人生で大切な11個。どれだけ捨てられるか?
手に入れることは、捨てること。
「残業して稼ぐ」 VS 「プライベートの時間を増やす」
「貯金する」 VS 「ほしいものを買う」
「彼女を1人作る」 VS 「多くの女の子と遊ぶ」
など、「一つ」の事柄同士がトレードオフで語られることが多い。
ただ、実際に人が選択するときは、
「複数」を手に入れ、「別の複数」を捨てている。
例えば、残業して仕事に打ち込むことで、
業務上の能力
お金
職場での信頼
出世
社会への貢献
などが手に入る。
逆に、
ボーっとする余暇の減少
遊ぶ時間の減少
睡眠不足による健康被害
ストレスによる老化
などのデメリットも沢山ある。
調子が良いときは、メリットばかりに目がいき、
調子が悪いときは、デメリットばかりが気になるが、
全てを手に入れる最高の手段はなく、
逆に最悪の手段も存在しない。
だから、
「何をどれだけ手に入れたいのか?」
「何をどれだけ捨てられるのか?」
を決めると、判断への迷いや後悔が減る。
そこで、人生で大切だと思うであろうものを、11個にまとめた。
(MECEではないが、大半はカバーできるはずだ。)
①名誉・地位・権力
②人間関係
③体験
④モノ
⑤健康
⑥能力
⑦余暇
⑧外見
⑨お金
⑩社会変革
⑪安全
当然どれも手に入るなら全部ほしい。
ただ、この中から、
「とても手に入れたい」
「積極的に捨てられる」
と思えるものを考えることで、自分らしい生き方ができる。
例えば、
年収2,000万円ほしい(⑨お金)
ただ、借金して起業するのは怖い(⑪安全)
その分、残業は月200時間までできる(▲⑦余暇)
50歳で死んでもいいので健康は気にしない(▲⑤健康)
という人なら、
外資系コンサルや総合商社などの
『激務だが高給』な会社に勤めるべきだろう。
普通以上に手に入れるためには、
普通以上に捨てる覚悟が必要となる。
いかに捨てられるかが腕の見せ所である。
11個の中で大切にしたいものの中でも、
細かく分けると捨てる余地が見つかる。
例えば、『②人間関係』の中でも、
「家族との時間は大切だが、ご近所付き合いはさほど大切でない」
という人はいるだろう。
『④モノ』の中でも、
「車は欲しいが、ブランドバッグは不要」という人もいて当然だ。
そのため、細かく分けて考えられるよう、
11個の項目をより具体的に記載した。
「自分は何を求めて毎日頑張っているのか?」
それを見つめ直すのに役立ててもらえればと思う。
【11個の大切なこと】
①名誉・地位・権力
■表彰
・社内MVP
・業界内での受賞
・内閣府勲章
■知名度
・業界内認知度
・SNSフォロワー数
・メディア露出
■出世
②人間関係
■恋愛
■家族
・夫妻
・親
・子供
・兄弟姉妹
・祖父母
・親戚
■友人
■ご近所
■有名人
■権力者
③体験
■食事
■睡眠
■趣味
■性行為
④モノ
■生活必需品
■嗜好品
・家
・車
・ブランド物
⑤健康
■体の部位
・頭:記憶
・目:視力、動体視力
・鼻:嗅覚
・耳:聴覚
・口:歯、味覚
・手:触覚
・喉
・肩
・胃
・腸
・背中
・足
■心
・安定
・挑戦心、野心、夢、熱意
・思いやり
・倫理観
⑥能力
■頭:知識、思考力
■体:筋力、技術
⑦余暇
■頭:ボーッと何も考えない時間
■体:ゴロゴロダラダラできる時間
■場所:家で過ごす時間
⑧外見
■ファッション:髪型、服装
■体:毛髪量、肌、歯、体型
■匂い:体臭、口臭
⑨お金
■使用目的:生活費、嗜好品、娯楽
■保有目的:安心
■ゲーム目的:数字を増やすこと自体が楽しい
⑩社会変革
■戦争・紛争・世界平和
■自然環境
■人種差別
■動物愛護
■技術革新
⑪安全
■病気
■事故
■災害
・地震
・火事
・雷
■犯罪
・殺人、誘拐、監禁
・強盗、窃盗
・強制わいせつ
・放火
・恐喝
■訴訟
・会社:パワハラ、セクハラ
・日常:過失、冤罪
■デジタル
・ハッキング
・デジタルタトゥー
【生き方の例】
最後に図解イメージも載せておく。
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