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つまみ細工の歴史 第四回〜現状から未来へ


※このシリーズは、何回かに分けてタイッツーに投稿した内容を、まとめて推敲加筆しています

色々な業種で
工場が少なくなっている


工場の廃業が進む…の話をしたことがあります。
国内の工場に仕事が行かなくなり、海外に拠点を移す会社が増えた…のがここ数十年。

海外の工場に仕事をしてもらうということは、日本国内の工場は仕事はなくなりますので、当然廃業するところも多くなります。

つまみ細工業界に置き換えると

海外工場に製造拠点を移した会社ももちろんあります。

でも、海外だからといって機械化は無理

機械化できない工場って何?

人件費が安いから、他国の工員さんを育成して作るわけです。
なので、手作りには変わりない

発注システムも難しくて、

  • ひとつのセット内容

  • 全く同じ色で数十の単位

…でしか発注できない。

何色も並べたかったら、その分の数を発注しないといけない。

コサージュ髪飾りがたくさん出回って安く買えるのは、そのシステムがうまくいってるから。

つまみ細工の売られている総量が少ないのは、手で作ってることと、そのコサージュ髪飾りに価格で負けたからでしょうね。

手で作ればどうがんばっても高いです。

で、仕上がってくるかんざしを見ると何か違う

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