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MNTSQのプロダクト責任者に就任しました!

こんにちは。
「すべての合意をフェアにする」MNTSQの上村です。
このたび、2024年4月にMNTSQのプロダクト責任者を拝命しました。

今日はごあいさつを兼ねて、MNTSQが目指すところを書きたいと思います。

(↓私のMNTSQ入社エントリ。今も激しい変化が続いています)


MNTSQの現在地

MNTSQは、主にエンタープライズ企業様向けに「CLM」と呼ばれるリーガルテックのプロダクトを提供しています。「CLM」という言葉は聞き慣れないと思いますが、「Contract Lifecycle Management」の略で、契約業務のプロセス全体をマネジメントすることを指します。

MNTSQ CLMのイメージ

契約業務は、簡単にいうと、①契約書のドラフト、②審査、③締結(押印・サイン)、④締結済み契約の集約・管理、という流れで進みます。MNTSQは、これらの契約業務プロセスのうち、「③締結(押印・サイン)」の部分を除く、ほぼすべてのプロセスをカバーするプロダクトです。ユーザーの多くはエンタープライズ企業の法務部の方で、MNTSQは「契約のプロフェッショナルのための味方」として、確固たるポジションを築いてきました。

MNTSQの目指すところ

ところで、この記事をお読みの皆さまは契約のプロフェッショナルでしょうか? もし皆さまが契約のプロフェッショナルでないのであれば、「契約業務ってしんどいな」と思われたことはありませんか? 私は契約のプロフェッショナルではなく、これまでずっと「契約業務ってしんどいな」と思ってきた人間です。理由は大きく分けて3つあります。

第1に、難しい。
そもそも契約書で用いられる言葉が専門的で、難解です。契約書を自分で読み込んで、取り決められている内容や、含まれるリスクを完璧に理解できる人は、契約のプロフェッショナルを除き、ほぼいないんじゃないかとさえ思います。

第2に、手間がかかる。
契約締結に至るまでに、踏まないといけないステップが多数あります。例えば、

  • インターネットや社内イントラから契約書の雛型をダウンロードし、ドラフトを作成する

  • ドラフトができたら、法務部に契約審査をお願いし、必要に応じてドラフトを修正する

  • 修正したドラフトを、取引先とメールでやり取りし、交渉する

  • 取引先から修正提案が来れば、またドラフトを修正して、契約審査を依頼して、改めてドラフトをメールする

こうしたサイクルを何度も繰り返すことで、ようやく契約締結に至ります。
ただ事業を前に進めたいだけなのに、契約業務には膨大な時間と手間がかかります。

第3に、迷いやすい。
契約業務は、多くの人にとって得意な業務ではなく、必要だからやる仕事です。契約締結に向けて、何をどう進めればいいのかわからず、とりあえず周囲にいる詳しい人に相談するところから始める。このような風景は、多くの企業で日常茶飯事として見られるでしょう。

MNTSQは、こういった契約業務のあらゆる面倒事をなくし、より簡単に、手間なく、迷わずに契約業務を進められるプラットフォームに進化していきます。言ってみれば、契約業務のプロフェッショナルではない、契約業務に不慣れな人のための味方にもなっていきます。

契約のプロフェッショナルにとってのMNTSQ

このことは、実は、契約業務のプロフェッショナルである、法務部の方にとっても大きなメリットがあります。

エンタープライズ企業の法務部は、常に人手不足に悩まされています。中には、残業時間がとんでもないことになっている法務部の方もいらっしゃると聞きます。法務部の方にとっては、いかに業務の品質を上げつつ、効率化していくかが課題となりますが、中でも最大の時間を取られているのが、契約のプロフェッショナルではない方(営業部や購買部といった事業部の方々)からくる、定型的で反復的な相談や契約審査の依頼です。相手は契約のプロではありませんから、自然と質問内容は初歩的なものが多くなり、やり取りに時間がかかります。同じような相談・依頼をさばくために、多くの時間を取られているのが法務部の実態です。

この変化が激しい時代にあって、法務部は、経営法務・戦略法務として、会社の経営に大きなインパクトを与える存在になるべきチームです。にも関わらず、希少な人材の多くの時間が定型的かつ反復的な仕事に取られていては、本来のポテンシャルを発揮することができません。定型的かつ反復的な仕事は、ITやAIがもっとも得意とする領域です。AIは、人間の仕事を奪うのではなく、潜在力を解き放つパワーを与えてくれる相棒的な存在です。

進化したMNTSQは、契約業務のプロフェッショナルの悩みも解決します。MNTSQを使うことで、契約業務に関わる非効率が企業内からきれいになくなり、より多くの時間を本質的な仕事に使えるようになります。MNTSQは今後、そういう世界を実現していきます。

なぜMNTSQにできるのか

なぜMNTSQにできるのか。3つの理由があります。

  • 圧倒的な契約業務のノウハウ。日本トップローファームである長島・大野・常松法律事務所が有する最高峰のリーガルナレッジを基盤にプロダクトを開発しています。

  • 高度な技術力。契約業務に特化したAIアルゴリズムや、契約文書に特化した検索エンジンを基盤に、従来のプロダクトでは実現できなかった高い価値を実現することができています。

  • 豊富な導入実績。日本人なら誰もが知る、日本を代表するトップ企業群への導入実績があり、そこから得られる豊かなフィードバックに基づきプロダクトをブラッシュアップしています。

MNTSQ導入実績(MNTSQコーポレートページより引用)

エンタープライズ企業の契約業務の面倒事をきれいになくすプロダクトに

まとめると、MNTSQは、圧倒的な契約業務のノウハウと、AIを含む高度な技術力、豊富な導入実績から得られるフィードバックを武器に、「契約のプロフェッショナルの人も、そうでない人も、双方のための味方」に進化します。そして、「エンタープライズ企業の契約業務の面倒事をきれいになくすプロダクト」になっていきます。

いつか、MNTSQをまだ触ったことがない皆さんの手元にもMNTSQが届き、「契約って昔は大変だったけど、いまは楽になったよね〜」と言ってもらえる日が来ることを楽しみに、開発チーム一丸となってMNTSQを進化させていこうと思います。

(↓当社代表の板谷がGitHub Copilotからインスパイアされた話)


We're hiring!

ということで、エンタープライズ企業の契約業務の面倒事をなくす活動を一緒にしてくれる仲間を募集しています!

MNTSQはこの4月に開発体制を刷新し、新たなスタートを切りました。魅力的なポジションが多数オープンされていますので、ぜひ採用情報のページをご覧になってみてください。なお、新体制についてはTechドメインを統括する高田の記事に熱く語られていますので、あわせてご覧いただければと思います。


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