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「笑い」

小学2年生ごろだったか、僕は初めて漫才というものに出会った。
クラスのお楽しみ会、そこで人生で初めて人前で漫才を披露した。
初めて味わう人からの笑い、その時から僕は「笑い」の虜になっていた。

中学1年生、初めてM-1の舞台に立った。
クラスの同級生と初めて見知らぬ人の前に立ち、当たり前のようにスベり散らかした。
その時初めて「笑い」の難しさを知った。

大人になり、R-1やM-1に再度出るようになった。
漫才熱が抑えきれなくなり、日常から常に面白くありたいと思っていた。
僕の全ては「笑い」を中心に回っていた。

今年、改めてM-1に出る。
去年悔しい思いをし、1年暇さえあればネタを作っていた。
「これだ」というネタを作っては「これじゃない」と自問自答を繰り返し、ようやく一つの形が生まれた。
この武器を信じて、また再度僕は「笑い」という壁に立ち向かおうとする。

そして僕は今日も「笑い」を貪欲に欲しがっている。

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