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#EndgameIsComing : エンドゲーム・コーリング 50万ドル懸賞パズル参加ルールの概要まとめ

 10月7日、ついに「エンドゲーム・コーリング(学研パブリッシング)」が発売になりました(日本語版は物理書籍、電子書籍両バージョンが発売中です)

エンドゲームについて

 エンドゲームの概要については以前の記事を参照して下さい。

ENDGAME : 世界最大の脱出ゲーム(?)「エンドゲーム:コーリング」がまもなく発売! #EndgameIsComing
https://note.mu/t_tutiya/n/n94b44d300019

 また、本編発売直前にツイッター上で著者が行った質疑応答の模様を和訳しています。こちらもどうぞ(土屋も適当英語で質問してます)。

世界最大の脱出ゲーム「エンドゲーム・コーリング(ENDGAME:THE CALLING)」発売直前質疑応答日本語訳
http://togetter.com/li/727430

読了後の個人的な感想

 土屋は今日読み終わったのですが、こんな言い方はなんですが想定していたよりも遥かに面白かったです。12の血族の末裔(全員ティーンエイジャー)が、生き残りを賭けて人類の上位存在に提示された「エンドゲーム(終わりの物語)」の勝者となるために、世界中で謎解きをしたり、プレイヤー同士で恋愛したり、殺しあったりする物語。

 <ムー(Mu)>の血族のプレイヤーであるニンジャガールの竹田千代子が個人的に可愛いです(まあ可愛い素振りをする時は大抵相手を陥れる時なんですが……)。世界の命運を賭けた戦いの為に綿密な計画を立てていたプレイヤーたちが、しかし、思春期の恋愛感情の暴走の為に全てを壊さざるを得なくなってしまう過程がとても良いです。

 個人的には国内ではライトノベルとして売り出すべきだったんじゃないかなーと思ったり。本国では「トワイライト」の線で売り出していくつもりなのでしょうか。小説「エンドゲーム」は3部作の予定です。文中に詰め込まれた山のようなパズルを解くのも楽しそうだし、続刊も楽しみです。

パズルコンテストの参加ルール

 さて、書籍が発売されたことにより、ついに、国内では「世界最大の脱出ゲーム」と題された賞金総額50万ドルのパズルコンテストが全世界で同時スタートしました。これに伴い、コンテスト参加ルールの日本語版が公開されました。こちらのサイトの「日本 / JAPAN」をクリックして、下部に現れたリンクをクリックすると、日本語のルールブックが読めます。

http://endgamerules.com/

 なんというかがっかりする感じの表示ですが(「公式ルー」ってなんだよ)、ルールブックの翻訳はきっちりしています。いかにも米国のルール規定という感じで、7割くらいは免責事項がびっしり書かれていて正直読みにくいです、なので、以下に最低限必要なルールを抜粋して紹介します。

以下を読み進めるに当たっての注意事項

※このエントリは「エンドゲーム」のルールを非公式に抜粋した物です。ゲームに参加する際には必ずルール規定の原文を一読して下さい。抜粋が誤っている場合もあるので、常にルール規定の原文をベースとして下さい(また、日本語のルールと英語のルールが食い違う場合、英語のルールが優先される事を留意して下さい)。本記事によって発生する如何なる事態についても著者は責任を負いません。

参加要件と参加登録

 コンテストに参加する為には、参加登録が必要です。登録の為には以下の3つが必要になります。

1:「エンドゲーム・コーリング」の書籍(物理書籍/電子書籍どちらでも可)
2:インターネット利用環境
3:標準のGoogleインターネットアカウント

(土屋注:ただし、参加登録をする為のサイトが、モバイル/タブレット機器では利用できないため、実質的にPC環境が必須のようです)

 登録は以下のサイトから行います。

http://www.keplerfuturistics.com

 「……で、どうやって登録するの?」と思った方も多いでしょうが、既にパズルは始まっています! 検討を祈る!

モバイル端末向けアプリは不要

 敢えて記載されているのはよっぽど質問があったからだと思われますが、Niantic Labs.からリリースが予定されているモバイル端末向けアプリは、コンテストには関係ないそうです。なので、コンテストに優勝する為にアプリを始める必要はないとの事。

コンテストのルール

 ゲームは2つのステージに分かれています。

第1ステージ

 「エンドゲーム・コーリング」の作中に織り込まれたパズルを解いていきます。解いた物をどうすればいいのかについては、ルールブック内には記載が無いようです。第1ステージは、本の発売と同時にスタートしています。

第2ステージ

 第1ステージをクリアした人を対象に(だと思う)、第2ステージが展開します。第2ステージは3段階に分かれていて、段階ごとに3回パズルが主催者から出題されます(逆に言えば、この時に使われる問題は、本文中には無いということかと思われます)。第2ステージの開始タイミングは主催者がアナウンスします。

 第1ステージを含め、前のパズルを早く解いた人は、次のパズルを優先的に知る権利が与えられるようです。なので、前倒しでプレイした方が、優勝可能性が上がる……のかな?

参加資格

 以下の人達はコンテストに参加できません。

1:主催者
2:すべての主催関係者
3:すべての運営関係者
4:すべての出版者

 4つ目の「すべての出版者(any Publisher)」については、日本語公式アカウント( @ENDGAME_MU )に確認した所「この本に直接関係している会社」とのことでした。なので商業作家である土屋もセーフっ!(ダメだったらどうしようかと思ったわ!)

参考
https://twitter.com/ENDGAME_MU/status/520145926283730945

優勝者の決定と優勝賞品

 優勝者は早い者勝ち、1人のみです。優勝者には鍵が送られ、この鍵が宝を開くそうです。優勝したことが確定したとしても、主催者がアナウンスするまで本人が発表することは禁止されます。

 優勝賞品は約50万ドル相当の金のコイン。現物を受け取る為にアメリカ合衆国に行く必要があります。また、システムの都合上色々書類を書く必要があったり、その後のパブ展開の為に自分の顔や名前が使われることを許諾しなければなりません。

協力の禁止

 ルールブックには「コンテストの優勝者はひとりだけです。従って、参加者間の協力は厳しく禁止されています」と記述されています。恐らく、優勝賞品の分配で揉めて、その問題が主催者に波及するのを避けたいのだと思います。

 また、これはちょっと意外だったのですが、「参加者は、部分的にでもコンテストに関するパズルの正解または不正解についての考えを、いかなる媒体によっても公にしない」と記述されています。その為、不特定多数の掲示板などで議論した場合、協力と公開の二重の違反となり、コンテストへの参加資格を失う可能性があります。ご注意下さい。

終わりに

 ほんとにざっと流しただけですが、こんな感じです。記事中に触れた他にも免責事項が山ほどあるので、必ず元のルールを確認しておいて下さい。まあ、協力と公開の制限を除けば、優勝してから考えればいいことだと思うけどね……。

 さあ、ついに世界最大の脱出ゲーム、「エンドゲーム」の開始です。果たして我ら第2血族<ムー>から優勝者は現れるのか!? 皆さん、頑張りましょう!

Endgame is real. Endgame is now. Endgame has begun.
(エンドゲームは現実である。エンドゲームは現在(いま)である。エンドゲームは始まっている。)

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