週末レビュー(2019/9/29)
・週の出来事と雑感
プライベートで結構重いイベントがようやく終わりひと段落。長かった。そして、それに脳のシェアが2-3割持っていかれてたこと、意思決定に関するリソースが有限なことを再確認した。月曜日の夕方までそれにかかりきりだったのもあって、今週は比較的ペースを落として働いた。週末を経て、ようやく本調子が見えてきた。
疲労もあって、いつもなら自分一人でこなすような仕事を複数人に分けて進めたんだけど、これは継続してこの方法を踏襲しようと思う。事業のスピードが上がってきたから、常に4割以上自分の手を空けて、リスク管理、組織が機能しているか、先手の仕込み等各事業部で出来ないことを統合的にどうするかを日々考えないといけない。頭では分かりつつも、どうしても進め方がイケてないと口を挟んでしまうのは、前職の悪いなごりだな、修正しないと。
・年始目標の進捗状況表の更新
諸々事業の進捗と自分の余力に噛み合ってなくて、全く機能してなかったので、10-12月のQに合わせて割と抜本的に更新。今回書いたものに年内ちゃんとコミットしていい年末を迎えようと思う。
・見たもの読んだものの雑感
『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』
以前『神話の力』という本を読んだのだけど、その本とセットで読むと読解の内容が深まるかなと思った。前職の時までは、スピリチュアル的なものにすごく嫌悪感があったけど、今の仕事はかなり人と向き合うことが多いからか、腹落ちする部分も多かった。人間は多かれ少なかれ病を抱えていて、その反動や治癒の過程で傍目には理解が難しい行動・言動に出てしまうこと、問題を集団でとらえがちな国民性であること、それゆえに徹底的に言語化するのではなく、場で表現することを通して克服していくことが有効であることが多いこと。
自分の固定観念で人を判別しようとしたり、人のことを自分のエゴのために利用したりしようとしてしまうところが自分にはあるから、それをいかにフラットに、いかにその人のために、組織のためにちゃんと向き合えるかというのは、いいリーダーになるために不可欠なところだな。今後の課題。
『進撃の巨人』
一気読み。ストーリーの筋を追うことをメインで、細かいところは結構読み飛ばした。自分たちの枠外で生じうる恐れている事象について、自分たちの組織に対して内向きになり、考えないことでその事象が生じえないと思い込んでやり過ごすのか、真実を追い求めて、傷つきながらも最終的には前者より望ましい成果を手に入れたいのか。どの組織、どの個人にも当てはまることで、それを一つの主題としてこの漫画が描かれているんだろうけど、自分のことを言われているようで読みながら終始反省してた。
『全裸監督』
うーん、SNSで絶賛されてたから見たけど個人的には刺さらなかった。一番合わなかったのは、ストーリー展開がのっぺりしてスピード感がなかったからかな。大胆なテーマだし、キャストも素敵だから、最初の期待値がもう少し低かったら楽しめたのかも。
・その他考え事
マネジメントとしての成長は、スキルではなく、芸風の獲得と洗練だと楠木さんが繰り返し著書に書かれていて、日々自分の力不足を痛感しているんだけど、ちょっと安心をした。一朝一夕では、芸風をものにするということは出来ないし。それもあって、最近は黒子に徹していて、それが功を奏している。自分のマネジメントとしての芸風というのは、対比する何かがあって、自分の相対的強み・弱みが把握できるから、それをどう把握すればいいのか、どう伸ばしていけばいいのかというのは正直今路頭に迷っているんだけど、おそらく僕の強みは、直観的な意思決定とドライブ力。変に論理的なアプローチを取ることで強みを打ち消さないように、かつ、独善的にならないように近しい人との信頼関係を大事にしながら芸風をものにしていきたい。
書きながら思ったけど、まだ疲れ残ってるな。しっかり休もう。そして明日から一週間、ちゃんと頑張る。
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