見出し画像

おうちつまみ細工についての考え方

おうちつまみ細工についての考え、これまでの教室課題やキットとは180度…まではいきませんが、90度くらいは考え方を変えた、というお話です。

つまみ細工へのハードルを低く

おうちつまみ細工、レシピ配布自体は期間限定とはいえ、基本無料でできるものですし、かなりハードルを低く低く、設定しています。
「作ったことのない方」に向けているので。


また、第一回、二回に扱った「縫いつまみ」、弊社の中では

「キット、あるいはレシピだけで教える」(半分通信講座みたいな感覚)ことに元々抵抗感がない
ものです。なのでレシピ 化もサクサク進みました。

さて。

かたや「江戸つまみ細工」

第三回から江戸つまみ細工になります。
この糊を使う伝統的な細工、教室では

「キット買ったけど作れなかった」
「他で習っていたけどもっと技術的に上のものを」

と言う方が多い。

なので、【売るだけで完結】してしまうキットというものは、これまでは、一切考えていませんでした

最後まで責任を持てないのに販売するのはどうなのか

店頭で売って、お客様は持ち帰って家でつくるわけですが、そこに弊社は手を出せない。

以前、デパート出店していた時に、「半オーダー」のような形で、急ぎだということでレシピと資材一式を販売したことがありました。

その後どうしたかなあと思っていましたが、約半年後、同じデパートさんへ出店していたら、その時のお客様が一式を持ってこられて
「作り方忘れてしまったのでもう一度教えて」下さいというではありませんか…

それは…そうですよね…😭
無理だろうなと思っていたのですが、当時はお断りする術を持っていなかった。
あの時は申し訳ないなあと思ったものです。

そんなこともあって、レシピだけ、キットだけの販売は
「困る人を増やしてしまうから」やらない、
「手の届く範囲の方にはしっかり習ってもらう」

をモットーにしてやってきたのです。

作り方がわからなくなっても、間違って作っていても、形が歪んでいても、強度が弱くても…手を出せない。

教室なら、「ここはこうした方がいいよ」とアドバイスできる。

売りっぱなしにしてしまうと、最終的な作品になる時、中途半端なものになってしまう可能性が高いから、それはできない…

タイッツーでならできるかも?

で、去年からタイッツーを始めて。

登録してすぐに意識したのは
目の前にお客様がいると思って説明を書く」こと

店舗にふらっといらっしゃるお客様は、当然ながら「つまみ細工」そのものを知らない方も多いです。

で、聞かれることにひとつずつ答えていくのですが、それをタイッツーで書く、という感じです。

そうしたら、それを読んで、「つまみ細工とはなんぞや」を、すごく前向きに知ってくれる方がたくさんいらっしゃった。

もちろん、最初から知ってる、持ってる人、使ったことある、そんな嬉しい言葉もみかけました。
皆さんの思い出の中にあるつまみ細工やかんざしのお話も。

noteのアクセス数

やっぱり、知らない方が多い分野です、タイッツーの投稿をまとめたnoteのアクセス数も
激増
したんです。

(noteは「いいね」しなくても、読んでいただければ、アクセス数としてデータでこちらに伝わりますのでお気軽に)

たくさん読んでくださってる=興味持ってくれているんだなあ…と、気付かされたわけです。

で、タイッツーの話に戻ります。

相互にやり取りできるし、キットでもできるかも??」って思いました。
相互にと言っても、おうちつまみ細工開始時は、まだリプライ機能はなく、メンションのみでしたが、タグ機能などはあり、それで拾えると思いました。  

なによりまず、皆さんの熱量がとても高かったですし…!

で、まずは収益性考えないで開始しようと。

当初、読んでくれているのがどんな方なのか(読んでいるだけなのか、つまみ細工を作りたいのか、作るならどういう風に作りたいの)、判別がつかないこともあり、

「レシピのデータ作って配布かな。収益考えないで、まずは『知って』もらおう」という方向性でした。

でも、それだとたぶん半年くらいで終了してしまう企画です(予算的に)。

それくらいの短いものでも、興味持ってもらえたらいいかな、って。
あとは、

一般の人がどんな気持ちでつまみ細工を知っていくのか知ることができる
という市場調査みたいなことも、使い方次第では可能なツールなので(地道なエゴサですね!笑)

収益考えない&手に取りやすいのは「縫いつまみ」かな

まずはつくる側にとってハードルが低い、縫いつまみで始めることに。

ハードルが低い=針と糸は大抵の人が持っている!

ここで、松浦さんとのコラボの話になるのですが、その場合は商品として販売→タイッツーに還元できないと意味がないな(タイッツーきっかけのコラボ商品なので)ということで、キット商品を開発することに。

ここの流れは偶然の産物でしたし、ありがたかったなあと思います。
(イラストや絵を描く方がどんな風に髪飾りやかんざしを見ているのかも、他の方からの反応含め、とても勉強になりました。
後々生きると思います)

ありがたいことに皆さん様々な方法で参加してくださって、可愛い作品楽しませてもらっています😊

そして、コラボ商品もたくさんお買い上げいただきました。

この流れの中で、江戸つまみ細工も続けられそうな気がしてきたのです

江戸つまみ細工は、最後まで面倒見られないならやれない、という当初の考えをやめることにして。

直接教えるに越したことはないですが、単純に楽しんで、おうちで作れるもの…と考えればいい。

あとは教室に来られない方が圧倒的に多いですしね。
「入り口に 」立って下さる方が本当に多かったので、その先を作ろうと。

一応たまに検索したりして、

「こういう要望があるのかふむふむ」とか「これは無理だけど頭に入れておこう」とか、

作戦練る時の参考にさせていただいています。

教室よりゆっくりペースにはなりますが、季節感やその時の流れを大事にしつつ、レシピを作ってゆるゆる配布していこうと思います。

例外を除いて、基本的に全てのレシピでキットを用意しますので、こちらもぜひご利用下さい😊🌸✨

次回配布は1/28(日)10時ころ〜!

キットはすでに販売中です。(売り切れカラーもあります)
1/19までのご注文は1/28のレシピ 配布前に、お届けいたします。


盆栽町つまみ細工教室
株式会社東京クラフト
埼玉県さいたま市北区盆栽町84-2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?