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エリザベス女王杯2022

○今回の重要ファクター
1.展開予想                                                  
2.直近2年間の宝塚記念、エリザベス女王杯の傾向今年の要求されるレース適性
3.トラックバイアス
4.最終予想

1.展開予想


ローザノワール   逃げ 想定17人気
ウインキートス   先行 想定13人気
ウインマリリン   先行 想定5人気
マジカルラグーン  先行 想定10人気
スタニングローズ  先行 想定2人気
クリノプレミアム  中段前方   想定16人気
アンドヴァラナウト 中段前方 想定7人気
ウインマイティー  中段前方 想定11人気
ホウオウエミーズ  中段 想定18人気
ジェラルディーナ  中段 想定4人気
ナミュール     中段 想定3人気
イズジョーノキセキ 中段 想定8人気
デアリングタクト  中段 想定1人気
ピンハイ      中段 想定6人気
ルビーカサブランカ 後方 想定12人気
アカイイト     後方 想定9人気
テルツェット    後方 想定15人気
ライラック     後方 想定14人気

○天気予報

馬場:稍重から重馬場想定。

○展開予想
阪神芝2200mは芝2000mのスタート位置を4コーナー方向へ200mずらした位置からのスタート。スタートから1コーナーまでの距離が大阪杯や秋華賞と比較して200m伸びる為、スタート後の2Fはペースが流れやすい。

ハナはローザノワール。
先行集団にはマジカルラグーン、ウインマリリン、ウインキートス、スタニングローズ。
外目の枠に入ったウインマリリン、キートス、マイティーはできる限りうちに入れたい為、スタート後のポジション争いにより2コーナーまではややペースは流れる。
ローズノワールが2馬身離して逃げたまま向正面に入り、隊列は落ち着き、ペースもスタート後の2Fよりも落ち着く。
1000m通過は重馬場も考慮して60秒〜60.9秒台で通過と予想する。
3F過ぎより後方のアカイイト、ルビーカサブランカなどが徐々にマクリながら位置を上げ始めにかかり、直線を迎える。


2.直近2年の宝塚記念・エリザベス女王杯傾向
今年の要求されるレース適性


エリザベス女王杯は阪神芝2200mで行われる非根幹距離のレースであり、東京2400mの主流とは相反する反主流の能力が求められる。

主流(主流馬場):中央競馬場の根幹距離で行われるレースで日本型の早い上がりが要求される条件。
上がり3F: 33秒台前半〜34秒台後半

反主流(反主流馬場):中央競馬場の非根幹距離または米国や欧州で行われるレースで米国型の持続力や欧州型の馬力が要求される条件。
上がり3F: 35秒台以降(米国や欧州は除く)
※重・不良馬場で上がりを要する場合では主流から反主流の条件に変化する。

○直近2年の宝塚記念・エリザベス女王杯傾向

👉2020年宝塚記念 稍重前半5F60秒 外差し有利

1コーナー2桁番手の馬が2頭が2.3着


👉2021年宝塚記念 良前半5F60秒 内前有利

4コーナー4番手以内で決着


👉2020年エリザベス 良前半5F59秒 フラット

1コーナー2桁番手の馬で馬券内独占


👉2021年エリザベス 良59.3秒 外差し有利

1コーナー2桁番手の馬が1.3着
👉この年は前半のペースが流れた上に、3コーナー過ぎから先行が逃げ馬を早めに捕まえに行ったかつ、
後方の馬もマクリをしたことで差し決着となった。

過去の傾向から
①外差しの時は1コーナー2桁番手で通過した中段〜
 後方の馬が長くいい脚を使い好走。
②内前有利の時はロスなく立ち回った馬が好走。


○今年の要求されるレース適性

今回のレースは注目すべき点
①逃げ・先行馬が少ない
②有力馬の多くが中段以降の位置取り


ローザノワールが単騎逃げ濃厚だが、スタートは早くない為、そこまでペースを流さない。他の先行馬のウインマリリン、ウインキートス、マジカルラグーンも騎手の特徴も含めて主張しないかつ競りかけるタイプでない為、隊列は落ち着くことが予測される。

2021(前半5F59秒) 2020(前半5F59.3秒)
よりも前半5Fはやや落ち着く60秒台になるだろう。

阪神芝2200mはラスト5Fからラスト1Fの急坂まで下り坂が続く為、ラスト5Fからのロングスパート戦となる。

必要となる適性
①長く加速できること
②ロングスパート戦に対応できる持続力
③ラスト1Fの急坂をこなせる欧州的な馬力
④スタミナ
⑤内有利のバイアスの場合は立ち回り力

血統面
①父、母父共に欧州型の馬の好走が目立つ。
②サドラーズウェルズ系
②トニービン
③ロベルト
を内包している馬が好成績を残している。

○父、母父が欧州型の馬

・イズジョーノキセキ
・デアリングタクト
・マジカルラグーン

○サドラーズウェルズ系内包

・イズジョーノキセキ
・デアリングタクト
・マジカルラグーン
・ローザノワール

○トニービン内包

・アンドヴァラナウト
・ピンハイ
・ホウオウエミーズ

○ロベルト内包

・アカイイト
・イズジョーノキセキ
・デアリングタクト
・ジェラルディーナ

例年よりも前半が落ち着いた流れからロングスパート戦になる為、外差し馬場であっても極端な後方からの差しは期待しにくい。
※3コーナーより後方勢が早めに動く展開となれば逃げ、先行馬が厳しくなり差しも届きやすくなるが、
今年の先行馬にはタフなレース展開や持続力を求められるレースにおいて高パフォーマンスを発揮できる馬が多い為、展開の恩恵待ちの馬では差し競馬で入着するのは難しい。
差し馬は2000m以上の上がりがかかったタフな重賞実績が要求される。


3.トラックバイアス
11/12 土

阪神3R 2000  61.2秒  Sペース
前半3F36.3  後半3F35.2

ペースが落ち着いた為、4コーナー5番手位内で決着
勝ち馬は4コーナーにかけて外より徐々に進出して差し切り


阪神5R 1600  59.5秒  Mペース 
前半3F35.5  後半3F35.0

ペースがやや流れたこともあり1.2着馬は差し馬。
勝ち馬は内に持ち出して差し切り。
2着馬も外より差して入線。


阪神9R 2000  61.8秒   Sペース
前半3F37.4  後半3F34.6

ペースが落ち着いた為、4コーナー3番手位内で決着。

阪神11R 1600  59.0秒   Mペース
前半F35.3  後半3F34.2

ペースがやや流れたこともあり2着馬が大外を回し入線。


阪神12R1400  59.9秒  Sペース
前半3F36.3   後半3F33.6

ペースが落ち着いた為、4コーナー4番手以内で決着。


11/13 日

阪神3R 1400  58.5秒  Hペース
前半3F34.9   後半3F36.3

ペースが流れた為、外差し決着。


阪神4R 1600  60.0秒   Sペース
前半3F35.5  後半3F34.7

ペースが落ち着いた為、4コーナー5番手以内で決着。


阪神5R 1800  63.1秒   Sペース
前半3F37.5  後半3F34.7

かなりペースが落ち着いたが、勝ち馬は内を差し切り勝ち。2着は2番手から粘り残り。3着は外に持ち出して入着。


阪神8R 芝2200 内 60.0秒 Mペース
前半3F35.0秒 後半3F36.8秒

ペースはやや流れたものの、4コーナー8番手以内で決着。
注目すべき点は上位入着した各馬は道中を内で溜めて、4コーナーで外に出す競馬でロスない立ち回りが目立った。

トラックバイアス傾向
①内回りコースは4コーナー5番手以内で決着
②外回りコースはペースが流れたこともあるが差し  
    馬の台頭あり。
③直線の進路は内外フラット。
👉明日の雨により内外の有利を見極める必要あり
👉基本的には先週同様で前有利のバイアス

最終的にバイアス

・極端な差しはペースがかなり流れないと望めない
・ペースが落ち着けば道中10番手以内の比較的前で立ち回れる馬から勝ち馬が出る。
・直線での進路は内外共にフラット
👉馬場の真ん中どころを通った馬がやや有利
👉内ラチから4.5頭目がビクトリーロード!!


4.最終予想

◉4デアリングタクト
○5マジカルラグーン
▲17ウインマイティー
穴 14アカイイト
△10スタニングローズ
 13ウインマリリン
 7イズジョーノキセキ
 12ルビーカサブランカ

※変わり身を見せる可能性がある馬
8アンドヴァラナウト
👉これまで直線でスピードを求められるレースが多かった。今回のスタミナが求められる展開で鞍上が名手ムーアに変わることで今までにない違った一面を見せる可能性がある。

馬券
単勝4
ワイド4 - 5.7.8.12.13.14.17
           5 - 7.8.12.13.14.17
3連複4 - 5.10.13.14.17 -  5.7.8.10.12.13.14.17

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