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岡田美術館に行ってきた

先週友人3人と箱根にある岡田美術館に行ってきました。

岡田美術館は日本・東洋の美術品と考古遺品などの文化財を常時約450点公開している美術館です。

行き方はHPに書いてありますが、今回は小田原駅からバスで向かいました。
小田原駅東口バス停3の乗り場から出ているバスに乗り「小涌園」まで約40分ほど。

小田原駅から見える小田原城に心喜ばせながら、バスで箱根の奥に入っていきます。途中で通る箱根湯本駅近辺の河やホテルの景色、富士屋ホテルの歴史的な建物 日常とは違う自然の多さなど。岡田美術館へ向かう道も癒されました。

岡田美術館到着

さて「小涌園」バス停で下車し、徒歩2分ほどで目的の岡田美術館到着。

館内は貴重品以外、スマホも含めて持ち込み厳禁。ロッカーに荷物を入れてから 鑑賞する形になります。

個人的にスマホを持たないで鑑賞は非常によかった。ついスマホがあると美術館にいるにもかかわらず スマホを見たりしてしまうので、鑑賞に集中できますね。

風神雷神

チケットの購入をすませ、まず最初に見えてくるのが「風神・雷神の大壁画」


福井江太郎氏の作品で、パネルの上に描かれた「風神・雷神」の大きさにただただ圧倒されました。ちなみに私が岡田美術館に行きたいと思った最大の理由がこの「風神・雷神」でした。

予想を超える展示数

岡田美術館は5階まで鑑賞できます。
日本、中国、韓国などの陶磁器、絵画、工芸、彫刻など展示数の豊富さに圧倒されました。当初すべて鑑賞し終わるのは2時間くらいかなと見積もっていましたが、実際には5時間ほどかかりました(笑)
 
 

作品の解説と自身の感性

今回数年ぶりに美術館へ行き、その中で思ったこと、感じたことを書いていこうと思います。

作品の解説について
岡田美術館には展示品の傍に解説が書いてあったり、液晶タッチパネルでの解説(しかも多言語対応!)も見ることができます。 そもそもの前提知識がない私にとってはとてもありがたかった。

ただ、最初の展示を見ている中で思ったことが、作品そのものを見るよりかはその前提知識があった上で鑑賞していたということ。

この鑑賞方法は私にとって結構退屈なものになりました。作品そのものを鑑賞するというよりかは、解説の知識を知る行為のようなイメージ。
例えるなら実物の作品が目の前にあるにも関わらず、本で知識を得ている。そんなことを感じました。そのせいか眠気も・・・・。

作品と向き合ってみる
解説も大事。ただ目の前にある作品を自分自身の目で観て、感じてみる。そんな鑑賞スタイルにその後変えてみました。

すると、ちょっと退屈と思ったものに変化が起こりました。1番の顕著な変化は「質問、問い」が生まれたこと。
なぜこのような構図なのか?なぜこの部分に配置したのか?どんどん興味が生まれ、何だか鑑賞がとても楽しく思えてきました。

観方の自由度

普段美術館に行かない素人の思ったことですが、観方の自由度というのがやはり大事だなーと思いました。

その作品がどのような時代背景の中で、どんな人物が創り上げたのか。それを知るのはめちゃくちゃ大事です。

ただ、そこの情報ばかり追いかけると、目の前の作品への向き合い方が中途半端になってしまう。

だからこそ、観方を切り替えて、作品の解説を知るときは知る。そして作品と向き合う時は「自分が一体何を感じるか?」というのを中心にして観ることが大事かなと思いました。

最後に

日常生活でじっくり美術品を向き合う時間はありませんでした。
ただ美術品と向き合うことで研ぎ澄まされる感性というのがあるのではと思うし、それが日常生活や仕事にも良い影響を与えるのではと思いました。
今後も美術館に行ったりする頻度を増やしていこう。そう思いました!

最後まで読んでいただきありがとうございます!


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