ミドルスーテッドコネクターって、どう戦えばいいの?(ディフェンス篇①)

UTGオープンに七萬と7ソーでBBディフェンスして、フロップで7のクワッズ。ドンクはせずにチェックしたらオリジナルにオールインされて「ロン!」って叫ぶ直前で目が覚めたこばやしです。
病気です。夢の中でめちゃくちゃ楽しそうにしている自分に出会えました。

現在時刻は既に20:00。寝ぼけたことは言ってないで、ミドルスーコネを自分がBBでディフェンスしたときのアクションを勉強していきたいと思います。

前提の確認

前回までは自分がHJのオリジナルでミドルスーコネを持っているときの勉強をしました。
今回は自分はBBです。LJのオープンに87s、76sでコールした場合を考えます。

念のため、お互いのレンジを確認するところから始めます。

BBだと87sに34.8%のレイズ頻度、76sには44.4%のレイズ頻度があります。
でも身の回りでこのレイズを返せてる人はそんなに多くないと感じる今日この頃。
もっと3betをポラーでしていけるようにならなくてはとさっそくの反省からスタートです。

さてさて、前回オリジナル篇では、
 ・AK2レインボー
 ・AKQレインボー
 ・965レインボー
 ・KT3フラッシュボード
 ・654レインボー
以上の5ボードを「自分がオリジナルでミドルスーコネだったとき」のケースで勉強しました。
今回は、まったく同じボードで、「BBコール側でミドルスーコネ」のケースを勉強します。

これにより、前回使った画像がそのまま流用することができます。
画像を切り出すのにかかっていた秒数、1枚あたり数十秒が短縮できるからという理由だけでそうしたいと思います。

AK2レインボー

まず、BBにドンク頻度0%です。おとなしくチェックで進みます。
そうするとこのボード、チェック頻度50%。でもベットされるとしたら36%がポットオーバーです。
諦めたくて仕方がないボードですが、ベット額ごとに87s、76sのコール頻度を見ていきましょう。

・125%ベットを受けたとき(36.2%頻度) → コール0%
・83%ベットを受けたとき(10.8%頻度) → コール0%
・55%ベットを受けたとき(1.1%頻度) → コール0% レイズ1% フォールド99%
・33%ベットを受けたとき(0.8%頻度) → コール0% レイズ0.4% フォールド99.6%
・20%ベットを受けたとき(1.5%頻度) → コール0% レイズ0.5% フォールド99.5%

分かりやすくて最高です。フォールド一択でした。どうやって抵抗すりゃいいんだ?という話ですね。
ちなみに過去の自分は、「相手がQQ、JJとかでターンで諦めて、そしたらリバーででっかくベットすれば下ろせるんじゃね?」と、余裕のコール80%とかでした。

ちなみにこのボードだと、

ご覧の通り、ベットしてくるQQ、JJとかは存在しないものとされてます。
自分に都合のいいように考えてしまう癖をなくそうと思います。

AK2は諦める。答えが分かったところで次のボードです。

AKQ

さっきよりひどくなりました。きっとこれもフォールドでしょう。
さすがに、ねぇ?

今回もBBにドンク頻度はありません。チェックで進みます。
そうすると、チェック0%のこのボード。確実にベットがやってきます。
レンジベット100%。さて結果は?

・125%ベットを受けたとき(8.9%頻度) → コール0% 
・83%ベットを受けたとき(49%頻度) → コール0%
・55%ベットを受けたとき(35.4%頻度) → コール0% 
・33%ベットを受けたとき(5.2%頻度) → コール0%
・20%ベットを受けたとき(1.5%頻度) → コール0% レイズ0.9% フォールド99.1%

AK2がフォールド一択なら、そりゃそうだった。より拍車をかけてフォールドです。
なんかミドルスーコネって「すごいやつ」感を持たれる方が多いのですが、これ、単なる8ハイですもんね。

ちなみに100BBのディープにしてもまだフォールド一択なのかが気になりました。
確認してみましょう。

余裕のフォールドです。

自分は「ディープスタックなら幅広いハンドでレイズをかえすことが正しい」となぜか思ってました。そんなわけで、スーコネでディフェンスして、1回は絶対コールしてました。

アレは頭がおかしかったというのがこれでよくわかりました。
スタックが深かろうが、このボードは無理なもんは無理。そういうことです。

・・・じゃあ逆にショートスタックだったら?例えば20BBくらいの。

だからコール頻度0だって言ってんだろうが。

必死になって、「コールすることが正しい世界線」を探しましたが、ダメでした。
このボードは、おとなしく降りましょう。
ちなみに20BBだとT2sにフォールドがほとんどありません。
みなかったことにしたいと思います。

965レインボー

余計なことをしました。

965レインボー~654レインボーまで、一度記事を書き終わってから、
「やっべ、20BB持ちの設定のままだ」と気が付きました。

「好奇心は猫を殺す」という乱暴な表現がありますが、「好奇心はこばやしの時間をめちゃくちゃ奪って二度手間を発生させる」状態です。もう一回、設定を60BB持ちに直して、まさかの2回目の記事作成に取り掛かります。

そんなイラつきはさておいて、965レインボーの勉強です。

まずこのボード、ドンク頻度0.2%。これは無視でいいでしょう。チェックした場合です。

・125%ベットを受けたとき(10.8%頻度) 
 87s → コール88.9% レイズ11.1%
 76s → コール99.7% レイズ0.3%

・83%ベットを受けたとき(23.4%頻度)
 87s → コール79% レイズ21%
 76s → コール60% レイズ40%

・55%ベットを受けたとき(20.2%頻度)
 87s → コール51.7% レイズ48.2% フォールド0.1%
 76s → コール65.9% レイズ34.1%

・33%ベットを受けたとき(0.9%頻度) 
 87s → コール37.9% レイズ62.1%
 76s → コール63.3% レイズ36.7%

・20%ベットを受けたとき(0.7%頻度) 
 87s → コール28% レイズ72% 76s → 53.6% レイズ46.4%
 76s → コール53.6% レイズ46.4%
・チェック44%

まず、GTO Wizardのバグを見つけました。
965で自分は87s前提。現時点ナッツです。ていうか、多分そのままリバーでも勝ってるでしょう。

でも55%ベットを受けたら0.1%フォールドです。
はぁ?

「いやいや、こばやしが間違ってんでしょ?」と思われるでしょう。
自分だって、何か設定をまた間違えたかと思いました。
なんせ直前まで20BB持ちの設定にしてしまってました。
なんせ、2回目なんでイライラしながら記事書いてました。

操作、あってるんだよなぁ…。そんでもって0.1%フォールドなんだよなぁ…。
まぁこれはバグです。忘れましょう。どこのバカがナッツをフォールドに回すんねん。

さあ、バグは忘れて考察のお時間です。

特徴はなんといっても「ポットオーバー打たれたらコール」です。
まぁ、さすがに強すぎるから、ということなんですかね。
ちなみに、HJのポットオーバーを打つハンドを確認します。

本線、TT+。あとはA9s。
ブラフハンドだとガットストレートドローの8持ち、7持ちといったところでしょうか。
そんなにポットオーバー打つハンドがないのに、これに自分がナッツストレートでレイズ返しても、
確かに大半がフォールドです。コールで十分ということでしょうか。知らんけど。

一方、相手のベット額が低いなら積極的にレイズを返すようにする。
そうすることでリバーでオールインできるようにまでSPRを低くしたいということですね。
知らんけど。

とりあえずバグは見なかったことにして、965ボードの勉強も終わりです。

お伝えの通り、ここに来るまで二度目です。一度は最後まで書き上げてたのですが、
心がぽっきり折れてティルト中です。

当初は前後編に分けない予定でしたが、今回はここまでにして、残りのボードはまた明日、元気な自分に任せたいと思います。

お付き合い、ありがとうございました。
次回もぜひご覧ください。

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