ミドルスーテッドコネクターって、どう戦えばいいの?(オリジナル篇②)

世間がみんな韓国APTを話題にしている中、明日から四国に出かけるこばやしです。
愛媛にポーカーできる場所ないだろうな~と思って、夕飯を外食する予定にしてたら実はあったらしく、でも夕食終わるときにはとっくにレジスト終了。下調べが足りてませんでした。

せめてポーカーでは下調べをしっかりして、本番に挑みたいという決意を胸に、前回の続きです。

前回はAハイボードとなる、オリジナル有利なボードでの勉強を行いました。
BB有利となるボードは、むしろドンクベットの勉強=今回のテーマではないので割愛し、
今回は「どちらにも有利とはいえないが、しいて言うなら、AAの主張ができるオリジナルが有利かね?」的なボードを行ってみたいと思います。むしろ、87sやらが劇的な絡み方をしてそうなボードです。

965レインボー

87s、一発ストレートを引きました。しかもレインボー。現時点ナッツ。
さあどんなアクションになるのか。
まずは全体戦略の確認です。

なるほど、チェックか、そこそこ大きめのベットか。よく「確認ベット!」といってミニベットする人がいますが、あれはセオリー外です。
おい、聞いてんのかこばやし。きっと彼は反省することなく、また1BBベットを繰り返すのでしょう。

さあそんな965で87sはどういう戦略でしょうか。

スーツを問わず、大き目ベットという結果です。そら、現時点のナッツですもんね。ベットは当然でしょう。

他にも、7、8持ち(SD)であったり、トップヒット、TT~QQのオーバーペアも同様なベット頻度でした。相変わらずAAとKKは「チェックも選択肢になるよね」な態度をとってます。
まぁ、AKでも毎回ベットしないといけなくなるから、そういう頻度があってもしかるべきなのでしょう。

ここでは83%のCBを打ったことにしましょう。それに対してBBの対抗アクションは下記となります。

意外や意外、フォールド頻度45%。83%もの、アミューズメントにしてはかなり大きいベットを食らっても、半分以上はコールです。なので、このCB一発で降りないからといって、「十分に強いか?」というとそうでもないのが現状です。

42sみたいなガットはもちろんコール。QJsの2オーバーも一部フォールドだがまだまだコール。
でもQTsはフォールド。なんでや。QTsとQJsに、そんな大きな差が生まれるんか。
GTOは相変わらず理解はできませんでした。
というか、2オーバーはコールするのに44、33、22はフォールド。まじかいな。

といった感じで、サクッとこのボードは終わりましょう。あんまり考察はありません。

♡K♡T♡3

続いては♡が3枚出ているときに、自分が♡の87s、76sなどだったらどうなるかの検証です。
まずはこのボードの全体戦力、そしてハンド別のアクションを確認します。

なるほど。まずはミニベットが主体となるようです。
対してミドルスーコネのアクションは?

絶句。フラッシュ完成させてるミドルスーコネと、フラッシュなしミドルスーコネ、だいたい同じようなベット頻度です。なんでや。

フラッシュ完成している♡のミドルスーコネだけ、他と違うというのが出てくると思ってた結果です。
いや、確かにちょっとは違ってるよ?でも、もっと違うと普通は思いませんか?

ほんと、GTOを理解できる日は来るのでしょうか。
今回の結論としては、「フラッシュを完成させたミドルスーコネ」も「フラッシュを完成させてない&することもないミドルスーコネ」はどちらもチェック、ベットが存在しうる。
そしてどちらかというとフラッシュが完成していないミドルスーコネほど高めのベットで、フラッシュ完成させているスーコネはチェック頻度が高くなるという不思議な結果でした。

654レインボー

最後の考察ボードです。これまで、オリジナル有利ボード、なんとも言えないボードの2つを検討してきました。今回は754という、めちゃくちゃドンクボードを取り扱ってみましょう。
ただし、ここではBBのドンクがなかったものとします。

まずこのボード。基本的にはチェックです。
そりゃそうだ、AK、AQ、AJ、全部駄々滑ってるボード。打ってばかりじゃいられません。
でもミドルスーコネ、めちゃくちゃ絡んでます。ここでCBをしないでいつするんだ、というところでしょうか。

まぁ、そりゃあ当たってますものね。
AAもAKsもチェック頻度が高いこのボードですが、われらがミドルスーコネは基本的にはベット一択でした。
ただ、65sだけいきなり世界が変わります。ヒット&OESDだなんて十分強いのに、「現状、単なるミドルヒット」ということなのでしょうか。むしろBBがAToみたいなハンドでディフェンスしてたなら、フリーカードなんか与えたくないんですけどね。それくらい、このボードはBB有利だからレンジ全体定期にチェック頻度を担保しなくてはならない、といったところなのでしょう。知らんけど。

ここまでのまとめ

さあ、これまで2回にわたって学んできたミドルスーコネの戦い方をまとめてみましょう。

・オリジナル有利なボード AK2、AKQ
 → レンジ全体と同じようにベット

・なんとも言えないボードけど、絡んだボード 965レインボー、 フラッシュボード
 → ストレート完成なら強気でベット。フラッシュ完成ならブラフキャッチハンド扱い?
   フラッシュ完成しないミドルスーコネは、比較的打って構わない・

・BBオリジナルボード
 → レンジ全体はチェック優勢だが、ハンドが絡んでるので積極的に行ってOK

おおよそ、上記のように分類することが可能です。
なるほど、ミドルスーコネはストレートを作れるならイケイケどんどん。
フラッシュ完成ボードはそんなに派手には動かない。
Aハイなどのオリジナルボードでは、レンジ全体の選択肢ということでしょうか。

この鉄則をどこまで守れるか、そして忠実にプレイできるかは分かりませんが、ようやくこのミドルスーコネとどう向き合えがいいかが見えてきた気がします。

今回で自分がオリジナルだった場合の確認は終了です。
次回、自分がBBでスーコネだったときの対応を確認したいと思います。
お付き合い、ありがとうございました。


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