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Leonardo AIで二次絵に挑む②

①はじめに

先日、利用可能になったLeonardo AIについて、商用利用が可能ということで、現在を含めて色々と学習しています。

商用利用に関しては、Leonardo AIのFAQに下記の内容が記載されているので、心配がある方は事前に確認しておくと良いでしょう。

Can I use the images generated by the platform for commercial purposes?

Yes, you can use the images generated by the platform for commercial purposes. This applies to images created by free users too.

※注意!!
このLeonardo AIには、Image To Imageという機能があり
勝手に拾ってきたイラストを基にほぼ同等のイラストを生成できます。
しかし、最近ではイラストの無断使用が問題となっており、
許可されていないイラストは使用しないようにお勧めします。
自分で生成した方が、そのような問題を避けることができます。

②有料会員になる

フリー会員の場合、1日に使用できるトークンは150となります。
これまでに生成してきた作品から推測すると、理想のイラストを完成させるには平均で100~150トークン程度必要です。
しかしながら、AIの生成には運に関わる要素もあるため
うまくいけば80トークン程度で済む場合もあります。
要するに、自分が納得するイラストを作り上げるには
有料会員になった方が得策です。
私は月1200円前後の1カ月会員になり8,500トークンを利用しています。
商用利用が可能なので、その分を何処かで回収すれば良いと考えています。

③基となるイラストを探しRemixする。

まず、生成するFinetuned Modelは全部で8種類あります。
二次イラストに使えるモデルとしてはDreamShaper3.2またはV5が適していると感じました。
したがって、DreamShaper3.5から自分が思い描くイラストを
生成してみることをお勧めします。

これをベースに生成して行きます。
※基イラストはDreamshaper3.2サンプルの下の方にありました。

プロンプトは
emale mathematician, catgirl, shoulder length black hair, smile, blackboard, write on blackboard, Full body Beautiful anime style girl, clean detailed faces, no clothing, analogous colors, glowing shadows, beautiful gradient, depth of field, clean image, high quality, high detail, high definition, Luminous Studio graphics engine, cute face, slim waist, nice hips, young, blush, kawaii, child-faced, cute eyes, cute ears, ribbon, cute teeth, laugh

Negative Prompt
2 heads, elongated body, 2 faces, cropped image, out of frame, draft, deformed hands, twisted fingers, double image, long neck, malformed hands, multiple heads, extra limb, ugly, poorly drawn hands, missing limb, disfigured, cut-off, kitsch, ugly, low-res, Deformed, blurry, bad anatomy, disfigured, poorly drawn face, mutation, mutated, floating limbs, disconnected limbs, out of focus, long body, disgusting, poorly drawn, mutilated, mangled, extra fingers, duplicate artifacts, morbid, gross proportions, missing arms, mutated hands, mutilated hands, cloned face, missing legs

生成して行く中でバグが少ない自分のNegative Promptに変えます。
nsfw, blurry eyes, two heads, two faces, plastic, Deformed, blurry, bad anatomy, bad eyes, crossed eyes, poorly drawn face, mutation, mutated, extra limb, ugly, poorly drawn hands, missing limb, blurry, floating limbs, disconnected limbs, malformed hands, blur, out of focus, long neck, long body, mutated hands and fingers, out of frame, blender, doll, cropped, low-res, close-up, poorly-drawn face, out of frame double, blurred, ugly, disfigured, too many fingers, deformed, repetitive, grainy, extra limbs, bad anatomy, airbrush, zoomed, deformed, extra limbs, extra fingers, mutated hands, bad anatomy, bad proportions, blind, bad eyes, ugly eyes, dead eyes, vignette, out of shot, out of focus, gaussian, closeup, monochrome, grainy, noisy, text, writing, watermark, logo, over saturation,over shadow, mutated hands and fingers,

生成する画像サイズは最大で1536x1536に設定できますが
このサイズで生成するとNegative Promptをたくさん入力しても
キメラが誕生する可能性が高いので避けることをお勧めします。
各種Finetuned Modelに適した画像サイズを使用しましょう。
DreamShaperの場合は、640 x 832が適しています。
注意すべき点として、生成できる画像の最大枚数は4枚となっていますが
これらは別々の画像ではなく、1つのグループとして生成されるため
1枚目が気に入らない場合、残りの3枚も気に入らない可能性があります。
そのため、1枚ずつ生成することをお勧めします。

プロンプトを確認すると、猫耳や黒板などが含まれているため
それらを削除しましょう。
イメージしているものがある場合は、それを追加しましょう。
自分は、クールな二次イラストを生成したいため
バッドガールを主題に、レーザーを背景に、ストリートファッションを
着たイメージにしました。

そのPromptがこちら
smile, bad girl, a cute girl, street fashion, lazer sense, short length pink hair no clothing, happy, Full body, Beautiful anime waifu style girl, Full body Beautiful anime style girl, clean detailed faces, no clothing, analogous colors, glowing shadows, beautiful gradient, depth of field, clean image, high quality, high detail, high definition, Luminous Studio graphics engine, cute face, slim waist, nice hips, young, blush, kawaii, child-faced, cute eyes, cute ears, ribbon, cute teeth, laugh


完成したのがこちら。
ピンクの髪の毛が反映されていないのですが、これで良しとしましょう。
また、胸に不要なレーザーが追加されているので消したいですね。
ここで登場するのがEdit in Canvasで、不要なものを消したり
必要なものを追加したりすることができる優れた機能です。
しかし、この機能を使うためにはトークンが必要であり
1回の生成につき5トークン必要ですぐに一日の150トークンを
使い果たしてしまうことになります。

Edit in Canvasを使用する際は
PromptとNegative Promptをメモ帳などにコピーしておきましょう。

それを貼り付け、何度かGenerateを繰り返し、このイラストを完成させました。

不要な部分を消す際には、可能な限り小さな範囲で、かつ確実に不要な箇所を消すようにしてください。1mm残っているだけでも、それを基にバグが発生する可能性があるので、注意が必要です。これは画像を大きくする際にも必要となるテクニックです。

③合体させる

②をベースにして、プロンプトを変更して何種類かの生成を行います。
ただし、異なるAIを使用する場合、同じプロンプトでも生成するイラストが
異なりますので、そのまま使用することはできません。
ChatGPTを利用して、イメージする言葉をプロンプトとして
書いてもらうことが最も迅速な方法です。
ただし、イラスト内に文字のようなものがある場合
合成時にその部分も変更されるため、Edit in Canvasで消す必要があります。

取り敢えず2枚を生成して貰いました。
この2枚のトークン数は各150でした。
先程の生成したイラスト達をImage Promptで合体させます。

繰り返し行うことで、より理想に近いイラストの生成が可能になります

④商用利用に耐えられるイラストにする。

最初に生成した黒いタンクトップのイラストを正方形に変更しましょう。
そのために、再びEdit in Canvasを使って修正したイラストをLeonardo AIのImage to Imageに読み込ませます。
Init Strengthはデフォルト値のままで大丈夫です。
Promptは、このイラストを生成するために使ったものを使用します。
余白を追加する場合は、少しずつ追加していく方が良い結果が得られます。
余白の追加範囲は、Canvas上の白点と白点の間くらいが良いでしょう。
このように余白を徐々に追加していくと、正方形のイラストが完成します。

ちなみにここまで使用したトークン量は50トークン。
1日の利用可能な1/3を使用しています。

完全な正方形にはなっていませんが、これでサンプルとしては十分としましょう。
何よりもトークンを使い果たすので、これ以上はやめておきます。

再び、これをImage to Imageで読み込ませます。
読み込ませた際の画像サイズが変わりますが、読み込みだけで良いのでImage Dimensionsは弄りません。

最後に行うのがCreative Upscale

最終的に2032 x 2544ピクセルと言う巨大サイズのイラストが完成しました。
60トークンがあっと言う間に消えました…。

これで以上となります。
当然ですが、いかに良いREMIX可能作品を探せるか。
いかにLeonardo AIと相性の良いプロンプトを見つけるかが重要です。

500円~1000円位でREMIX可能な素材の販売を検討しています。


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