え考えあぐねた末、私は「とりあえず言わずに様子を見よう」と判断しました。

そんな中、私の判断を遅らせ鈍らせる大きな要因が、もうひとつありました。

「THE IDOLM@STER SideM 9th STAGE ~MIR@-CIRCLE CRESCENDO~」

私の愛してやまない「アイドルマスターSideM」が年に一度開催しているライブイベントの2024年開催分です。

しかし、私が退職を決意した時点では、その日程やライブ名等は明かされていませんでした。
(開催すること自体も明言されていなかったかも? もはや記憶にない……)

SideMの話をすると「人生を救われた」という体験談はボロボロ出てくるものですが、例に漏れず、私もそのひとりです。
(詳細は長くなるので、機会があれば、またいずれ)

今や人生の支えとも言うべきSideM。
そのライブの現地会場には、大学生であった3rdの頃から通っていました。
現地会場での参加は、私にとって最重要事項ともいえました。

「趣味の為に生きている」人間としては、「仕事のせいで趣味を謳歌できない」という状況は、何に変えても避けねばならない事態。

「次のSideMのライブって、いつ開催されるんだ? 退職時期とカブったりしないかな? タイミングが微妙になったせいで、休みが取りづらくなったらマズくない?」

人によっては極めてくだらない取るに足らないであろう悩みが、私の「退職の意向を示す時期」を迷わせました。

あまり詳細を言うと職場の特定にも繋がりかねないので詳細は伏せたりマイルドにしたり改変したりつつ書きますが、私の職場は「月~金出社、土日祝が休み」という会社ではありませんでした。
土日祝も事務所が開いていて、出勤する人間が必要な職場だったのです。

加えて、私の在住地は福岡。
羽田発福岡行きの飛行機は、最終が20時発です。
新幹線の終電も19時頃。
では夜行バスはというと、21時の新宿発に間に合ったとしても、到着が昼になるので、朝の始業に間に合わない

20時発の飛行機に乗るには、どんなに遅くとも19時半頃には空港に到着している必要があります。
そして、横浜駅や新横浜駅、海浜幕張駅など、ライブ会場の最寄り駅たりうる主要駅から羽田へは、おおよそ1時間は見込む必要があります。
ライブ会場から脱出する時間も加味してざっくり計算すると、会場に居られるのは18時が限界だろうというわけです。

18時て!!!!!!!!!!!! 場合によっちゃ開演 -OPEN- 時間ぞ!!!!!!!!!!!!!!!!

ということで、日曜のライブ終演後、福岡へ帰る手立ては実質ありません。つまり、土日開催の関東のイベントに行くには、「土日月」の休みの取得が必須だったのです。
これがまあ、一筋縄ではいかない

(余談ですが、本気を出せば月曜の始発便で無理やり福岡に帰り、その足で月曜朝イチからの出社は可能ですが、2回ほどそれをやった結果、だいぶ酷いことになりました。新幹線を使ったルートも、乗り換えを駆使すればなんとかなったのかも。このへんの話も、機会があればゆっくり書こうと思います)

さて、そんな悩みを抱えた中、X-dayは訪れました。


つづくよ

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