有象利路先生独占インタビュー ~自傷行為~

概要

皆様初めまして。芥子粒ラノベ作家の有象利路と申します。
今回はこの……数年後には消滅間違いないと思われるnoteとかいう悲惨コミュニケーションツールを使って、また記事を作ることにしました。

ところで皆様はインタビュー記事をご存知ですか?
インターネットに触れていると、時折目にすることがあるでしょう。
様々な著名人相手に、様々なウェブサイトが質疑応答をし、その様を文章化した上で読者に向けた、あんな感じのアレです(あやふや)

ライトノベル業界はエンタメ界においてそこまで規模の大きなものではありませんが(悲しみ)、ああいったインタビュー記事がないわけではありません。
ここで具体的なサイト名を出すと怒られそうなので言いませんが、ああいったインタビューというものは、カス作家である私からすると憧れのようなものに映ります。

しかし残念ながら、ああいったインタビューを受けられるのは、未来のラノベ業界を背負って立つ各レーベルの売れっ子作家さん達です。
これは他のインタビューにも言えることですが、わざわざ手間暇割いて需要のない存在にインタビューをする、ということはありえません。
スポーツならば三軍選手、俳優ならば端役、作家ならば売れてないやつ、つまり私みたいなやつはインタビューを受けることなどないのです。
需要がありませんからね。世の中は需要と供給で回っています。
ていうか改めて考えて、私が消費者なら私のインタビューとか別に見たくないですからね。

でも一回ぐらい、人生でインタビューをされてみたい……。
特に言いたいことはないけど対談とかしてみたい……。
叶わぬ夢を叶えてみたい……。



じゃあ自分で自分にインタビューをしよう!(閃き一閃)



今回の目的は以上となります(意味不明)
これまで以上に己の精神を害する、精神的自傷行為に他なりませんが、まあ二巻も出たので記念というのと、普通の精神性を持った作家の方はこんなマジキチ行為しないので…………。


※全部ネタ記事なので本気にしないでください

※読書感想文Ⅱは思った以上に長引いているのでお待ちください

本文


――本日はご足労頂きありがとうございます。早速で申し訳ありませんが、自己紹介の方をお願いします。

有象:はい。有象利路と申します。作家歴は今年で三年目になります。何分インタビューなど受けたことのない身ですので、お見苦しいところが多々あると思いますが、何卒宜しくお願い致します。

――まずは有象先生、『賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求 痛』の発売、まことにおめでとうございます。

有象:ありがとうございます! 色々ありましたが、無事出版に漕ぎ着けることが出来て一安心しています(笑)。

――(笑)

有象:(笑)

――本日はありがとうございました。

有象:コラコラコラ~! まだ始まったばっかり~!!

――薄々感じてはいましたが、ギャグ小説を書いているからといって、別に作者である有象先生がものすごく面白い人間である、というわけではないのですね。

有象:あっ そうですね。

――それでも無理にTwitterなどでウケを狙いに逝っている姿を拝見していますが、痛々しさが先に来ており居たたまれない気持ちになります。小学校の時、大して面白くもない癖にわざとホームルーム時にはしゃいで笑いを取ろうとしていた、嫌われ者の佐藤を思い出します。佐藤先生も学生時代は似たようなタイプでしたか?

有象:有象です。

――そうでしたか。その時の先生のご経験が、今こうして作品に反映されていると考えると、はしゃいでは滑っていた陰キャ最前線たる当時の学生時代も無駄ではなかったという好意的解釈が取れますね。

有象:そうですね。

――陰キャというものは大体が暗くてうつむきがちで、それでいて自己顕示欲とプライドだけは一丁前な、そらもう生きていてもしゃあないわワレという感じの生物であると私は認識しています。有象先生の著作をザッと流す感じで立ち読みしたところ、そんな感じのアレが含まれていると思いました。

有象:含まれていません。あと流して立ち読みせずに買って下さい。

――なるほど。やはり基本的な理念として、陰キャである自分自身をまず最初に差別する、というところから始まっているわけですね。今、私がこうしてインタビューをしているのは最低最悪のクズ人間であるということに、震えが止まりません。有象先生……いえ、有象はとんだレイシストですね。

有象:レイシストではありません。

――そもそも私はライトノベルというものがどうにも苦手でして、あんなものは一般的な文学作品からすると愚にもつかない劣悪な読み物です。いえ、読み物と呼ぶことすらおこがましい。資源の無駄ですよ。あんなものを刷るぐらいなら、かの文豪達の名作を再版し、無料で小学校や中学校で配布したほうが世のためです。その中でも特に、お前の作品は品性下劣でしょうもない、ハナクソをほじりながら駄文を書いて印税貰えて幸せでちゅねえ~? としか思えないようなものだと思っています。死んだら?

有象:これ俺いる?

――主役不在でインタビュー記事は書けないですよ(笑)。

有象:この段階でのセリフ量の比率が、私とあなたで1:9ですね。主役は私ではないように思えますね。

――なるほど。では有象先生は学生時代、全くラノベを書いていなかったと?

有象:お互い別の部屋で独り言を言っている様を記事にした感じですねぇ?

――では、次からはテーマに沿ってインタビューを行っていきたいと思います。


二巻制作が決まった時、最初に思ったこと


有象:そうですね……第一に思ったのは「やりたくねえ」という部分ですかね。本来私のような立場の作家は、続刊が出るというだけでありがたいことであり、そもそも「やってはならねえ」が前に来ていますので、喜ぶべきではあったのですが……本当に書くのが辛い作品なので、正直こう思いました(笑)。

――はあ。

有象:それでも自分の作品を待っている読者の方がいる、というのは何事にも代えがたい無上の喜びです。その読者の方の応援でこうなったわけですから、逃げるわけにはいかないと。なので「やりたくねえ」とは思いつつも、「絶対に二巻は出す」という気持ちも同時にありました。

――そっすか。

有象:かなり苦労はしましたけどね。幸い、一巻制作時に作ったネタ帳、この場合のネタ帳とは一般的な作家が持っているネタ帳とは違って、お笑い芸人の方が作っているようなギャグのネタ帳なのですが、それがまだちょっとだけ残っていまして。それを上手く再利用していく形でやりました。

――ん。

有象:なので、後で聞かれるとは思いますが、そもそも現在ネタ帳が空っぽになったので、やるにしろやらないにしろ三巻は厳しいです(笑)。

――そういや声優ラジオのウラオモテ読んだ?

有象:これお前いる?

――主役不在でインタビュー記事は書けないですよ(笑)。

有象:お前は主役じゃないんだよなぁ……。

――何か色々とたわごとをありがとうございました。次のテーマです。

有象:そんな切り上げ方ある?


二巻のみどころ


有象:全部です(笑)。

――しょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおもなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww インタビューで一番言ったらあかんやつwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

有象:訂正します。《ご新規様と弟子》です。

――なにそれ?

有象:いわゆるアーデルモーデル回ですね。彼が出る回は面白おかしく書けることが多いので、今回も比較的面白おかしく書けました。私は何か書き上げた時、必ず自己採点をするのですが、この回は自己採点高めです。そういう意味でも自信作である一編かな、と。

――隙あらば自分語り(笑)。

有象:煽り倒すやんお前

――個人的に二巻は流し読んだだけとはいえ、そもそも私はお前の作品が言うほど好きじゃないので(ファンじゃないので)、amazonレビューで★を付けるなら(大手ネット通販サイトamazonでは、ユーザーレビューがあり★1~5と批評文をつけてレビューが可能。★5が最高点で★1が最低点)どう頑張っても★3止まりです。一巻は★1(死ぬほど低い)ですね。二巻はレビューするに値しない(購買層ではない)かな……。

有象:え? 俺アンチからインタビュー受けてんの?

――ところで声優ラジオのウラオモテ読んだ?

有象:まだ読めていないですが、買いました。近々読む予定です。

――そういやお前って電撃大賞で見事落選してたよね? やっぱ屈辱感じながら毎年電撃大賞受賞作品読んでんの?w

有象:次のテーマ行きましょうか。


やっぱ屈辱感じながら毎年電撃大賞受賞作品読んでんの?


――はよ答えろや!

有象:イジメかな?

――受賞したらあんな品性下劣なラノベ書かされなかったと思うと、変な笑いが止まりません。

有象:まあ……仮に自分が電撃大賞受賞作家だとしたら、恐らく担当のA(阿南浩志)とT(土屋智之)も、シコルスキを書かせるような真似はしなかったとは思いますね。あとこっちが配慮してイニシャルで呼んだのに、ご丁寧に速攻でフルネームを出さないで貰えますかね?

――あれだけ作中で二人の担当をネタにしておいてどの口が言うのですか?

有象:レスバ強いですね。参りました。話を強引に戻しますが、様々な要因があわさって、今自分はこの業界に立っています。シコルスキを書いたのは、その巡り合わせがあったからです。何か一つでも掛け違いがあれば、シコルスキは生まれませんでした。生まれなかったことを望むより、生まれたことを祝うべきです。色々思うところはありますが、二巻まで書けてよかったと思っています。

――つまり……どういう意味?

有象:国語力は弱いのかな?


今後の活動について


――もう書くのが面倒になってきたので、まとめに入りたいと思います。正直割とどうでもいいとはいえ、今後もどの面下げて作家活動をするのかは存じ上げませんが、何かしら言いたいことがあったら言って下さい。

有象:三巻については何度も各所で申し上げている通り、白紙です。二巻を最後まで読んだ方は分かると思いますが、今出来る形で一番きれいに終わらせたつもりです。あくまで私はプロとして、「二巻完結で」というオーダーに応える形で執筆しました。続刊を匂わせるような書き方もせず、持っているネタ帳が空になるよう書き上げました。それでも続きが読みたいという声はちらほらと聞こえてきます。それは作家としてとても嬉しいことであり、やはり何かしらの形で返事はしたいと思っています。

――じゃあやっぱ三巻出るんじゃん! 最初からそう言っとけボケ!!

有象:いや出ね―よ!! 出すも出さないも編集と電撃文庫次第っつってんだよ!! えー、言われれば書きますが、言われない限りは書けません。しかしそれでは寂しいので、カクヨ村の方で不定期に短編は載せていきたいとは思っています。シコルスキの短編を一個作るのは、長編小説を書き上げる労力に等しいので、中々難しいですが……。

――つまり作家活動は今回限りで引退される、と?

有象:事実の歪曲に躊躇いがないですね。まだしません。しろって上から言われたらします。そこは割り切った上で色々と挑戦しています。いずれにせよ、電撃文庫は拝金主義なので、一巻と二巻が飛ぶように売れれば続刊も或いは……と、汚い話をしておきますが(笑)。

――あ、声優ラジオのウラオモテ読んだ?

有象:持ちネタにすんな!! 怒られるわ!!!

――即日重版ですって。

有象:すごいっすよね……。

――一方……。

有象:シコルスキはジワ売れタイプなので、初動はちんたらしています。以上です。本日はどうもありがとうございました。また機会があったら呼んで下さい。絶対行きませんけど。

――もう絶対呼びませんけど……?


そういうわけで、電撃文庫界の歯カスこと有象先生は寂しそうな背中を見せて去っていきました。何やら現在は企画を通そうと四苦八苦しているようであり、年内に新作を出せるかどうかは全く見通しが立たないとのことですが、まああと一ヶ月もすれば有象の名前なんて読者の脳内からは消え去っているでしょう。
ところでみんなは声優ラジオのウラオモテは買ったかな?
第26回電撃大賞受賞作! これはもう買うっきゃない! 読むっきゃない!
ライトノベル業界の未来を切り開く一冊に投資しようぜ!
シコルスキ二巻なんか買わなくていいぞ! 打ち切りラノベなんだから!

感想


虚しくなったのでもう二度とこんなことはしません

大体数時間かけて祝日である今日書いたのですが、時間を無駄にしたという感想が素直なところですね……(疲弊)

作家の皆様はブログやnoteでこのような真似をするのは控え、どこかのウェブサイト様よりインタビューの打診を待った方が賢明です。


今回は以上です(白目)

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