2023シーズン：ロジャースからジョーダン・ラヴへの言葉

NYJに移籍したロジャースが取材に答え、QBラヴについて話した内容が記事になっていました。シーズン前に適した素晴らしい内容だったので、皆さんにも読んでいただけるよう訳してみました。

ご存知の通り、英語が得意ではないので、多少の誤訳はお許しくださいませ。

元記事はこちら

https://www.si.com/nfl/packers/news/exclusive-aaron-rodgers-details-advice-to-jordan-love

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ロジャース以上にラヴが待ち受ける状況を理解している人はいない。

彼もラヴもレジェンドQBの後継者となり、2人ともに3年間控えとして出番を待った。ロジャースはスーパーボウルチャンピオンで3回MVPを獲得したブレット・ファーヴからQBの座を引き継いだ。今から1週間後、グリーンベイ・パッカーズはシカゴ・ベアーズとの試合で新シーズンと新時代が始まり、ラヴは正式にスーパーボウルチャンピオンでMVP4回のロジャースの後継者になる。

プレッシャー？確かにプレッシャーはあるだろうが、そのプレッシャーは自分自身とチームメイトのために良いパフォーマンスを見せ、試合に勝つことに関するものであるべきだ。それは彼の前任者に関するものであってはならない。

「それは、あなたの頭の中での想像に過ぎないよ」とロジャースは木曜日に語った。 「そのようなものの多くは記事のネタに過ぎず、施設内では決してそのように感じられない。本当にそうではないよ。」

「タイトルタウンでの期待の大きさは感じるが、信じられないほどの重みを感じることはない。特に若いチームではね。今のパッカーズには何年も私と一緒にプレイした選手は多くはない。本当に若いチームだ。私と長くプレイした選手は何人もいない。それがNFLの摂理だ。多くの選手が入れ替わっていく。だから、”スターティングQBの立場にふさわしくなるべき”という重荷を感じることは決してないだろう。約束する、彼も同じように感じているはずだ。」

「そして、それはブレットへの軽視ではないのと同じように、私への軽視でもない。とても刺激的だ。あなたは今その立場にある男だ。自分がやりたいことは何でもできるし、自分が望むように導くことができる。”実際にどうやってフットボールをプレイするんだ？”というクレイジーな話ではなく、”今はフットボールをするチャンスがあるよ”という感じ。そして彼は正しい態度を踏まえているよ。」

「その靴はあなたが思っているほど大きいものではない。コートは思っているほど重くはないよ。リーダーであるという冠は重いが、この重さは周りの期待や前任が誰であり、何をしてきたかに関係ないものだ。すべては彼、そして彼が何をしていくか、そして彼がどのようにリードしていくかにかかっているが、彼はきっと大丈夫だ」

ロジャースはプレシーズン中にラヴのプレイを少し観て感銘を受けた。 「彼は素晴らしいね」とロジャースは語った。彼はその少しの時間でリズム、決断力があり、そして投げるべきタイミングで正確にパスを投げるQBを見た。

ロジャースは、ラヴの3年目の成長の理由として、昨年のプレイ内容と、今年初めの由緒あるQBコーチのトム・クレメンツの功績を挙げた。

そして、2020年の1巡指名選手は日曜日のベアーズ戦を皮切りにNFLにその姿を見せることになる。

「NFLに入る時はカレッジからプロに飛び出すのだから、本当に本当にエキサイティングだ。」

「しかし、カレッジではエースだったが、チームに入ると、”ああ、自分よりも優れた奴がいる”と気づくんだ。次に、”分かった、この男が何をしているのかを学び、なぜ彼がこれをしているのか、そしてなぜあんなことをしているのかを理解する。”というタスクが始まる。」

「そして、その次には自身のアイデンティティとリーダーシップスタイルを創造する。これが彼がしてきたすべてのこと。私が 3 年間過ごしたのと同じように彼も 3 年間過ごしたが、今では彼にとってすべてが良い方向になっている。彼は選手たちにとってどのようなリーダーになりたいかを理解するようになり、先発QBとしての影響力をすべて手に入れた。だから、私が彼に言った通り、自分らしくいればいいんだよ。」

”自分らしく”というラインが鍵です。とてもシンプルでありきたりに聞こえます。ラヴは、彼が取って代わったレジェンドの迫り来る亡霊なしでどうやってプレイできるのだろうか？
しかし、それは単純なことだとロジャースは言う。「ラヴは日常の練習、試合に夢中になり、外部の認識を気にする時間やエネルギーは自然と無くなる」

「人々は、”filling shoes”（※）という古い格言を始めとして、高いレベルでプレイしてきたQBを継承することについての様々な常套句を言い続ける」とロジャースは語った。「これらの疑問について、私が心の中で自分に言い聞かせていたことがいくつかあるが、おそらく彼も同じようなことを自分に言い聞かせていると思う。」

※：（人）の後任となる

「結局のところ、自分自身に立ち返り、自分のやりたいようにやるということだ。彼が私を見て、彼が違うやり方でやりたいと思ったことは、自分の思ったやり方でやる。”自分らしい選手になる”。それは素晴らしいことだし、そうすべきだ。彼は素晴らしい子だよ。彼はあらゆる才能を持っている。彼らのチームは本当に若いので、なりたい自分になり、なりたいリーダーになる機会が与えられている。私は彼に興奮しているよ。」

この取材以降に重要な言葉が送られて来た。それはロジャースが木曜日の練習から家に帰る途中に何度か打ったものだった。

「彼はジョーダン・ラヴ以外の誰かである必要はない。ジョーダン・ラヴほど上手にジョーダン・ラヴを演じる人はいないので、彼は大丈夫だろう。」

ラヴは昨年、フィラデルフィア戦で負傷したロジャースの代わりにベンチから出たとき、良い選手であることを示した。それは10スナップという信じられないほど小さなサンプル サイズだった。しかし、最終的なNFCチャンピオンとの対戦では得点が必要な状況で、ラヴはパス9本中6本を成功させ、113ydと1TDを記録し、2つのポゼッションでスコアボードに10ポイントを記録した。

同じ様に、ロジャースは2007年のダラス戦で負傷したファーヴの代わりにベンチから出たとき、自分が大丈夫であることを示した。

その時、ロジャースは「”俺の才能がわかるか？”という感じだった」と語った。「私はこのリーグでプレイできる。私はこのリーグでプレイできるし、長くプレイできるし、そうするつもりだ」とロジャースは振り返った。 「みんな、”この子は悪くない。彼は少しはプレイできるよ”と思っただろう」「ラヴはフィラデルフィアと対戦しとても良いプレイをしたので、誰もが、”ああ、この子は悪くない。彼はプレイできるよ”と思った。その点では私と非常によく似ている。そして、ダラス戦が私に自信を与えたのと同じように、それは彼が自信を持つために大きなものだったと確信している。」

「繰り返すが、彼はきっと大丈夫だ。彼にはQBに必要なあらゆる才能があり、彼の後ろには仲間がいる、私は確信している。そして彼はフィールドに出て、自分自身でいなければならない。それが最も簡単なことであり、それがランボーフィールドの外で話題になるようなクレイジーで難しい仕事ではない理由だ。それは、”自分らしくできますか？”というような簡単ものだ。”ああ、私はそれが得意だし、それを行うことができます。私はそれが誰よりも上手にできます”」

3年間ラヴを観てきたロジャースは、肩の強さとモビリティについてはよく知っている。ラヴは一流のQBになれるあらゆる才能を持っている。しかし、才能のあるQBの多くが失敗しているのも事実だ。

「身体的スキル以外に、QBとして成功するには何が必要でしょうか？」とロジャースに尋ねた。

「一貫性だ」とロジャースは答えた。 「あらゆる面での一貫性。リーダーシップの一貫性。調子が良いときは、試合への取り組み方や準備の仕方が一貫しています。逆境では、それに対して一貫性を持たなければなりません。そして、試合では一貫性を持ってプレイする必要があります。ご存知のように、何度も何度も。 1シーズンだけではなく、ずっとそれができるようにしなければならない。」

「多くの選手が1シーズン、2シーズンはそれを続けることができた。 ターンオーバーに気をつけ、爆発力を発揮し、効率的にプレイし、プロボウルに進出し、チームをプレイオフに進出させ、MVP の話題に加わる。しかし、3 年、5 年、8 年、10 年、15 年でもそれを続けることができますか? ? 優秀な人は、長い間、一貫してそれを何度も繰り返す。しかし、そんな奴らはほとんどいないよ。」

「その鍵となるのは、一貫性と経験と学習の積み重ね、そして良い記憶を持ち、自分にとって効果的なプロセスを作成することだ。そうすることで、すべての試合で、”私は試合に出てその場を支配し、素晴らしいプレイをするだろう”と自分に期待できるようになる。 彼らは準備をしており、すでに頭の中でプレイしている。 彼らは自分が何をすべきかを知っている。 彼らはどのような確認を行うべきかを知っている。 彼らはフットボールでどこへ向かうべきかを知っている。 それが、短い期間しか活躍できない人と、キャリアの最後まで活躍できる人を分けるものなんだ。」

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