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【無料です】GPTsゲームの作り方について

GPTsクリエーターのAI-MUです。

最近、ずっと自身の作ったGPTゲームの「宝石戦士ジュエリスト♢エンジェルス」の調整にほとんどのGPT-4の回数を使ってしまっていて、新しいGPTsの作成に取り掛かれない状況が続いていました。
おそらくあと2回くらいGPT-4のcap表示を見れば、意図した動きの再現性が高まるかなと考えてまして、このタイミングでGPTゲームづくりに関して考えたことをまとめて置こうかなと思います。

宝石戦士の生成画像です

GPTゲームの企画について

まず作り始める前の段階で考えたのは、ゲームシステムがテキストベースの上で楽しめるのか、ということです。
最初に考えたのはゲームブック形式でした。
元々は本のようなテキストベースの物で、挿絵があるとさらに盛り上がる。
必要な要件としては選択肢の提示ということで、そのラインを守れば面白いものになるのではないか、そこにGPTならではの自由入力が加われば作者の意図を加えなくてもオープンワールドを自由に楽しめるのではないかと考えたのがこちらのゲームです。
The Fate of the Brave - Completely Open World RPG

これを完成させた後は、ゲームブック形式のパターンのバリエーションがどう増やせるかということで、こんなのを作りました。
Shooting Game "Sniper G13 - 正義の狙撃手"
スナイパーとなって巨悪を倒すというゲームなんですが、当時はゲームシステムの部分を追い込みきれてない印象もあり、かつChatGPTのコンテンツポリシーで、マフィアのボスとか、個人名のある画像が生成されなかったりして、GPT-4の回数制限さえなければその辺りをもっと追い込んで改善していきたいゲームです。

その次にテキストベースをトークベースと捉えて人狼ゲームを作成しました。
Werewolf Game Master 人狼ゲームマスター
ひとりでプレイできない人狼ゲームをAIたちとの会話で行えるというメリットはゲームを企画するうえで考慮した、AIの強みを活かしていると感じます。

あとはユニークかどうか。その点を考えて作ったのがこちら
Escape from Deserted Island - Extreme Survival
無人島サバイバルゲームです。
ゲームブックタイプで、ユニークな題材を与えるという発想から生まれたゲームで、このパターンをしっかりテンプレート化すればいろいろなゲームに応用できるなとも考えています。

ということで、まず考えるべきはテキストベースで伝えること、AIの強みを活かせるかということ、ユニークか、ということで、総合してユーザーが楽しめるゲームシステムが構築できるのかということが重要だと考えています。


GPTゲームのボリューム


GPTsでゲームを作る場合に、考慮すべき点はやはりそのボリューム。
楽しむためのターン数がどのくらいになるのかということでしょう。
現時点で3時間で50回というGPT-4の指示回数制限を使うので、可能であればそのcapに到達する前に終わるものが望ましいと考えています。
その辺りはこちらの記事でも触れています。

ゲームブック形式でオープンワールドのゲームは際限なくターンを使うので、回数制限に到達しやすく、次にプレイできるのが3時間後になってしまうため、このゲームとしてのボリュームを考えたいところです。

それを考えて作ったのがジャンケンをベースにしたカードゲーム
R.S.P. Janken Master
でした。
単純で空き時間にちょっとプレイできる、そんな感覚を目指して作ったものです。

いろいろなゲームがGPTsで開発されていると思いますが、ボリュームを考えるという部分には、プレーヤーにルールを説明する部分も含めて考慮するべきだと考えていて、ジャンケンゲームはその中でももっともシンプルな最適解なのではと思っています。


GPTゲーム内の画像生成


ゲームというからにはやっぱり魅力的なビジュアルは必要だなと思っています。
ジャンケンゲームでも画像生成を使うことで、テキストだけで行うゲームよりも楽しめるゲームになっていると思います。
が、しかしやっぱり魅力的なキャラクターが生成されるゲームには、ユーザーに大きな魅力を提供できるでしょう。

ということで前述の企画、ボリュームを考慮したうえで魅力的な画像を提供できるゲームということで開発したのが、今調整中の「宝石戦士ジュエリスト♢エンジェルス」でした。


宝石戦士のさくらちゃん。だいぶ生成が安定しました。

このレベルまでゲーム内の生成画像のクオリティを高めて行くと、再現性という部分でかなり苦しみます。
その辺りの解決策は以前のNOTEでも書いていますが、画像をゲームの魅力とするのであれば、安定して良い画像が出るというのは必須条件ではないでしょうか。

そしてその画像に魅力があればあるほど良いと考えます。
ただOpenAIのコンテンツポリシーもあるので、それに反しない範囲でプレーヤーが魅力的と感じるような画像が生成できるのかという条件があります。

カッコ良い画像でも過度なバイオレンスはNGですし、女性の魅力を活かす画像でもセクシー過ぎるとNGというその辺りの魅力で、コンテンツポリシーに反せず画像が表示されるギリギリを攻めるためには、やはりプロンプトをどうするのかということが非常に重要だと感じています。


画像生成プロンプトには工夫が必要です

この辺りのプロンプトに関しては、自分自身で画像生成を学ぶためのGPTsを作成して、試行錯誤を繰り返しました。

Anime Artist - チャットでアニメキャラ

このGPTsは公開してますのでどなたでも利用いただけます。
アニメキャラで生成できるラインを確かめるのを簡単に試行錯誤できるので便利です。

PCであれば生成した画像のインフォメーションを確認できるので、GPT-4がDALL-E3に出した命令を確認しつつ、必要な要素をゲーム内の画像生成に盛り込んでいくことで、調整を進められると思います。

AIMUがこれまでに作ったGPTsゲームたちを紹介します(随時更新)

これまでにAIMUが作成したGPTのゲームをまとめました。
もし良かったら遊んでやってください。


最後に

本格的なこの辺りのお話は、いつか有料NOTEとかにまとめて出しても良いかなと思っていますが、GPTゲームを作成するうえでどなたにも参考になる情報かと思います。

近日中にローンチされるGPTストア目指してGPTsを作成されている方たちの参考になればと思います。

ということで、最後にお願いですがこの記事が参考になったと思われましたら、ぜひスキしていただいて、この記事をいろんな場所で紹介していただければ幸いです!

まだまだ皆さんの参考になる記事を書いていきますので、フォローもぜひお待ちしております!

それでは今回はこの辺で。
またお会いしましょう!
チャオ!


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