虚実の境目
さて、面白そうなものは何でも信じる私ですが、占いはあまり信じません。
好きですけどね、統計学ぐらいに思っています。
一番信じられない理由は、私がある有名人と生年月日、血液型まで一緒だからです。
「占いは信じないだって私は○○さんと 生年月日、血液型まで一緒なんだよ!」と私が言うと相手は笑って納得してくれます。
「そりゃ信じられないわ」
複雑だとだけ言っておきます。
他にも、ものすごく暇な時に私は何かの図書館で何かの辞典を読みます。何でもいいです。気になった貸出禁止の物を眺めます。
あるときに占星術辞典を読みました。星座ごとに罹り易い病気まで決まってるそうですよ。信じられますか? 同じ時期に生まれた人はみんな同じ病気になるのでしょうか?
そんなわけで私は人より懐疑的な人間だと思います。
だから私はあまりにも見事な怖い話を披露されると疑ってしまいます。
盛るぐらいならいいんですけどね、私もやってます。しかも何度も話してると上手になってきます。
もしも怖い話をして人を怯えさせたいんじゃ! という方がいらっしゃったら、低めの少し小さい声でゆっくりと、たっぷり間をとって話してみて下さい。抑揚はない方がいいでしょう。
人に偉そうに教えるほどお前は怖い話が上手いのか! と言われてしましそうですが、多分怖いと思います。何回か女の子を泣かしそうになったことがありますから、ただ、私が話し出すと雰囲気が怖いそうなので話術とは別の恐怖かも、知れませんが……。
では実例を、
「これは、聞いた話、なんだけどね
あるタクシー運転手が、、真夜中に一人の女の人を、乗せたんだって……」
いかがですか? うまいこと音声が再生されましたか? されるかい! というツッコミを下さった貴方、ありがとうございます。
この話は誰でも知ってると思うのですが、このタクシー運転手さんに直接聞いた方はいないんじゃないでしょうか?
もしいらっしゃったら、乗せたはずの女性が居なくなっていて座席が濡れていた、の後が聞きたいですね。
「え~その後どうしたんですか? 拭いたんですか? どんな感じ? ヌメ? サラっ? 何もしなくても乾いたの? 跡形もなく?」
とか聞きますね。はい、最低です。聞いといてなんだよ!って怒られますね。
別に実話である必要はないのですがその人の体験が好きなんです。だから後日談は必ず聞きます。
話終わった人にそれで?って聞いてみてください。
本筋と同じクオリティーの話があったら、その人は本物の嘘つきです!
嘘です!
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