【映画】ウルフオブウォールストリート

「ジョーダン・ベルフォート」という実在する人物の半生をブラックコメディ調に映画化した作品。ジョーダンを演じたのはレオナルド・ディカプリオ。

原作はジョーダン・ベルフォート氏の著書「ウォール街狂乱日記―「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生」。
以下はあらすじと、観た後の私の感想。

ベルフォートは学歴や経験もない状態でアイデアによって、ウォール街の歴史ある証券会社に入社。
しかし、いざブローカーとして働き始めようとしたその日、1987年10月19日、ブラックマンデーと呼ばれる大暴落によって入社した会社が倒産。株仲介人以外の道も視野に入れながら求職していたところ、新聞の求人で、店頭公開株の専門会社を見つける。
資金を集め、自分で会社を設立して成り上がっていくといったストーリー。

私の好きな名言は、やはり「このペンを俺に売りつけろ」。ドラッグの売人をしていたブラッド・ボブニックの返しには思わず唸った。商品が如何に良いものであろうと、それに需要がなければ売ることは出来ない。しかし逆に
いえばどんなものでさえ需要を作り出せば売る事が出来る、それを作るのは売り手の技術の見せ所である。

ジョーダンは違法な事をなんでもしていて、参考にしてはいけない面の方が多い。しかしながら、世間体を一切気にせず、ただ自分のやりたい事を突き通す姿勢は特に日本人には刺さる部分が多いのではないだろうか。自分も世間体を気にせずやりたい事をやり切ろうと鼓舞してもらった気分だ。

また、やはりレオナルド・ディカプリオの演技は最高だった。全身をダイナミックに使った熱の入った演説、小さな表情動きで相手に付け入ろうとする狡猾さの表現で終始映画に見入ってしまう。

*私の評価
8.9/10
*一言
金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる、自分のやりたい事をやらなければ!と人にインパクトを与えるような作品。

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