ひふみプラス・投信の藤野英人氏の著書「投資バカの思考法」を読んで・書評
近年、人気を集めており、私自身も積立を行っている「ひふみプラス・投信」のファンドマネージャー・藤野英人氏の著書「投資バカの思考法」を拝読させていただきましたので、レビューしてみようと思います。
投資バカの思考法のレビュー・書評
早速「投資バカの思考法」のレビューを行って行きます。本書籍を購入した理由、また本の構成や感想などをまとめていきます。
購入した理由
私自身、ひふみを運用するレオス社の藤野氏は、投資家としても起業家としても非常に尊敬している方です。ひふみの運用報告会や月次レポートは毎回投資の参考にしており、ひふみプラスの積立も行っています。
その藤野氏が、「投資バカの思考法」で、投資の指針や考えた方を様々な観点から綴っているということで、思考法に触れて見たく、本書籍を購入しました。
目次・構成
本書籍の構成は、以下のようになっています。序章以降の本文ももちろん重要なのですが、「はじめに」の部分も読み応えがあり、現在の日本の環境と投資の重要性、また藤野さんの思考の基礎となる部分などが書かれおり、参考になりました。
はじめに
序章:そもそも「投資」とは?何なのか?
第1章:洞察力
第2章:決断力
第3章:リスクマネジメント
第4章:損切り
第5章:時間
第6章:増やす力
第7章:選択力
本文では、序章部分で、投資やマーケットについての本質や利益をあげるための課題などをあげています。そして、第1章以降で、課題を克服し投資で利益をあげるために必要な要素が、一つ一つ解説されています。
藤野さんの鋭い視点で、過去の出来事や選んだ銘柄の具体例を交えて、各ポイントを解説しています。そして「終わり」では、「運」の重要性などについても言及しており、最後まで藤野さんらしい、オリジナリティ溢れる内容となっています。
感想:投資家だけでなくビジネスパーソンにもおすすめ!
まず言えるのは、この書籍は、投資家のみならず、ビジネスをやる方にも参考になる本だという事です。
投資に関する考え方は、ビジネスを成功する上でも重要です。また、藤野さんがレオス社を起業し成果を出していく様はまさに起業家で、その過程や考え方は、ビジネスパーソン、そして起業家の方に大変参考になると思います。
藤野氏が運用する投資信託「ひふみプラス」とは?
最後に、本著者の藤野さん率いるレオス・キャピタルワークスが運用し、私自身も積立・購入を行なっている「ひふみプラス」について簡単に解説します。ご興味のある方は、ご覧になってみてください。
ひふみプラスの特徴・運用方針
ひふみプラスは、日本や米国の株式市場を投資対象としており、TOPIX(配当込み)を参考指標とするアクティブファンドです。
ひふみプラスは「守りながら増やす」という投資理念のもと、日本の未来に貢献すべく主に日本企業(国内株式)に投資しています。財務諸表や株価などを基にした定量分析、また経営方針や戦略などを基にした定量分析の両面から組み入れ銘柄を選定しています。
定量分析もさることながら、藤野氏率いる運用チームの定性分析が本ファンドの魅力の1つです。地方企業であっても実際に足を運び、経営者の人柄やビジョン、働く方などを徹底分析しています。
ひふみプラスに関しては、以下の記事もご参照ください。
→ひふみプラスの評価は?口コミで評判の投資信託の手数料や分配金など解
組み入れ銘柄・業種は?
ひふみプラスの気になる「ひふみプラス」の組み入れ銘柄(上位10銘柄)は、下表のようになっています。2017年より米国株の組み入れも開始し、現在、上位10銘柄に、アマゾンやVISA、マイクロソフトの3銘柄が組み入れられています。</p>
つみたてNISAでも運用可能
本ファンドは、小額非課税制度「つみたてNISA」でも運用可能です。非課税期間が現行NISAと比べて4倍の20年間となるので、本ファンドの積立を長期投資で行なう方には、嬉しい新制度です。
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