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早生まれの子供に小学校受験は無理ついていけない!と考えるのは時期尚早。月齢を考慮している私立小学校はココ!

早生まれのお子様は同じ学年でも月齢が違うことで不利になってしまうからお受験は無理だ!と考える親御様は多いようです。

1月、2月、3月などの早生まれだと、お受験時にはまだ5歳
5歳と6歳ではやはり発達に違いが出てきてしまいます。

数か月で体の成長も、心の成長も著しい幼児期に影響はどのくらいあるのでしょうか。この点について考えていきます。

首都圏にある私立小学校の約6~7割の学校が月齢を考慮している受験を実施していると公表しています。

国立付属小学校の仕組みからお話いたします。


国立の付属小学校の早生まれ考慮について

筑波付属小では、第二次試験で月齢の考慮があります。

第1次試験 抽選
第2次試験 3グループに分けてペーパーテストなどを実施
  Aグループ:4月~7月
  Bグループ:8月~11月
  Cグループ:12月~3月
第3次試験 抽選

かなり明確な考慮があり、合格者の月齢もばらつきがすくないようです。
そのため、公平な選抜が行われていて、月齢による不利は感じさせない仕組みになっています。

ここで再び私立小学校の考慮について考えてみます。

都内の私立で6,7割の学校が月齢考慮しているとありますが、これは一つの目安だと考えてください。
どのように月齢考慮をしているか公式に公表している私立小学校は少なくなっています。


月齢考慮がある私立小学校の一覧(月齢考慮がある都内の主な私立学校)2022年3月現在

月齢への考慮があるよ~と記載がある小学校を一覧にしました。
学校の事情により変更されている場合もありますので、最新情報は学校のサイトなどで確認してください。

菅生学園初等学校・聖学院小学校・清明学園初等学校・新渡戸文化小学校・日本女子大学附属豊明小学校・明星学園小学校・明星小学校・目黒星美学園小学校・立教女学院小学校・早稲田大学系属早稲田実業小学校初等部・白百合学園小学校・玉川学園・帝京大学小学校・田園調布雙葉小学校・東京三育小学校・東京女学館小学校・東京都市大学付属小学校・桐朋小学校・桐朋学園小学校・東洋英和女学院小学部・新渡戸文化小学校・日本女子大学附属豊明小学校・明星学園小学校・明星小学校・青山学院初等部・学習院初等科・川村学校・慶應義塾幼稚舎・啓明学園初等学校・サレジオ小学校・自由学園初等部・淑徳小学校・聖徳学園小学校・昭和女子大学附属昭和小学校・白百合学園小学校・

私立小学校における月齢考慮の仕組み

考慮の仕組みについては2つのパターンがあります。

1.入学試験から月齢別にして実施する学校
2.選考の段階で月齢を考慮する学校

特に行動観察では、すべての月齢の子が一緒に判断されてしまうと早生まれの子が不利になってしまします。

同じ月齢の子同士で活動できるように配慮している私立小学校もあります。

青山学院や慶應義塾幼稚舎、日本女子大附属豊明・早稲田実業学校等などの小学校では、月齢別に試験日や時間が分けられています。
そのほかにも月齢別に分けて入試が行われる小学校はいくつもあります。

また合格して入学した後、小学校の勉強についていけないのではないか?と心配される親御様も多いです。
こちらについては、月齢でクラスを分けたり、1学期は差が出やすい算数の授業は行わないとしている私立小学校もあります。

公立小学校では一律の教育が通常となっていますので、それに比べると早生まれの子も同じように学びやすい環境を整えている私立小学校もあります。

確かに、どのくらいの月齢考慮があるのか!?というのは公表されていないことが多いです。
しかし、大切なのは早生まれだから駄目だな。。。と思い込まず様々な私立小学校の学校説明会へ足を運び、質問してみるのが一番です。
たとえ月齢考慮をしないという小学校が志望校だとしても、早生まれということで諦める必要はありません。

まさに小学校受験は親子の共同作業を楽しんだもの勝ち!

お受験準備すれば早生まれのギャップは確実に埋まっていく!

早生まれの子も、順序だてたお受験の準備を行うことでそのギャップを確実に埋めていくことが可能です。
幼児の時期の伸びしろはとても大きく、また未知数です。
育てれば育てるほど、教えらば教えるほど伸びる子もいるのです。

小学校受験は現在の学力よりも、適正だったり、取り組む姿勢が考慮されることも多いです。
入試自体も早生まれのこについて配慮がある場合も多いです。
このため、小学校入試では早生まれはしっかりとした準備をすれば、心配するほど不利ではありません。

小学校受験は家族総出の協力作業です。

行かせたい学校、子供の感性に合っている学校。
学校説明会へ行くことで必ず見つかります。

行きたい学校へ気負うことなく準備してチャレンジしてください。


お受験マスター山根



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