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Suno AIを丸2日使用した感想

初めに


久しぶりのAIに関する記事です。
12/13に作曲自動生成『Suno AI』が出ました。
今年2023の初めに出た作曲自動生成に比べ品質はかなり高いです。
まずは https://app.suno.ai/ に行って実際に確かめると良いと思います。

使い方

簡単に言えば歌詞を入力してジャンルを入力して『Create』ボタンを
押せば簡単に曲が自動生成されます。
詳しく知りたい方は『Suno AI 使い方』で出ますので
そちらをご覧ください。

DTMerからの視点

有料会員になり丸2日使用した感想からまず言いますと
生成した状態のままでは、ほとんど使い物にならない。
有料会員は生成した曲を売れるらしいけど
こんな状態の曲は誰が買うのですか?と思いました。
10円でも出したくないな。

使えない理由
①短い歌詞しか対応していない。
②1:20しか無いのに無駄なイントロが多くてサビまで生成されない。
③品質は128kbpsなので音質は当然、悪い

ほとんど使えないのであり全く使い物にならない訳では無いです。

①歌詞を短くする。
②イントロで歌い始める曲が出るまで回す。
③上記内容に含めBPMが速い曲が出るまで回す。

これで②、③の条件を満たしお気に入りの曲が出来るまで
回すのは、かなりの運ゲーに近いです。
無料会員だと、ほぼ無理に近いですね。

ようやくお気に入りの曲が出来た時点で
次に音源分離させます。耳コピ出来る人はさっさとしても良いでしょうが
採譜する位ならFL Studioなどを使用して分離させた方が早いです。
FLなんて無いよって方は
https://vocalremover.org/ja/splitter-ai を使うと良いでしょう。

で上手く分離が出来れば良いのですが出来なければ
再び①へ戻ります。これが物凄くフラストレーションが溜まります。

上手く分離が出来たら耳コピして採譜開始となります。
これも面倒だよ。と思う方はMelodyneを使って
各パートをMIDI化して貰いましょう。
当然100%MIDI化される訳では無いのであくまでも
目安的なMIDIになります。

で、ここでようやく編曲が開始出来るぜ!と言う流れになります。
編曲すると言っても所詮はAIが作った曲なので不自然な箇所が
要所要所に出て来ます
。この辺はAIイラストと一緒なイメージですね。
ぱっと見は綺麗に見えても、よく見れば変な箇所がある。ってやつです。
修正に関しては中級DTMer以上なら苦も無く修正は可能だと思います。

で、出来た曲がこれです。
何となくK-Pop風にしようと思って生成したら意外と①~③の条件が
満たされたので、一気にここまで作りました。
ちなみに生成中にサビが途中で切られたので編曲して伸ばしました。

Vocalは極力、綺麗に聞こえるように
EQ処理やコーラスやM/S処理やコンプやらを使ったりしています。
その辺もDTMerなら説明する必要が無いので割愛します。
Boot系を作る時に使用するVocal処理に近いですね。
しかし生成してから、これに完成するまで4時間程度で出来ました。

お勧めプロンプト
Hip-Hop、K-pop、EDMなどのLoop物
苦手とするプロンプトはJ-core
何度やってもAメロで終わる。酷いのは歌い始めずに終わる。
J-coreっぽいのを出したいのであれば
Anison、Dance、High Speedと入れれば比較的に近い音が出ます。
またプロンプトの最後にMajor または Minor Scaleと入れると
こちらも比較的に、そのスケールで生成されました。

実際にフルで戦線に立たせようとするならば
もう少し様子を見て最低でも3分生成される状態が出来るまで
待つのが正解な気がします

現状、β版なので来月か再来月には何かしらのバージョンアップが
されると思ってます。

僕は実験的な意味も含め1カ月会員になったので
残り200曲くらい生成して遊んでみます笑

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