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2023シーズン:パッカーズの悪夢が第4Qに夢に変わった

WEEK3 NO戦の劇的な第4Qをコーチ、選手の話を混じえてお伝えします。

元記事



日曜日、グリーンベイ・パッカーズはニューオーリンズ・セインツに17-0とリードされて第4Qに入った。 しかし、ジョーダン・ラヴが率いたカムバックにより、悪夢のシナリオは夢に変わった。 「悪夢が夢に変わったようだった」とコーチのマット・ラフルアは語った。 「4Qのことさえ思い出せない、頭の中はぼんやりしていた。」

第4Qは、パッカーズがニューオーリンズの13ydラインから4th&2で臨む形で始まった。 しかし、ラヴからRBパトリック・テイラーへのパスは、ミスコミュニケーションによりインコンプリートに終わった。その時点で、すでに17点差は大きすぎるように感じられた。

「この4thダウンでは」とラフルアは語った。 「正直に言うと、私たちは(ルーク)マスグレイブのマッチアップを狙うことを考えていた。しかし、ディマリオ・デイビスは(パトリック・テイラー)をカバーしていたが、彼は7、8ヤード離れていて、彼(ジョーダン・ラヴ)はそこに目を向けて、空いていることに気づいたんだ。」

「あの状況で私がジョーダンに言ったのは、『このマッチアップ(マスグレイヴのマッチアップ)を狙えそうなら、ギャンブルでいこう。そうでなければ、ディレイを受け入れて、我々は3点を取ろう』ということだった。しかし、彼が下した決断を責めることはできない」

ディフェンスはデレク・カーのいないセインツに対して素早い3&OUTを強いてオフェンスにボールを返し、そこからカムバックへのチャージが始まった。 ジェイデン・リードへの22yd、ロミオ・ドブスへの23ydのパスでドライブが始まり、アンダース・カールソンのFGで終わったが、消費した時間はわずか1分50秒だった。残り11:00時点で14点差となった。

ディフェンスは再び素早いパントを強い、残り時間8分27秒でパッカーズのオフェンスとなった。 アグレッシブなセインツのセカンダリーに挑戦するためにダウンフィールドを狙い、パスインターフェアランスの反則を2度受け、13ydラインに迫った。 その後、1ydラインからの4th&1でリードオプションからラヴがキープし、ラインバッカーのディマリオ・デイビスを破ってタッチダウンを決めた。

「それはリードオプションだった」とラヴは言った。 「1対1で望ましい状況だった。彼が飛んでいるのを見たので、そこに飛び込まなければならないと思ったんだ。エンドゾーンに入るために、チャンレンジしなきゃいけないとだけ思っていた。」

やや勇敢だが計算されたコールで、ラフルアは 2ptを選択することを決めた。 コンバージョンに失敗したとしても、試合後半で2ptコンバージョンを成功させる必要があったとはいえ、まだ1ポゼッション差に留まることができる。 2ptコンバージョンでは予想通りのプレイにはならなかったが、ラヴはよく耐えたオフェンスラインの後ろで時間を作り、エンドゾーンにサモリ・トゥーレを見つけた。

「そうですね」とラフルアが話し始めた、「コナー・ルイスという男が耳の中で絶え間なく『2ptだ、2ptだ』と言っているんだ。正直に言うと、プレーコールについてはあまり良い感触ではなかったし、その後のプレーは間違いなく練習通りではなかった。しかし、私はQBを大いに信じていた。彼はオフスケジュールのプレーを決めてくれた。」

「『最初の予想通りにならなかったら、オフスケジュールのプレイを実行してくれる選手がいる』と思っていたが、実際その通りになり、我々は2ptを奪うことができた。」


パッカーズディフェンスがさらに3&OUTを強いた。残り時間5分23秒時点でわずか6点差の状況だ。 3rd&1でラヴが24ydのスクランブルを決め、セインツ陣内に入る。 2プレー後にリードへの30ydを決め、数プレイ後に、ラヴがエンドゾーンでドブスを見つけて同点のTDを取ると、カールソンがついに勝ち越しのエクストラポイントを決めた。


ディフェンスがセインツにパッカーズ陣40ydライン内に進入を許したため、最後はやや難しい展開となった。 しかし最終的にはニューオーリンズが3rdダウンを決めるのを阻止し、セインツのKブレイク・グループが47ydのFGを外して、パッカーズが逆転勝利を収めた。

第4Qに12点のリードを許した1週間前のアトランタ戦からは真逆の大逆転だった。


「あのロッカールームの回復力は信じられない」とラフルアは語った。 「こんなことは見たことがない。この状況で感情的にならないようにするのは難しい。 私はこのグループについて、彼らのメンタリティの素晴らしさについて十分に表現することができない。 彼らはお互いを信じている。 それが彼らの仕事のやり方だ。」

全体でラヴは22/44、259ydを獲得。タッチダウンとインターセプトを1回記録し、その中には3Qまでの厳しい道程が含まれていたが、もちろんそれがすべてラヴの責任というわけではない。 レシーバーは試合の大部分で競り合いで苦労した。第4Qに入っても、ラヴはスタッツが素晴らしかったわけではなく、パス18本中7本成功、タッチダウン1回、ラン25ydを含む104ydという成績だった。 しかし、やらなければならないプレーをラヴはやり遂げた。

「こういう状況を計画していたわけではない」とラフルアは語った。「彼は必要なときにプレーを決めた。そして、まだまだプレーをする準備があった。」

「彼が見せる落ち着きは本当に驚くべきものだ。 彼が示すリーダーシップは信じられないものだと思う。 ドライブが始まる前に私がそこに行くと、彼はみんなに話しかけて、みんなを励ましている。 彼らは彼のために戦うつもりだ。 あのロッカールームにいる全員がジョーダン・ラヴのために戦うことになるのだろう。」

序盤のミスや逸機が多すぎて、パッカーズにとってこの試合はほぼ手の届かないところにあった。 合計で11の反則があり、何度かニューオーリンズ陣内にボールを運ぶことができたにもかかわらず、3Qまで無得点だった。 パッカーズはディフェンス陣がわずか10点しか許さずにこの試合を逆転可能にし、オフェンスラインはラヴにポケットから脱出するか、空いているレシーバーを見つけるのに必要な時間を与えた。

「素晴らしかった」とラフルアはディフェンスのパフォーマンスについて語った。 「戻ってテープを見なければならない。 私は頭を悩ませ、ゲームの大部分で1stダウンを獲得する方法を見つけようとしていた。 コーチたちは、あらゆる局面で攻撃のプランを立てようと懸命に努力しており、選手たちは懸命に戦い、競い合っていた。 ジョー・バリーとそのクルーは素晴らしい仕事をし、我々は彼らを10点差に抑えた。 今日の功績の多くは我々のディフェンスにある。」

ほとんどのパッカーズが陥った負債は自ら招いたものだったが、彼らは瞬きもせず、時計がゼロになるまで少しずつ負債を返し続けた。 若いチームにとって、困難な状況下でのこのようなパフォーマンスは大きな自信につながる。 逆転勝利を成し遂げるには、3つのフェーズすべてが最後にステップアップし、必要なときに必要なプレーをする必要があった。

日曜のクランチタイムでのラヴのパフォーマンスは、グリーンベイのロッカールーム外の多くの人が見た初めてのものだった。 しかし、ロッカールームにいる人たちにとって、それはまったく驚くべきことではなかった。 チームメイトは彼の能力を知っていた。

エルトン・ジェンキンスは、「それがラヴだ、4Qで17点を逆転する回復力を持っているんだ」と語った。 「彼はただフィールドに出て、自分のやるべきことをやっただけだ。 オフェンスは彼を中心に結集し、ディフェンスは彼らの役割を果たす。今となっては特別な、ほんとに特別なパフォーマンスだったが、 僕らは彼がそれができることを常に知っていた。 しかし、彼のランボーでの最初の試合で、全員の前でそれを披露することができただけで、それは本当に特別なことだ。 ただただ特別な試合だった。」

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