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 12月19日、11月30日から開かれていたふじみ野市議会の12月議会が閉会しました。
 主な議案は、以下のとおりです(市議会HPより)。

(補正予算)
 今回、補正予算(6号、約6億8000万円)が審査されました。
 歳出額が大きいのは、以下のとおりです。

・国県支出金の償還金(障害者自立支援関係)約1億8073万円。
・上野台保育所空調設備工事の請負費 約1億2905万円。
・生活保護扶助費 約9653万円。
・職員人件費 約6447万円。
・こども医療費支給事業 約5285万円。
・あおぞら学校給食センターの空調、換気設備更新 約4792万円。
・放課後児童クラブの職員配置数の変更、経費増加 約3142万円。

 12月議会で必ず行われるのが、人件費(市職員の給与)の補正予算の審議です。これは、夏に行われる国の人事院勧告(国家公務員の給与に関する意見)を参照して、地方公務員の給与を4月に遡って、補正する必要があるためです。が、人件費の補正は約6400万円でした。
 
 また、上記補正予算のほか、会期が始まってから、別の補正予算案(7号、約7億8932万円)が出されました。この場合は、委員会での審議はなく、本会議で直接審議します。
 内容は、以下のとおりです。
 ・障がい者相談支援事業の委託料の消費税未払い分 約2219万円。
 ・上記未払い分の延滞税負担分 約143万円。
 ・物価高騰対策給付金給付事業 約7億6580万円
 物価高騰対策給付金は、7万円が10530世帯に、「年度末」ころから支給される見通しです。一部自治体(新宿区)などでは、前倒しで12月~1月に支給が開始されています。 

 (こども医療費助成の拡大)
 「ふじみ野市こども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例」が採択され、現在、15歳までとなっている医療費の助成が、18歳まで拡大される条文となりました。予算措置は3月の議会で審議されます。
 助成拡大の大きな理由は、川越市が9月議会で、6年4月からの「18歳までの助成拡大」の議案を採択したことと、埼玉県がこれまで無支援だった低年齢のこども医療費を負担する方針を決めたことと考えられます。県の負担額は約2800万円とされます。ふじみ野市の財政負担分は約4600万円となるとされています。
 
 18歳までの医療費負担については、昨年12月議会で質問していました。ご参照ください。


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