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関カレ会場でヒーローに遭遇 

 軽く飲んで明け方に就寝の予定が寝付けず。写真の送信やゲラの確認先を整理したりしてるうちに日が昇ってきたので、久々に徹夜を敢行。横浜・日産スタジアムへ関東インカレを見に行く。
 インカレの会場では、ちょっとした陸上好きなら「オッ」と唸りそうな方々、箱根の選手や監督はもちろん、伊東浩二、高野進などなどがウロウロしている。セコさんなどあまりに普通に歩いているので気にとめる人が少ないくらい。楽太郎が歩いていたほうが驚くはずだ。
 で、お目当ての男子5000メートルを前に男子200メートルのカネマル君などを見ながら眠さを堪える。
 すると目の前の通路をシドニー五輪のマラソン代表、佐藤信之が通過。直後、ボクの座っている客席の少し横辺りに、知り合いがいたらしく立ち止まって話しをしはじめる。
 スーツをビシッと着こなしたその話し相手の髪型はパーマで、少々高めの声。ダレだろうと思ってみてみるとなんと、ボクの少年時代の超スーパーヒーロー中山竹通じゃあないかぁ!!
 マラソンの元五輪代表同士がボクの横で話している。眠かったが「実は夢でしたチャンチャン」とかいうオチではない。まるで夢のような光景だが、この目でしっかりと見た本当の話しだ。
 中学生の時に友人と映画『ゴットファーザー』を見に行く約束を断ってまで行った、「磯子マラソン」で見て以来、本物の中山が横にいる。「ファンなんです握手してください」とストレートに言うべきか、それとも「こういうものです」と名刺を出して取材にかこつけるか…。佐藤が去った後も大学の関係者の方々と話し込んでいたので声をかけられずじまい、と言うのは半分言いわけで声をかける勇気が無かった。
 ちなみに男子5000メートルの内容は隣の中山が気になってほとんど覚えてない。
(2006年5月22日)

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