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レビュー「難しいことは嫌いでズボラでも株で儲け続けるたった1つの方法」

相場の福の神「藤本 誠之」さんの新刊『難しいことは嫌いでズボラでも株で儲け続けるたった1つの方法』を読んでみました。藤本さんと言えば、独自の企業観察眼で個人投資家に人気のアナリストです。株主優待の施策など独自の視点は私自身も参考にしています。

今回の書籍では「社長を見る」という点についての内容となっており、定性分析の1つとして非常に重要なポイントなので、大変興味深いものでした。以下、簡単にレビューしてみます。

難しいことは嫌いでズボラでも株で儲け続けるたった1つの方法

それでは、さっそく、本書籍の購入理由や感想など書いていこうと思います。

私が購入した理由

株式投資に限ったことではありませんが、物事を分析する場合、定量分析・定性分析が重要になってきます。株式投資で言えば、決算書や月次売上、各種指標など過去のデータを分析する「定量分析(財務分析など)」も重要ですし、企業のブランド価値や経営者の力量など「定性分析」も重要です。

私自身、理系ということもあり、定量分析は結構好きで、書籍などもたくさん買って勉強しています。ただ、定性分析に関しては、特に「経営者を見抜く力」という経験がものをいう部分は、圧倒的に経験不足となっています。

そのため、普段からたくさんの経営者を見てきているアナリスト、しかも脅威的なパフォーマンスをあげている藤本氏の感覚を学びたいと思い、本書籍を購入しました。

目次

まずは、目次から見ていきます(Amazonでも目次は見れるので問題ないと思います)。

はじめに</li>
なぜ社長で選べば成功するのか?
勝てる社長はこうして見極めろ!
勝てる銘柄はこうして選べ!
売買タイミング術
大推薦銘柄・ベスト20

このような構成の書籍となっています。第1章では、投資において社長が重要となる条件やなぜ社長が重要か?という点を解説しています。

そして、第2章では、様々な観点から勝てる社長の見極め方などを紹介しており、それに続き3章・4章で実際の投資術、そして最後にまとめとして、条件の当てはまる銘柄を20銘柄ほど解説しています。

感想

私の購入理由を十分過ぎるほど満たしてくれました。第2章の「勝てる社長はこうして見極めろ!」では、我々個人投資家でもできる社長の見極め方法などもあり、参考になりました。

3章・4章のファンダメンタルズ・テクニカルの内容は、すでに知っている方や実践させれている方もいるかもしれませんが、私自身は、自分自身のこれまでの投資方法を見つめ直したり、補ったりするのに非常に役立ちました。

5章の銘柄紹介は、なるほどな!といった印象で、私自身も保有している銘柄もありましたが、その他の銘柄、またそれらの銘柄がなぜ選ばれたか?を考え、同じ銘柄でなくとも、同様の理由で購入できそうな銘柄を発掘してみようと思いました。

アナリストとしてしっかり買っている方の経験は、かなり参考になりました。

こんな人にオススメかも!?

人それぞれ前提知識は違うでしょうが、個人的な感想としては、以下のような方が読むと、様々な気づき・発見があると思います。

銘柄の選び方がわからない
個人投資家の勝ち方を知りたい
定性分析が得意でない

個人的には、定性分析(特に社長・経営者の見方)の強化のために購入しましたが、初心者の方で「銘柄の選び方」が分からない方も一読すると良いと思われます。決して、5章にのっている推薦銘柄を買えということでなく、個人投資家がどのような観点で銘柄を選べば、投資で利益を出せるかの方法論を学ぶのに良い本と思われます。

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