「生きる」を急がない
コロナが長くなって、仕事もご飯も家で済ます生活を送っていると、なんだか世の中に取り残されてしまったような妙に不安定な気持ちになります。
ネットの中をのぞきこんでも、妙に短い動画や、前奏のない音楽、展開の早いドラマ…全てダイジェストのようで気が急きます。
話は変わりますが、デザインを行う際余白が重要な意味を持ちます。
全てが詰まった状態では肝心なものが目に入らなかったり、理解しづらかったりするので、重要なものの周りはあえて広めに余白を作ります。
「生きる」ことにも余白が必要なんじゃないかと、最近は思うのです。
ギュッと詰まった日常は充実しているんじゃなくて窮屈で、時々ぼんやりしたり何かをゆっくり見つめたり、聞き耳を立てたりする時間が大事な気がするのです。
ゆったりする時間が想像より長くなってしまったので不安にはなりますが、今はたくさんのものを吸収して、たくさんのものを想像して、次への原動力とできるように過ごそうと思っています。
ゆっくり生きましょう。