Vo.8 さらば師匠!!ミスターアジアはディズニーに死す

このバカ弟子がぁぁぁぁ!!

ワシぁ!!東方無敗ミスターアジアだぁぁ!!

流派ァァ東方無敗は

王者の風よ

全新

系列

天破侠乱

見よ!東方は赤く燃えているぅぅう!!

ものども!!テーマパークは好きか!!!??
そうか好きか!!
こ、このうつけものがぁぁぁぁ

ワシは大嫌いじゃぁぁぁ

(東方不敗のキャラを落とし込みましたが私の中のパワーちゃんとダブるのでこの辺で)

何と言うか苦手なんですよね。テーマパーク。
と言うのも私、殆ど趣味がありませぬ。
テーマパークと言うからには何かテーマのあるパークなのです。

そうです。リンキンパーク

I’m breaking the habit tonight

脱線しました。テーマパークは幻想的なものが多いのでそこに入り込めないのです。

ツイキャスでもお話しましたが私は感情の起伏があまり無く(これだけテンション高い文章書いておいてそれはとんだサイコ野郎ですが)

無理やりキャラを落とし込んで世の中に溶け込んでいるのですがどう足掻いてもテーマパークは落とし込みが出来ないのです。特にキャラクターもののテーマパーク。

そんな私ですがやっぱり誘われるのです。テーマパーク。

そこの貴方、デートの話と思いましたね?
それがメンタリズムです。

インターネットカラオケマン界隈随一のモテ男。確か不確か。私生活で女の子とハーモニーを奏でるその姿、まさに歌い手界のプレイボーイ!!

今日もリスナーのハートを甘いビブラートで揺らぎそして誘い込みキャッチ。 

貴方と私だけのデュエットを奏でるのです。

「今夜はぁ君の為だけに歌うよぉ(囁きASMR)」

はい、行きました。ディズニーランド。
野郎三人♂で. . . (白目)

今日はネズミの国に男三人で遊びに行った時のお話をしますね。


友人AとBからネズミーに行こうと連絡が来た。

テーマパークに行くのは気が引けるが上京して早3年。飲み会以外に何処にも遊びに行っていない。たまには苦手な場所にチャレンジすることで発見があるかも知れないと行くことにした。

超苦手なネズミーランドに. . .

当日

開演前8時30分に舞浜駅に到着。
集合時間は8時45分。流石にまだ友人は来ていない。

こんなにも朝早と言うのに駅には人で溢れていた。老若男女問わずネズミの耳を模したカチューシャをしている。笑顔溢れる群衆の中に怪訝な顔をした男が一人。

俺は絶対にアレをしない。死んでもしないと決意改め連勤で心身疲労した状態に鞭を打つようにエナジードリンクを飲み干す。

友人達は集合時間になっても来ない。結局二人は9時15分に来た。

友人「ごめん、確か。寝坊しちゃってさ」

誤差には慣れている。過去に11時間待たされた事があるのだ。これくらいは平気。

俺「平気だ。変わりに俺は今日被り物をしない。それを強要しないことを約束してくれ」

入園するや否や友人はスマホを操作しながら何かをしている。ネズミーは何やらアプリで混雑状況、特典、地図と言った情報を見れるらしい。

インストールはしない。今日で最後なのだから。

目的のアトラクションに向かう途中、チップとデールを見掛けた。誰一人とて二人に近寄らない。と言うか興味がないようだ。

そこから少し先に行列。ネズミーランドの主人公ネズミーだ!!夢の国にもリアルな人気格差が有るんだなと少し感心する。

がチップとデールには近寄らない。俺も興味が
ないからだ。

そうこうしている内にアトラクションの場所へ到着。待ち時間120分。

120分だとぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
俺の怒りはビックサンダーマウンテン!!
たかが数分の乗り物に120分待たなきゃいけんのか!!この国は!!

友人達はニコニコしている

友人「今日はいつもよりも混んでないね~」

俺「そ、そうなんだ。良かった~」

全然良くない。120分で何が出来る!??

・versのリズムトラック完成出来るぞ
・映画一本見れるぞ
・質の良い仮眠が取れるぞ

ぐわぁぁぁぁ。何が楽しいんじゃこの国わぁぁぁ!!

アトラクション乗りました。絶叫系でしたがそこはインターネットカラオケマン。
誰よりも高くそして響く声で絶叫。多分HiCは出ていたと思います。

アトラクションに乗った事でお腹が空いた三人。朝御飯も食べていないので売店へ

ターキーが売っていました。ターキー🍗
違和感がある。何故にターキーなのだ。

ここから先に数m尻を振りながら歩いているあのドナルドとか言う鳥はこれを見ても何も思わないのか?

食べられる鳥と踊る鳥の違いは何なのだ。
そうこう思考を巡らせながら実食。

可食部位が少ない。全体的に筋っぽく骨が多い。そこから察するに恐らく養殖の鳥ではない。と言うことは. . .

事実は小説より奇なり。

この国の真理に触れた気がした。夢の国だろうと世界は残酷なのだ。

食後パレードを見に行こうと友人からの提案。
パレードも何もほぼほぼ興味がないので付いていく。

園内中央ネズミーのキャラクター達が集結して乗り物の上で踊っている。

それを取り囲むよう座り手を振る人々。

着ぐるみは視野が狭いから見えてないんじゃないかと邪推するネズミーランドと相性が世界一悪い男。

乗り物はかなり高さがあり、落ちたら大怪我
にも関わらず柵が無い。足場も狭い。
視野の狭い着ぐるみ達は超危険な高所で器用に踊っている。流石プロだ。

がしかし俺は見てしまった。足場中央に金属のポール。そこに繋がる水色の細いロープ。

命綱と言うにはあまりにも心許ない。

しかし莫大な利益を前に背に腹は代えられない。怪我人が出てないからヨシ!!(現場猫風)

人気キャラクター達が次々と通り過ぎる中、歓声が止まる。リロ&ステッチの登場だ。誰も手を振っていないのに手を振る二人のキャラクター。夢の国の人気格差は非情。

てめぇらさっきまで幻想に浸ってたのに急に現実見るな。体でも良いから手を振れよ。ここは夢の国なんだからよ。雰囲気が大事だろよと激怒する俺。手のひらドリルはお手の物。

勿論俺は手を振らない。

次にピーターパンの登場。こちらは着ぐるみではなく実写。確かに努力は垣間見えるが明らかに20代。先ほど見掛けたフック船長とその連れは着ぐるみだったんだからピーターパンも着ぐるみで良くないか?とネズミーの詰めの甘さに思わず突っ込みを入れる。
 
15分程のパーレドも終わり最後に謎の円盤が前に通る。何のキャラクターなのか凝視すると

presents by NTTとの文字

今日一の大爆笑。夢の国とは言えスポンサーには逆らえずwww
ニヒルな笑みを隠すために下を向くと何かの影が. . .

ピンクの尻尾に茶色の毛をした何か. . .

整備された外観の外れ、雑草まみれの場所へ走り去りそれを追っかけてみると巣穴を発見。

感動した。ネズミーランドに野生のネズミーが...

あっ。もしかしたらレミーの美味しいボンヤスキーだったかも知れない。

ネズミーの世界観の作り込みには脱帽。

場面は変わりに川辺に来た。カヌーアトラクション。ビーバーブラザースのカヌーの探検

名前等しく. . . とはいかずビーバーダムが見当たらない。彼らは人間と同じく環境を変える能力を持った生物。彼らの代名詞とも呼べるダムが見当たらないのにビーバーを語る資格はない。

俺の動物愛を舐めて貰っては困る。

贅沢な名前ね。今日からお前は
ドウェイン・ジョンソンブラザースの川下りだ。

8組16名。ブラザースの長2名を含め18人でカヌーに乗り込む。友人一人は余ってしまい知らぬ女の子とペアになってしまった。可哀想に

女の子. . .笑

前方の若い女の子達が大声でリズムを取っている。それに合わせ我々おっさんずもオールを漕ぐ。アトラクションに乗り気ではないがカヌーはチームプレーが鉄則。
一人のリズムが崩れるとチーム全体に影響する。

確か不確か2X歳全身全霊で漕がしてもらいます!! 

途中で気付く。素人16名。全然漕げてない。
最後尾、ブラザース長の女性スタッフがほぼ一人で漕いでると言っても過言ではない。

華奢な体躯に似合わぬ発達した二頭筋には日々の努力が垣間見える。

今日の皆の笑顔はお姉さんの二頭筋のお陰だ。
ありがとうお姉さん。

探検の道中前方のブラザース長から解説が入る。

右手に見えるのは先住民の集落ですー

と陽気に解説しているが明らかにイ◯ディアン
羽の頭飾りに赤い肌はまさにそれ。

歴史的にちょっとややこしくなるんじゃないか?ほら侵略の歴史とかあるじゃないか。

そう言う過去を彷彿とさせる描写は夢の国にそぐわないんじゃないか?

と思いつつもオールを漕ぐ。
気付けば皆疲れ果てオールを漕いでいない。

おい、前方の元気女子大生!!根性見せろ
カヌーはチームプレーだぞ!!

後ろお姉さんに申し訳なさは感じんのか!!

俺は絶対に諦めたりはしない。例え日々のデスクワークで肩を痛め整体通いだったとしても!!

漸くゴールへ到達。カヌーから降りる人々。
誰一人とて本日の功労者。後方でオールを漕いで我々を楽しませてくれたお姉さんにお礼を言わない。

なんて礼儀のない奴等だ。夢を見るのも良いが現実とも向き合ったらどうだ!!

俺が皆の分代わりに言う。

あんたが。貴方こそがボスだ。

ありがとう。

(とは言えず小声でありがとうございました。お陰で楽しめました。大変だと思いますが頑張って下さい。とお辞儀)

ここから日々の連勤が祟り記憶が混濁。
友人に連れられ謎のアトラクションに順番待ち。待ち時間180分

途中三回立ちながら失神。後方のカップルに激突。すいませんムード壊してしまって。心よりお詫び申し上げます。

アトラクション乗ってる途中も感情は無。
知らないキャラクター。よくわからない乗り物。俺はこの10分の為に何をしているんだ。
そもそも乗り物は二人乗りが多い。何故一名ハブられる三人で行くことになったのだ。

全てがわからない。帰りたい。

そして何だかんだあっという間に夜
満足げな友人達とは違い俺の顔はげっそり。

友人「楽しかったね~久々に朝から夜まで遊んだ~」

俺「お、おう。」

(もう話を合わせる気力もない)

俺「慣れていた様子から察するにお前らはよくここに来るんだな。ディズニーのキャラクターが好きなのか?」

首を横に振る友人達

友人「ジブリが好き」

俺「」(絶句)

二度と行かねぇ。。。

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