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爆弾を抱えて

爆弾を抱える事になった。
加齢における体の変化なのか何なのか、望んでいなくても神からのプレゼントは突然届く。
良いものの時も有れば悪いものの時もある。それだけの話だ。

お尻が痛い。黄門様がお怒りだ。
ある日を境におトイレの後しばらくして痛みが来る様になった。
「まさか…」と「気のせいかな!」が同居する。こういう時大概は悪い方に転がる。
ある日走りに行ったら1kmくらいで激痛が走り徒歩でひーひー言いながら帰宅。
来る時が来たか…。

市販の薬を使うもあまり改善しない。
数日で痛みのルーティーンを把握する。大体朝おトイレに行く、直後からじわじわ痛くその後激痛へとパワーアップして昼過ぎまで痛い。
痛みのスパンが長い。
「これはあれだよね、Gだよね?」と自問自答するが黄門様は答えてくれない。

お医者さんに行った。
次の週から予定があったのでその前にと思ってお医者さんに助けを求める。かかりつけ医の都合が合わず、若い研修医風の人に何も見づに手術を勧められる。
お薬もらうがあまり変わらず。

やっとかかりつけ医に会える。
原因分からず!
痛みの種類や触診でも「原因はこれ!」と特定出来ず今は検査の結果を待つ。
思ったより大事なのかと不安になる。

この爆弾は場所が場所なのであまり大っぴらに話せないと言うか、これが肘とかで僕が大リーガーなら(本人はたまったものでは無いだろうが)どこか悲劇のヒーロー感がある。
一般人の黄門様が爆弾を抱えても悲劇感はないし
どこか喜劇感すらある。
こういう場所がちょっとズレてるだけで意味合いが変わってくると言うか差別的な見方をする人って多いと思う。
口髭はダンディなのに数ミリ上方へ移動しただけで鼻毛だ。同じ毛なのに。同じ人から生えた同じ毛なのに数ミリ違えば口髭なのに忌み嫌われる。
そもそも名前が鼻毛の時点で勝ち目がない。

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