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2023シーズン:WEEK3 NO戦の結果と感想

WEEK3のNO戦は

18-17でパッカーズの大逆転勝利!


本当に夢のような勝利でした。先週ATLにやられた以上の得点差を逆転。正直、完全に諦めていましたが若いオフェンスの爆発が見られて最高の気分です。


インアクティブ

WR Christian Watson
CB Jaire Alexander
RB Aaron Jones
S Anthony Johnson Jr.
S Zayne Anderson
T David Bakhtiari
G Elgton Jenkins

QuestionableだったWRワトソン、CBアレグザンダー、RBジョーンズ、OTバクティアリが軒並みインアクティブに。試合前から厳しい状況に追い込まれました。

怪我人

ILBキャンベル(足首)CBヴァレンタイン(大胸筋)
両者とも最終的にOUTに。大胸筋は状態によってはシーズンエンドになる可能性もあるので重傷では無いことを祈ります。

全体の感想

オフェンス

最初のシリーズからスキーム、プレイコールはかなり冴えていたと思います。楽に決まるパスも多かったし、4thダウンで使ったQBに戻すプレイは完全に決まっていました(選手が下手だっただけ)。しかし、とにかくミスが多かった。

反則は前半だけで7回60yd(ディフェンス、ST含む)。すぐに反則で戻されるのでリズムは崩れるし、厳しい3rdダウンを強いられました。

エグゼキューションも酷かった。上述したトリックプレーを含め決めるべきプレーを決められない。そしてドロップ祭り。ミスコミュニケーションも多数。若さがモロに出た感じです。

そして1番の課題はラヴのパス精度。これについては後述します。

ということで3Qまで完全な自滅でしたが、4Qになってノーハドルになったところからラヴのプレーが神に。ドロップなどのミスは相変わらずありましたが決断よく投げまくりレシーバーもそれに応えました。まさに「見たかったオフェンスはこれだ」という感じですね。冷静さを備えながらも恐れずに投げ込むラヴとレシーバー陣、そしてそれを支えるパスプロは未来を感じさせてくれました。

1つ目のTDでの2PTの選択も良かったですね。確率の話を抜きにあれが決まったことで勢いに乗れたと思います。

ディフェンス

ディフェンス自体は10点しか取られておらず、勝利の大きな要因に。3rdダウンでの緩いディフェンスはまだ気になりますが、ゲイリーを中心にしたパスラッシュがチームの勝利を呼び込んだと言えるでしょう。
そして、アレグザンダー抜きのDB陣がよく頑張った。途中からはヴァレンタインもいなくなりましたが、彼らの不在をほとんど感じさせなかった。NOのWR陣相手に素晴らしい内容でした。

気になるのはOLBのランディフェンス。イナグバーリ、ホリンズが出ている時にEDGEのディフェンスが弱くなります。怪我の影響か今日はヴァンネスがほとんど(全く?)出ていませんでしたが、今後はヴァンネスを3番手で使ってほしいですね。

スペシャルチーム

パントリターンTDを喫したのは最悪。あの7点がなければかなり違った展開になったと思います。Sオーエンスがガナーをやっていますが全然ダメ。さっさと変えたほうが良いです。
カバーチームは反則を連発しオフェンスが深い位置からになることも多数。話になりません。


個別の感想

QBジョーダン・ラヴ
22/44 259yd 1TD 1INT レーティング66.4
数字も3Qまでの内容もとても褒められたものではありません。とにかくパス精度が悪い。マスグレイヴへのミドルは酷いものだったし、サイドへのパスは相変わらずレシーバーの外側にしっかり投げられない、ディープへのパスも決まる気配は無し。
しかし、4Qの吹っ切れたプレイは見事。レシーバーがドロップしようが信頼して投げて決める。スクランブルも効果的、4thダウンでのオプションキープの動きも良く、ランナーとしても期待できるところを見せました。QBとしてのプレイもリーダーとしての在り方も素晴らしかったの一言です。
「ラヴでやっていけそうな気がする」と思わせてくれる試合でした。たくさんの改善点がありますけどね。


RBパトリック・テイラー
3週連続でプラクティススクワッドから昇格。3Q途中からスナップ数が多くなり、リズムを作るプレーをしてくれました。ランでは6ydしか稼いでいませんが、エンプティでパスのターゲットとなれるのは大きい。ディロンでは単なるデコイしかできませんが、彼ならミスマッチをつけるターゲットになれます。今週、ロスターに昇格すると思いますが、ジョーンズに続く2番手になってもおかしくありません。

WRロミオ・ドブス
5キャッチ73yd。左サイドライン際のパスキャッチ、TDパスキャッチは凄いの一言。ワトソンがエースだと言う人がいますが、ドブスとワトソンのダブルエースです。

WRジェイデン・リード
大事なパスを捕れないことが続きましたが、最後のシリーズで難しいパスをナイスキャッチ。ドロップしてもターゲットにするチームとラヴの姿勢が素晴らしかったと思います。この試合だけで見ればマイナスですが、この経験がきっと活きてきます。

TEルーク・マスグレイヴ

6キャッチ49ydと活躍。1stダウンを取るプレイからミドルのターゲットと彼を活かすプレイが多く見られました。これからもっと活躍の場面が見られると思います。ラヴがしっかり投げてくれればプロボウル級になれる逸材です。


OLBラシャーン・ゲイリー
3サックは自身初。彼のパスラッシュがチームを救いました。彼が出ている時と出ていない時ではディフェンスが全然違います。はよ契約延長を。


ラフルアHC試合後の会見

・こんな勝利を経験したことがないよ

・ロッカールームの選手たちはお互いを信じている。その復活力は信じられないほどだ

・まるで夢から覚めた時のようだ…4Qのことさえ思い出せない。ぼんやりしている

・2ポイントのプレーコールはあまり良くなかったが「我々のQB」のプレーには大いに自信を持っていた

・ラヴはやるべき時に良いプレーを見せた。彼が見せる落ち着きは本当に素晴らしい。ロッカールームにいる全員がジョーダン・ラブのために戦っている

・我々は相手を10点差に抑えた(7点はST)。今日の功績の多くはディフェンスにある


とりあえず感想はこんなところです。選手のコメントや感想の追加などはまた次の記事で。改めて最高の試合でした。スーパーボウルはもちろん取りたいですが、こういう試合を見られることも、大きな喜びですね。


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