BBディフェンス、どこまでタフにコールすべきか(準備編)③

今回もまだまだサンプルデータ収集を続けていきます。

思い付きで今回はハイカード+ハイカード+ローカードで行きます。
AJ5とか、なんかよさそうじゃないでしょうか。
オリジナルのAヒットがありそうだけど、ちょっと5セットが怖い。そんな感じのボードです。

♡A ♦J ♣5

役に立つ日がくるか分かりませんが、いつもの指標と表をもうまとめて表示させてしまいましょう。

A82がLJ側のEV4.26だったのに今回は4.76です。ってことは、BBのコール頻度はA82よりは下がるでしょう。

思ってた通りの結果がきました。当たり前かもしれませんが「オリジナル有利なボードなら、頑張るハンドは少なくなる」という基本のキを、改めて自身でも確認することができました。
やっぱりこういう一歩一歩が、フィッシュ脱出には重要です。

ここからは画像で一気に進めて、考察まで飛ばしてしまいましょう。

♡A ♡J ♣5

なんか余計な画像がチラ見えした気がしますが、ここは大人な対応です。スルーします。
厄介なことに一番ベット頻度が大きい83%betした時のBB対応が見えません。スルーします。

♡A ♡J ♡5

こっちはエラーが出ませんでした。助かります。

ハンド別 コールハンドの確認

では、それぞれBBがどんなハンドでコールしたかを確認します。
オリジナルは今回、レインボーだと20%ベット、FDボードだと125%ベット、フラッシュ完成ボードだと33%ベットしてきたという設定です。

さあここからは目視チェックタイムです。

■ヒット
 ・レインボー
  Aヒット:降りない
  Jヒット:降りない
  5ヒット:降りない

 ・フラドロボード
  Aヒット:降りるAがちらほら出てくる(ウィークキッカー)
  Jヒット:バックドアのフラドロがつかないなら降りる
  5ヒット:バックドアのフラドロつかないなら降りる

 ・フラッシュ完成ボード
  Aヒット:降りない
  Jヒット:基本降りない
  5ヒット:A5、J5の2ペアは下りない。54oもそんなに降りない。他は下りる。

■ポケット
 ・レインボー
  66だけ降りる頻度が高い

 ・フラドロボード
  TT、99ですら降りる。セットの55以外、全部フォールド。

 ・フラッシュ完成ボード
  フラドロあるなら22だって降りない。FDないならTT、99も降りる。

■スーコネ、ワンギャッパースーコネ
 ・レインボー
  43s、42sとかがブラフベットコンボ。もうよくわからんからベットハンドは見ない。
  コールするスーコネはKQsか、ヒットしてるQJ、JTくらい。

 ・フラドロボード
  フラドロついてるならコールする。
 
 ・フラッシュ完成ボード
  フラッシュになってるならコールする。

■ハイカード
 ・レインボー
  KQo~KTo、QJo~QToは頑張る。ストレートガット。
  QTsもついてく。ガットはとりあえず1回はコール。
  
 ・フラドロボード
  ガットがあってもフラドロでないならフォールド。確かにフラッシュのが強い。
  でもフラドロあるならT7sだってコール。72sももちろんコール。降りるところはない。
  

 ・フラッシュ完成ボード
  あと1枚でフラッシュになるならついてく。76oだってついていく。
   

総括

今回のボードでもなかなか知見を貯められました。

レインボーボードだったら、ストレートガットは1回はコールしてOK。
ポケットは66が下りる。これ以上のポケットも、これ以下のポケットも1回はついてく。
ヒットしてるならとりあえず全部ついていく。

フラドロついてるボードではストレートが弱まってるので自分にFDがなきゃストレートガットはフォールド一択。ポケットは一気にTT、99もフォールド。全部フォールド。
自分がフラドロなら72sだろうとコールでターンカードを見る。

フラッシュ完成ボードでは、もう単に「あと1枚でフラッシュ」ならば、全部ついていく。
22だってフラッシュ目あるならついてく。

これが今回の収穫です。

フラドロついてるボードで大きく打たれたなら、TT、99はフォールド一択です。
過去の自分は「フラドロがCBしてるだけかもしれないから、即コール!」としか思ってませんでした。100%フォールドです。知らなかったらできません。っていうか、今でもしたくありません。

おそらく今日のトーナメントでは、こういった場に出くわしてても、こばやしは77でコールをしていることでしょう。勉強を実践に活かせない男、こばやしです。

こんな感じで、時間を見つけてはサンプル集めをしていきます。
今後もお付き合いください。

ありがとうございました。

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