マガジンのカバー画像

持続可能なまちへ(SDGsで未来をつむぐ)

151
ふじみ野市が、今後も持続可能であるために、SDGsを意識した情報や政策を発信していきます!
運営しているクリエイター

2022年9月の記事一覧

事業者への伴走型支援、各地いろいろ

創業、起業した事業者は、黒字化するまでの数年が「死の谷」(デスバレー)と呼ばれます。 自治体には、この区間の支援、伴走型支援に取組んでいるところがあります。 まず、都道府県が行っている相談支援サービスで「よろず支援拠点」というのがあります(支援内容は創業直後以外も含む)。埼玉県では、埼玉県産業振興公社が行っていますが、場所は大宮です。出張相談会を県内各地で行っていますが、ふじみ野を始め、東入間では行われていません。  こうした中、富士見市では、毎週月曜日と水曜日、経営相談を市

9月議会の動きを、わかりやすく整理しました。

22日(木)、ふじみ野市議会の第三回定例会(9月議会)が閉会しました。議会は、8月19日(金)に告示、29日(月)に開会しました。 ここで、約5週間の議会の動きをわかりやすく整理しましょう。 ①まず、告示日には、市役所のほうから、議会に提出する議案が公表され、資料が配布されます。9月議会では、前年度の決算が審査されます。また、補正予算なども議案として提出されました。また、議案に対する総括質疑の質問(委員会ではなく、本会議場で行う会派ごとの全体的な質問)、市政に対する一般質問

ひきこもりの方に支援を

 ひきこもりの方を支援したい! 私は縁あって、秋田県北部を選挙の応援で訪れたことがあり、同県藤里町はなじみがあるところでした。そうした理由もあり、藤里町の社会福祉協議会が、ひきこもりの就労支援事業に取り組んでいることは少し前から知っていました(2000年くらいから始め、当初人口3500人のまちで、130人ほどだったひきこもりの方が、現在は、ほぼゼロ、下文参照)。 また、さいたま市の子ども・若者センターで、ひきこもり支援のお話を聞く機会もありました。  ふじみ野市でも、ひきこも

歳出の全体像を、県内自治体と比較

2年度の決算で恐縮ですが、ふじみ野市の歳入の構造を、埼玉県の他市と比べてみましょう。 平均値と比べると、公債費が多く(平均6.5%、ふじみ野7.5%)、物件費が多く(11.7%、13.5%)、補助費等が少なめ(29.5%、28.1%)となっています。             人口規模が近く、地理的に近い、朝霞、志木、富士見、狭山、入間、日高、鶴ヶ島、坂戸などと比べると、やはり公債費が多く(坂戸除く)、物件費が多く(朝霞、坂戸と同率)、補助費が少ない。 公債費は、地方債の返

ふじみ野市の借金は?一人当たりどのくらい?

 令和3年度のふじみ野市の決算(一般会計)によると、地方債の残高は約23億円増えて、約412億円となりました。人口一人当たり36万円となります。 4年度も、大井中央公民館の文化施設への建替えで、借金(地方債)が増える見通しです。  一方、借金の返済や老朽化した施設の整備などのために積み立てている諸基金の残高は、約6.8億円減って、約142億円となりました。一人当たり約12万円になります。基金の取り崩しでは、公共施設整備基金から約6.2億円となっており、インフラ建設による赤字増

3年度決算、実質単年度収支は赤字?

ふじみ野市の令和3年度の一般会計の歳入額は約509.4億、歳出額は約484.2億(円)となり、差引額(形式収支)は、約25.2億の黒字となりました。  この25.2億のうち、4年度への繰越が5.8億で、残額(実質収支額)は19.4億です。  この実質収支額には、過去からの繰越額が含まれています。単年度収支額は、実質収支額から令和2年度の実質収支額を引いた、マイナス約6500万です。これに財政調整基金(毎年の歳入歳出のバランスをとるため積立てる基金)積立の約254万を加え、基金

高齢者の孤独対策

一人暮らしの高齢者の方が増えています。 ふじみ野市の一人暮らしの高齢者は8000人強。 人口の7.3%です。 友人や配偶者との別れ、遠くに住む子どもたち、 一人暮らしの高齢者の方の生活はどのようなものでしょうか。 こころの寂しさは、健康に影響しますし、 歩行距離が落ちると、市の福祉施設に通うことも 簡単ではありません。 下に書いた、日本の離島やイギリスでの取組、 よいところは、ぜひふじみ野で実現したいと思います。 高齢化の進んだ離島では、 島の保健室という制度が取り入ら

大雨に備えよう!

8月の東北や北陸の豪雨被害は甚大でした。 洪水避難マニュアルを作りましたので、 ご参考にされてください。