娘の結婚話

なぜ備忘録を書こうと思ったのか思い出した(遅

全てはここから始まったのだった。

先週東京から帰省していた娘が帰る時。

空港まで送っていく車内で彼女がのたまった。

「来週、○○くん(娘の彼氏)のご両親に会うねん。たぶん結婚すると思う」

はぁ?

我が家から空港まで車で15分。
いやいやいや、ここで言う?
ここまで3日間いくらでも言うときあったやん。

「え、あ、そ、そかそか」

と意味不明な返答をする私に彼女は続けた。

「おかーさんは結婚は遅くていいって言ってたけど、私もあっちも仕事柄ここを逃したらめっちゃ遅くなると思うねん。だからいい機会かなーって」

でもまあキチンと決まった話じゃないし、またね~♪と軽い言葉を残して彼女は帰っていった。

ア.ハイ

え、でもそれってほぼ決まった話じゃない?

娘24歳、彼27歳。
決して早くはない。
けれど…。

後々書いていくが、彼女と私は戦友みたいなものだ。
私は彼女がいたから生きてこられたといっても過言ではない。
彼女が就職で東京に行ってしまうときは、隠れてかなり泣いた。
今回も恥ずかしながら今までに何度も泣いている。

彼には会ったことはないがおそらく好青年だと思うし、なんの不満もないけれど。

でも。

もう少し私の子どもでいてほしかったよ、娘よ。

貴女の門出の時には笑っていられるように。
幸せにと言えるように。

今はちょっと泣いててもいいよね。

……当日も泣いてる気がするけど、それはまあそういうことで。

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