#010 アランの幸福論と運動することの関連性について

「アランの幸福論」という書籍を読んだ。

内容はタイトル通り、私も含めて人間誰しもがどこかで求めている「幸福とは何か」ということについて。

その幸福とは自らの考え方を少し変えるだけで、自分を幸せにする方法があると教えてくれるのがこの本の内容に書かれている。

この本の中で私自身が一番気に入ったフレーズが「悲観主義は気分により、楽観主義は意志による」という一文。

この本を読んで1つ感じたことがある。

それは「幸福」は「運動」に密接に関わっているという点。

アランの幸福論によると、ネガティブの時にむりやりポジティブになるほどエネルギーを消費するものはないと説いている。

大切なことは、むりやり思考を変えるのではなく、「姿勢を変えて、適当な運動でも与えてみることが必要」だと本書では書かれている。

なぜなら、われわれの中で、運動を伝える筋肉だけが自由になる唯一の部分であり、例えば、ほほ笑むことや肩をすくめることは、思い患っていることを遠ざける一番適切な手段であると説いています。

よく心と体は繋がっていると言うけれど、この本を読んで感じたことは運動は「意志」を鍛えてくれるということになる。

「意志」を鍛えることで「悪い思考」をコントロールすることになる。

言い換えれば、運動することで悪い思考に支配されない「意志=軸」が形成されるのだと思う。

今回、幸福論を読んで感じたことは運動が幸福に直接関わるという事実を知れたことです。

哲学論をお客様に押し付けることはしませんが、運動が持つ様々な効能を見つけてトレーナーとしての使命を全うしていきたいと感じた。

よく筋トレとビジネスに関連する書籍が増えているがこの点を踏まえると納得させられた。

運動は同時に心も鍛えられるのです。

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