見出し画像

議会で「通学路の安全対策」について質問しました。

 6月15日木曜日、ふじみ野市議会で一般質問を行いました。新しい任期になって初めての質問です。テーマ選びは重要です。私は、「子どもの安全」、「通学路の安全対策」としました。子どもたちの安全を願って、質問しました。
 2021年6月28日、千葉県八街市の市道で、歩いて下校途中の市立朝陽小児童の列にトラックが突っ込み、男女5人が死傷する事故が発生しました。同事故はマスコミで大きく取り上げられ、国も通学路整備の補助金を出しました。また、埼玉県はこれまで、5年に1回、市町村の通学路の整備計画をとりまとめており、2021年、つまり令和3年度は、ちょうどこの計画の策定時期でありました。八街市の事故を受けて、同計画の整備の箇所は、5年前(2016年)の12箇所から90箇所へと、約7倍以上に増えました。
 整備の箇所が増えたことは担当部署としては大変でしょうが、子どもの安全対策はおろそかにできません。まず、この点を以下のとおり、質問しました。
【質問】通学路の安全対策では、県のほうで、第5期埼玉県通学路整備計画(令和4年度~令和8年度)を策定していますが、本市における同計画の進捗率にうかがいます。また、同計画は、5年に1度策定でありまして、令和3年時の調査や情報をもとに策定されていると理解しています。令和4年以降、新たに対応されている地域・箇所などあれば、これについてもうかがいます。

【答弁】市の回答は要旨以下のとおりです。
○ 同計画における本市道路管理者が実施すべき対策箇所は、71箇所が計画されており、令和4年度末時点における進捗状況は、59箇所が完了しており、83パーセントの進捗率となっています。
○ 主な対策内容としましては、路面標示による対策、鋼製の車止め・らばんーポールなどの防護柵による対策、道路反射鏡による対策、看板による注意喚起対策を実施していています。
○ 同計画の見直しについては、「川越県土整備事務所管内 地区通学路安全検討委員会」において、計画の進捗の管理や、定期的な計画の見直しを図っています。
○ 保護者、学校関係者などの方々からご意見、ご要望をいただきました際は、現地を確認し、その都度、対策を実施しています。令和4年度以降におきましては、道路反射鏡の設置・修繕を44件、防護柵の設置・修繕を37件、注意看板を約140箇所設置しております。
○ 大きな事業としましては、令和5年度より「通称八軒家交差点」において、交差点整備事業を事業化しており、県、三芳町と連携を図り、児童生徒の安全確保に向けた事業を実施しております。

以下、私の意見です。
【意見・要望】
 第5期埼玉県通学路整備計画の進捗率ですが、83パーセントということでした。5年計画のうち一年経過で、多くの箇所の安全対策措置に鋭意取り組まれていることと推察いたします。残りの箇所については時間を要するものとのことですが、引き続き、対策、対応をお願いします。

【所感・課題】 対策箇所の件数をみると、道路課の業務がかなり過多ではないかと感じます。技術系の人員の養成や確保が必要では、との印象です。状況を確認したいと思います。
 
鎌倉市には、スクールゾーン交通安全対策協議会という組織があります。
 同会のメンバーは、学校、PTA(校外委員)、教育委員会、警察、県や市の道路管理者等の関係機関からなっており、互いに連携して、通学路合同点検を実施しています。
  同会では、毎年100か所くらい、危険個所が指摘されるとのことで、安全対策に万全はないなと感じます。今後も、ふじみ野市の通学路の安全対策の整備を関係各方と連携しながら図っていきたいと思います。

☛鎌倉市の安全対策については、以下をご参照ください。
https://note.com/t_tsubota/n/n51e4762964d1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?