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FLIPS新宿の感想|日本で1番のリングゲーム場所

2024年5月にFLIPS新宿に初めて行ってみたので、感想を残す。今後お店に行こうかなと考えている人の参考になれば嬉しい。

結論:リング真剣にやりたいなら一度は行ってみて

・リングを真剣にやりたい or きれいな空間でポーカーやりたい、なら一度は行ってみてほしい。よく設計された店。



生の感想

・ヨコサワの動画でFLIPS新宿を知り一度は行きたいと思っていたので、やっぱり行けて良かった。普通に楽しかった。
・アクセスは悪くない。新宿歌舞伎町でゴジラの横なので、分かりやすい。ただ、他アミューズメント施設はより駅近くにあることが多いので、別に近くはない。そして新宿駅と歌舞伎町はいつでも混んでいるし治安良くないので、店に向かう過程はストレスフルではある。
・ウェイティングの仕組みは分かりやすい。ネットでwebサイト見て、アプリ入れて、rootsのウェイティングできなさを体験していたので、15:00に張り付いてなんとか座れそうな順番に登録できた。気になったことは特になし。
・受付はめんどうだな~と思ってしまった。初来店ということで、丁寧にタブレットで説明されたが、ネットの情報は事前に見ていたし、さすがにアミューズメント施設の仕組みも知っているので、丁寧に仕組み説明されるのは自分の場合にはいらなかった。2か所しか受け付けがなく、1人をさばくのに1~2分くらいかかっていそうで、10人近く並ぶ店ということもあり、けっこう待つな!という感覚だった。コミュニケーションも多く、入店もっとラクだとうれしい。正直丁寧な対応とかより早くゲームやりたい。感覚としては、ゲーセンいったのに、メダル下すのに10分待って2分会話して、ようやくメダルが来た。みたいな感じ。
・店の雰囲気は、とてもよかった。何より広い、後ろを人が通るとかのストレスがない。国内は狭すぎだし、海外のポーカーテーブルでも狭いところもあるので、普通に嬉しい。ビデポおいてあるのも、なんだかかわいい。アルティメットは盛り上がっているし、ハイレートは区分けされているし。ウェイティング用に用意されているのかくつろげる椅子のスペースも、居心地良いかはわからないが空間的にはかわいい。
・ディーラーさんはめちゃくちゃ良い。正確には、真剣にリングをやるならいい。ディーリングに徹してくれる。ただ、適度に話を振ることもある、いい距離感。4人くらい変わったが皆同じ温度感だったので、そういうスタイルなのかな。ディーラーには、常連として扱ってもらうコミュニケーションも、盛り上げまくってもらうのも、初心者でいつも誤っているのも期待してない。ただ、機械的にはよアクションせえや、という雰囲気だと居心地が悪いので、適切な距離感が大事だと思う。それがちょうど良い。属人的にディーラーに客につきやすい商売だが、店に客がつきそうで、とても好き。
・フードとドリンクは頼んでいないので不明。9人卓で2人は食べていた。うまそうだったし、うまいと言っていたので、食べたくなった。ただ、初来店で気が張っていたのもあり、あんまり落ち着いて食べられなそうなのでやめた。
・客層は、20代~30代前半が8割。曜日時間帯で異なるだろうが。2-5のテーブルではポーカー初めて1年以内のプレイヤーが8割くらいだったと思う。直接聞いたのは3人だけだが、他のプレイヤーの仕草やアクション見てるとそんな感じがした。プレイスタイルは、GTO大正義マン・フロップ見たいマンがほとんど。気合太郎もタイトアグレも堅実君もあんまりいなかったかな。5-10以上はFLIPSでのレベル上げが必要らしく、かつどのレートも100bbがマックスバイインらしいので、金でなぐるポーカーができないのも、いい設計だな。ただ、テーブルに800bbのディープが独り勝ちとかになると、まあ100bbで入っているプレイヤーは戦いにくそうではあった。


感じたこと

①アミューズメントポーカー店は、客層のすみ分けが進んできた
②FLIPS新宿は、日本で真剣にリングゲームやりたい層に向いてる


①アミューズメントポーカー店は、客層のすみ分けが進んできた

日本のアミューズメントポーカーの客層はこんな感じなのかな。

  • あみゅおじ。

    • 40~50代。会話できる居場所が好き。初心者や若者に持論を展開する。基本どこかの店の常連。ポーカースキルの向上よりは、人との会話を楽しんでいそう。スナックのポーカー版。新参も声をかけ場を盛り上げたいか、自分が楽しんで帰りたいか(至極正しい)で、いい客にも悪い客にもなってそう

  • GTOマン・エクスプロイトマン

    • 20~30代。ポーカースキルを高めたい目的がある。勝ちたい。ポーカー自体が好き。GTOに触れているゆえ、自分の正解以外のアクションがとにかく目がついてしまう。口には出さないがあ~こんなレベルかと思ってやっている。さらに進化すると、自分の正解以外のアクションとる人とGTOマン両方を達観し、エクスプロイトを狙っている。

  • 初心者レク

    • 20~30代。ピュアに楽しんでる。ちょっと勉強もしてる。一緒にやる友達がいる。ポーカーやってる自分も好き。

脳内では、年代×強さ、でマッピングした。あみゅおじは年代は高く、強さは弱い~普通。GTOマン・エクスプロイトは年代は低く、強さは普通~強い。初心者レクは年代低く、弱い。年代高く強い人はボリュームが少ないイメージ。海外トナメ行ってるか、趣味として辞めているか、プライベートゲームしてるか、とかかな。

コロナ前はアミューズメント施設も少なくて、3者が入り乱れていた。とはいっても店もプレイヤーも少ないので、まだすみ分けするほどボリュームがない。すみ分けが分かりづらい。

コロナ後からヨコサワchの伸びもあり、ポーカーブームを受けて、プレイヤーも店舗も増えた。すると、お金と時間があまっているおじさんの目的と、強くなりたい若手と、新しい体験を求める初心者と、ROI・タイパ・名誉を意識するトナメ勢と、リング迷子勢と、友人リング勢と、海外キャッシュ勢と、たくさんコミュニティが生まれてきた。私はおじさん的に会話したいときもあれば、FBもらって強くなりたいときもあれば、新しい店あさっているときもあれば、と迷子していた。日本ではオンラインポーカーもキャッシュもやれないので、キャッシュをやりたいときには海外にいく。

自分の目的と違う店に行くと、常連うるさいな・ディーラーさんの推し活がノイズだな、逆に、ここの店盛り上がりにかけて居心地悪いな、ということもある。

どの層にも需要があり、適切な供給があればいいので、あみゅおじも全然いいと思う。お話面白い人もいるし。


②FLIPS新宿は、日本で真剣にリングゲームやりたい層に向いてる

で、FLIPS新宿は、真剣にポーカーで遊びたい人に向いてる。それも分散だらけで宝くじとなっているトナメではなく、継続的に打ちたい人に。

理由
・そもそもお店として、ポーカーにはまったひとで、強くなりたい、と思う人に向けて作っているので、コンセプトがそうだから
・実際にレートが複数あるから
・ディーラーや客層が、わきあいあい空気というより、適度な距離感でゲームしているから(これが国内には知らない。USP)
・他にノイズが徹底的にないから(怪しいプライズ、トナメ、店の居心地、接客、料金体系、等)。減点がない体験設計はすげえ

別にハイレートに行ったからといって、rootsのftやjoptのftやハウスでの個人名トナメとかの特別感はなさそう。そうゆうのではなく、このゲームを極めたい、楽しみたい。だけど国外生き続けるのはしんどいし非現実的。友達とリングするかオンラインポーカーやるしかないみたいな人に刺さりそう。

個サルみたいな、感じ。フリー雀荘ではないしセット卓でもない。友達とわいわいするわけでもない。

あ、だから思ったけど、卓全体でポーカーについて盛り上がるのはいつでも楽しいが、卓に友人がいてルースなプレイしあっていたり、こそこそ内輪トークしてるのとかはマジで冷める。地元のハウストナメとかなら全然あるのでなんにも思わなかったのに、FLIPSでやられると勝手に期待値あがっているからかゲームが詰まんなく感じる、なんでだろか言語化むずいな。

念のため、どの店もどの客層も貶める意図は全くない。市場の成長期なので、玉石混交に色んなコンテンツが生まれることを期待。プレイヤーもベンチマークの人が見えたらアプデしていきそう。もっと消費したいニーズあるが持て余している感あるので、コンテンツを引き続き探す。韓国とかマニラばかりではなくてアメリカに行きたいなあ。

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